Blender Foundationは10月14日、オープンソースの3DCG制作ソフトウェア「Blender」の開発基金にAppleが参加したと発表した。
Blenderは、無料で使用できる3DCGソフトウェア。極めて高機能な点が特徴で、モデリングやスカルプティングに加えてUV展開やVFX、アニメーションにも利用可能。オープンソースソフトウェアとして開発が進められており、現行最新のstableなバージョンは「2.93.5」。長期サポートが得られるLTS版「2.93」も用意されており、Windows、macOS、Linuxで利用できる。
今回、この開発基金にAppleが参加することが明らかになった。発表の中で、Appleは基金への寄付に加えてエンジニアリングにおける専門知識、その他の追加のリソースをBlender本部や開発コミュニティに提供するとしており、アーティストや開発者を支援していくという。
なお、Appleが加わった基金の「Patron」はAMD、Amazon Web Service、Epic MegaGrants、Facebook、NVIDIA、unityが名を連ねる最高ランク。その下には企業枠としてGold、Silver、Bronzeが設定されているほか、月々の支払いで支援できる個人枠も用意。月々の寄付するプランに加え、一回ずつ支払う方法もある。詳細はfund.blender.orgに詳しい。