通常、iPhoneで撮影した写真にはGPSで取得した位置情報が記録されます。いつ・どこで撮影されたかを正確に割り出すことができるため、プライバシー保護の観点から慎重に運用すべきですが、最近のSNSアプリはアップロード時に位置情報を自動除去することが多く、それほど神経質になる必要はありません。

位置情報がある写真は、「写真」アプリで閲覧するとき地図上にマッピング(位置情報を基準にサムネイルを自動配置)されるという大きなメリットがあります。旅行やイベントで撮影した写真がたくさんある場合、日時を基準に並べるより直感的に写真の性格を把握できるため、位置情報なしの写真が不便に感じるほどです。

位置情報付き写真をマッピングする方法は、大きく3通りあります。シチュエーションごとに操作手順が異なるため、そのときどきでどのように操作するか判断しましょう。

「ライブラリ」タブでは、月別/日別/すべての写真を選んでいるときに現れる「...」ボタンを利用します。タップすると現れる「マップを表示」を選べば、操作時点で表示されている写真がマッピングされた地図が表示されます。

1枚の写真を大きく表示しているときは、写真を上方向へフリックすれば地図が現れます。地図の右上にある「周辺の写真」をタップすれば、フリックした写真の近くで撮影されたた写真がマッピングされるので、撮影地ごとに写真を眺めたいという目的にかなうはずです。

「アルバム」タブでは、「ピープルと撮影地」欄にある「撮影地」を利用します。ここでは位置情報を持つ写真すべてが対象になるため、海外で撮影した写真がライブラリ上に多く含まれる場合は、いきなり世界地図規模でのマッピングを開始できます。

なお、表示された地図は「マップ」アプリと同じ感覚で操作でき、拡大/縮小も自由自在です。旅行などのイベントだけでなく、散歩で見つけた草花の写真を振り返るなど、位置情報付きの写真ならではの楽しみかたも発見できるはずですよ。

  • 写真を撮影地ごとに表示したい...効率的な方法は?