写研は5月26日、同社の書体をWeb上で閲覧できる「写研アーカイブ」を公開した。
「写研の書体」、「写研の歴史」、「写真植字」といった3つのパートで構成されたデジタルアーカイブサイト。「写研の書体」では、これまでに発売した手動写植および電算写植の代表的な書体・295書体が閲覧できる。画面左下のロゴのうちアーカイブの部分は、リロードするごとに異なる書体が表示される。
「写研の歴史」では、写研創業者・石井茂吉の生誕から現在に至るまでの歴史を、「石井茂吉と写真植字」、「写研の誕生」、「華ひらく、日本語書体」、「電算写植の完成、そして未来へ」の4つの時代でまとめた。
「写真植字」では、写植機の基本的な仕組みとその変遷、代表機種を紹介。「写真植字のしくみと手動写植機」、「全自動写植機と組版プログラムSAPCOL」、「フォントのデジタル化とタショニムシステム」の3部構成だ。
なお、写研アーカイブでは今後も資料の追加、更新を予定しているとのこと。