Dropboxが有料プランのみに提供していたパスワードマネージャー「Dropbox Passwords」が無料プラン(Dropbox Basic)でも利用できるようになる。
Dropbox Passwordsには、デスクトップアプリ(Windows、Mac)、モバイルアプリ(Android、iOS)、ブラウザ拡張機能などが用意されている。アカウントのユーザー名とパスワードを保存、クラウドで安全に管理し、複数のデバイス間でログイン情報を同期できる。ウェブサイトやモバイル アプリにログインする際のログイン情報の自動入力、アカウント作成の際のパスワード提案といった機能も用意されている。
Dropbox同様、異なるプラットフォーム、デスクトップとモバイルの間で幅広く使用できるのが長所。同期されたデータはゼロ知識暗号化機能によって保存され、パスワードには利用者以外がアクセスできない仕組みになっている。
Dropbox Basicでは、保存できるパスワードが50個までという制限が設けられる。同プランはログインできるデバイスが最大3台になっており、Passwordsもログイン情報を自動同期できるデバイスが最大3台になる。
2月にパスワード管理ツール「LastPass」が無料アカウントのサービス規約を改定し、無料版ではモバイルデバイスとコンピュータ間のログイン情報の共有ができなくなった。その変更に失望したLastPassユーザーを中心に、無料で利用できるパスワード管理ツールを探す動きが広がっている。