富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、2021年4月1日付で、Lenovo PCSD アジアパシフィックSMBセグメント担当エグゼクティブディレクターの大隈健史氏が、代表取締役社長 執行役員社長/CEOに就任することを発表した。現在の代表取締役社長 齋藤邦彰氏は、取締役会長に就く。

大隈次期社長は、アジアパシフィック地域におけるLenovoのPCおよびスマートデバイス事業グループの中小企業セグメントを統括し、製品企画およびマーケティングを現地の独自性を保ちながら主導してきた。それ以前は、NEC Lenovo Japanグループの最高執行責任者を務めたほか、Lenovoアジアパシフィック地域のチームを指揮し、コマーシャル部門およびオペレーション/Eコマース事業を指揮した。Lenovoに入社する前は、McKinsey & Companyの日本支社およびフランクフルト支社で8年間勤務していた。

  • 代表取締役社長 執行役員社長/CEOに就任する大隈健史氏

  • 齋藤邦彰氏は取締役会長に就任

斎藤新会長は、ボードメンバーとして取締役会に出席し、引き続き経営に関与。FCCLでは、「レノボと富士通の『いいとこどり』をするというのが、FCCLの成長キーワードであり、新会長と新社長の関係もこの方針を継続するために重要になる」としている。

Lenovo出身の社長就任により、両社の人材交流が促進されることが想定され、FCCLも「人材育成や双方のシナジー効果をより発揮するため、適材人材の交流をより積極的に検討するほか、FCCLの社員がLenovo主催の研修への参加、ミーティングを始めとした様々な場面において、Lenovoとの連携を深めていく」とした。

さらに、「急激に変わる環境や、それに伴うお客さまの要望をいち早く実現し、お客さまのお役に立つために独自性が必要であり、それを今後も磨き上げていく。お客さまの環境の変化に伴い、コンピューティングをする時間はますます増え続けており、軽量化はこのトレンドに応える本質的な技術のひとつであると捉えている。今後も世界最軽量ノートPCを追求する姿勢に変わりはない」としている。