メガネブランド「Zoff」を運営するインターメスティックのR&D部門「Zoff Eye Performance Studio(ZEPS)」は10月13日、半導体レーザー等を手掛けるQDレーザとの業務提携を発表した。この提携により、半導体レーザ技術を援用したメガネ処方プロセス刷新、「レーザ網膜投影」によるメガネ型弱視支援器具、スマートグラスなどの共同開発や商用化に取り組んでいくという。

  • Zoff、網膜にレーザーで投影するメガネ型機器開発に向けQDレーザと業務提携

株式会社QDレーザは2006年に富士通研究所からスピンオフしたベンチャー企業で、半導体レーザや応用製品の企画、設計開発、製造、販売を主要事業として展開。Zoff Eye Performance Studioは「メガネや店舗にIT・AI技術を援用することで人間の可能性を拡張し、顧客体験を洗練すること」をビジョンに掲げるZoffの研究・開発機関。今回両社が描く未来像が一致したことで業務提携が実現したとのこと。

  • ZEPS 責任者 逆井浩之氏(写真右)、QDレーザ 代表取締役社長 菅原充氏(写真左)

Zoffは2021年に20周年を迎えるにあたって新ブランド戦略「Eye Performance」を打ち出し、Zoff Eye Performance Studioでの研究開発や社会実装を通して、新しい価値の提示や、目と生活のパフォーマンス向上を目指していくとしている。