NVIDIAは3月18日(米国時間)、同社のプライベートカンファレンス「GTC 2019」にて、ゲームストリーミングサービス「GeForce NOW」のアップデートを予告した。ワイヤレスでのVR/ARをサポートするという。

  • 薄型ノートでもクラウドのパワーを借りて高品質なゲームがプレイできる

GeForce NOWは、クラウドのサーバ側でゲームを実行し、ユーザーが使うデバイスでゲーム画面のストリーミングと操作の入出力を行うことで、いわゆるゲーミングPCでなくとも、高品質なゲームをプレイできる。

新たなGeForce NOWでは、サーバを「NVIDIA RTXサーバ」に刷新。RTXサーバは、40基のTuring GPUを8Uサイズの筐体に搭載したもので、バックボーンストレージとネットワークの接続に、NVIDIAが買収するMellanoxの技術を活用するという。

  • RTXサーバ

GeForce RTX 2080クラスのパフォーマンスで、レンダリングしたゲーム画面をユーザーのデバイスにストリーミングできるとしている。

また、固定回線と5Gによるワイヤレスネットワークを組み合わせた、低遅延のゲームストリーミングに向けて「GeForce NOW Alliance」を立ち上げる。北米と西ヨーロッパにある15のGeForce NOWデータセンターに加えて、日本ではSoftbank、韓国ではLG Uplusと提携し、2019年後半にもRTXクラウドゲームサーバを展開する予定だ。

GeForce NOWは、日本でもNVIDIAの「SHIELDタブレット」向けにサービスが提供されていたが、PCやMacでは利用できなかった。Softbankによるゲームサーバ展開により、いよいよ日本でPCやMacでゲームストリーミングサービスが始まりそうだ。