品川プリンスホテル N タワーは5月1日、デリバリーロボットが宿泊客に季節行事に合わせたプレゼントを届けるサービスを限定日に実施すると発表した。
同ホテルでは、昨年10月から自律走行型デリバリーロボットによるサービスを導入しており、N タワーのスタッフの一員として客室にアメニティーやタオルなどをデリバリーしている。
今回、約6カ月の「見習い期間」を経て見習いバッジが外れ、一般公募により愛称を募集、応募の中から愛称を「HARRY」(ハリー)に決定した。
そこで、新たな取り組みとして訪日外国人旅行者を意識して日本ならではの伝統文化を発信するため、七夕やお正月、雛祭りといった季節ごとの年中行事に合わせた品を客室まで届けるサービスを開始。
初回は、5月5日のこどもの日に、端午の節句を祝う伝統的な風習のひとつ、菖蒲湯を楽しめる「菖蒲の葉」(数量限定、無料)をHARRYがデリバリーする。デリバリーロボットという同ホテルにおけるエンターテインメントに加え、海外からの宿泊客に日本を知る和文化体験を提案していくという。