セブン‐イレブン・ジャパンとJTBは4月18日、東京都内の一部セブン‐イレブン店舗に、無人で合法的な民泊チェックイン機「セブンチェックイン機」の設置を順次開始すると発表した。

  • 「セブンチェックイン機」とそのチェックイン画面

事業のサービス名称は、「フロントデスク24」（英文名称：Convenience Front Desk 24）。24時間365日利用者がチェックインと鍵の受け渡しができるサービスとしてJTBとセブン‐イレブン・ジャパンが共同開発した。民泊宿泊施設向けの合法的な運営を推進するサービスとして営業を開始する。

住宅宿泊事業法(民泊新法)では、宿泊施設に物件オーナーが同居していない家主不在型の民泊施設について、届出住宅内または届出住宅の近傍において、宿泊行為の開始までに名簿の作成と宿泊者の本人確認を対面または対面と同等の手段としてICT(情報通信技術)を活用した方法により行うことが必要になる。

JTBは、新法とそのガイドラインを遵守したソリューションの提供により、民泊とその周辺に広がる新しいサービスが合法かつ健全に社会に受け入れられることを目指す。また、宿泊ゲストのチェックイン時のトラブル対応については、24時間対応の多言語コールセンターを設置してサポートする。

「セブンチェックイン機」は、住宅宿泊事業法の施行される6月15日より順次サービスを開始し、2018年10月までに50店舗への展開を予定している。2018年の実証データを検証した上で2020年度までに1000店舗を目指す。

  • チェックインと鍵の引き渡しの流れ