キッコーマンは4月17日、1961年より販売している「しょうゆ卓上びん」が2018年3月30日付で特許庁により「立体商標」として登録されたと発表した(登録番号 第6031041号)。

  • キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」

登録された「立体商標」は、立体物に文字やロゴなどの図形が印刷されているものが多く、同社の「しょうゆ卓上びん」は、文字や図形が表示されていない食品容器として登録された、数少ない例だという。

これまでに文字や図形のない食品容器が「立体商標」として登録された代表的なものには、コカ・コーラの「コンツアーボトル(ガラス製ボトル)」、ヤクルトの「ヤクルトプラスチック容器」がある。

同社は、ロゴや文字が印刷されていなくても、容器を一目見ただけで、「キッコーマンの卓上びん」と認識できることが公的に認められたことになるとしている。

同社の「しょうゆ卓上びん」は、工業デザインの先駆者として世界的に著名なデザイナーである榮久庵憲司氏によって設計されたもの。米国、欧州などではすでに「立体商標」として登録されているという。

  • キッコーマンの「しょうゆ卓上びん」の変遷