デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)とクオント(Quant)は7日、共同でデジタルメディアにおけるコンテンツの質的評価基準の開発を行う業務提携を行い、これを収益化するサービスに取り組んでいくことを発表した。

個々のクリエイターが作成した記事や動画などのコンテンツがどのように読まれているのか?千差万別である個性や質感を指標化することはなかなか難しいのが現状だが、両社はそれぞれの持つ特性を活かし、クリエイターの個性を活かした指標からビジネスへの展開を目指す。

クオントが提供するQuantは、記事ごと閲覧データから読まれ方や再訪、SNSシェアなどの相関関係を分析、クリエイターのパフォーマンスを可視化することで併読親和性の高い記事をレコメンドする機能を備えるコンテンツマーケティング&クリエイターマネージメントシステム。同社はクラウドソーシングのランサーズのグループ企業として、多くのデジタルスペシャリストとクライアントのビジネスサポートを掲げている。一方、DACのAudienceOneは、国内最大級のDMPを提供するなどオーディエンスデータの解析基盤を有しており、双方連携によるエンゲージメント測定からコンテンツの質的な評価基準を開発、基準に基づくソリューションや商品を提供していく。