米Appleは9月13日(現地時間)、Apple Watch用OSのメジャーバージョンアップになる「watchOS 3」の提供を開始した。ユーザーインターフェイスや操作方法を改善し、パフォーマンスを向上させる大型アップデートだ。同日にリリースされた「iOS 10」のWatchアプリからアップグレードできる。

サイドボタンによく使うアプリを並べた「Dock」が割り当てられ、下からのスワイプでコントロールセンターにアクセスできる。また左右のスワイプで文字盤を切り替えられ、上からのスワイプで通知センターが現れる。メモリーの利用やバックグラウンド処理が見直されており、watchOS 3にアップグレードするだけで、よく使うアプリの起動や切り替えが約7倍も高速になる。

左から、サイドボタンを押してアクセスするDock、呼吸アプリ、新しい文字盤アクティビティ

フィットネス/ヘルス関連の機能も向上しており、友だちや家族と結果を比較・競争したり、またはパーソナルトレーナーと共有することが可能。新たに「呼吸」という短時間の深呼吸セッションをサポートするアプリが加わった。

アクティビティ、数字、ミニーマウスなど新しい文字盤が加わり、より多彩に、そしてコンプリケーションを使って機能的にカスタマイズできるようになった。文字盤は、Apple Watch上だけではなく、iPhoneのWatchアプリからも編集できる。