iPhone/iPadの充電速度は、USB端子を挿すアダプタの出力に左右される。iPhone/iPadに付属のAC-USB変換アダプタはもちろん、モバイルバッテリーなどの製品には出力アンペア数が記載されており、その数値が大きいほうが高出力と判断できる。一定時間あたりの電流が増える、つまりアンペア数の大きい電源に接続したほうが充電時間は短くなるのだ。なお、iPhone/iPadには過電流を抑制する機構が内蔵されているため、心配はいらない。

以上の話は、AC-USB変換アダプタやモバイルバッテリーといった電源の違いが充電速度に影響するという意味だが、電源とiPhone/iPadをつなぐ経路、すなわちLightningケーブルによっても差が出てくる。充電速度にこだわるのならば、電源だけでなく高出力対応のケーブルを選びたい。

最大2.4Aの出力が可能なモバイルバッテリー「Anker PowerCore 20100」を使い、USBポートに差し込むタイプの電流/電圧チェッカーでiPhone 6sの充電を測定したところ、iPhone/iPadに付属の純正ケーブル(1m)は1.07A前後で推移した。いっぽう、百均ショップで購入した互換ケーブルは0.67A前後で推移と、同じモバイルバッテリーに接続したにもかかわらず電流は変化した。

前述したとおり、電流の違いは充電時間の差として現れ、残量20%から80%になるまでをiPhone 6sで測定したところ、互換ケーブルは純正ケーブルの2倍近く時間がかかった。差が出やすいよう百均ショップの製品で試したが、MFi(Made for iPone)を取得した製品でも電流に差があるため、もし可能ならば電流値の記載がある製品を選ぶべきだろう。

操作手順をカンタン解説

1 純正のLightningケーブルでiPhone 6sを充電したところ、1.07A前後で推移した

2 百均ショップの製品は0.67A前後と、電流値は純正品より大幅に少なく、そのぶん充電に時間がかかった