iOS 10をインストールしたデバイスに触っていると、特にiPhoneの操作は、Touch IDと3D Touchをフル活用するよう、最適化されていることが分かる。

ホームボタンを押しながらロック解除をする動作は、Touch IDに最適化されているし、ホーム画面でパスコードを入力しないとウィジェットや通知を操作できないというのはスマートさに欠ける。

リッチ通知は、3D Touch搭載のiPhone 6sシリーズの場合、押し込むことで画面一杯に表示することができるようになる。また、ホーム画面でアプリアイコンを押し込むと、クイックアクセスメニューに加えて、ウィジェットが画面に表示される仕組みが搭載された。3D Touch非搭載のデバイスでは、ホーム画面でのメニューやウィジェット表示へのアクセス方法が見当たらない。

新しいインターフェイスについて、これまでは、「快適になりますよ」というおすすめの機能だった。しかしiOS 10以降は、これらの新しいインターフェイスが「搭載されていないと、もしくは使いこなさないと、不便になるかもしれない」というほどに重要度が引き上げられている。