お茶の間にSiriさん参入か?

読者の皆さんはすでにご存知のことかと思われるが、Apple TVはアップルが販売しているテレビ用セットトップボックスだ。故スティーブ・ジョブズ前CEOの時代から「これはホビーだ」という但し書き付きで販売が続けられており、iPhoneやiPadでブイブイ言わせているアップルの中ではほとんど採算が取れていないのに、細々と続いているプロジェクトになる。

元はパソコンのiTunesライブラリや、オンラインのiTunes Storeで購入した映画や楽曲をテレビで再生するための機器で、今はライブラリがほとんどクラウド上に置かれるため、パソコンなしの単独でもコンテンツ再生用デバイスとして利用できる。

独自のインターフェースを採用しているが、中身はiOSベースで動作しており、やがて登場する新型では、アプリでの拡張が可能になったり、ゲームコンソールになる、iOS 9の「Home kit」に対応したスマートホーム機器の管理が可能になる、などさまざまな噂があった。

現在販売中のAppleTVが、発売以来3年以上モデルチェンジしていないこともあり、いいかげんそろそろアップデートするはず、という見込みも、また確度の高い情報筋からの噂もある。現行モデルはApple A5のシングルコア版を搭載しており、デュアルコア版A5を搭載する iPhone 4Sの半分程度の性能だが、これが新モデルでは、最新のA8になるという噂もある。こうなるとフルHDの画面でゲームをするのも苦ではなくなるし、Siriを始めとする、処理の重いさまざまな機能も実現可能になるはずだ。