バッテリ技術がボディデザインを変えた?

ボディを一体型にして、バッテリ交換という手段を捨てたのは、長時間駆動可能なバッテリを搭載していることと、急速充電機能を搭載したこと、ワイヤレス充電に対応したことが関係していそうだ。

ゴールドの背面。バッテリ交換を捨てボディは一体型に

急速充電に関してはサムスンの発表によれば、バッテリゼロの状態からフル充電までが3時間。わずか10分の充電で4時間、普通に使え、2時間、フルHDの動画が見られるという。スキマ時間で充電すれば、バッテリ切れの不安を少なくできそうだ。たしかにこれなら、バッテリ交換なしでもいけそうだ。

また、会場では試せなかったが、WPC(Qi)、PMA(WiPower)の2つの方式のワイヤレス充電にも対応しているので、いちいちケーブルを接続しないと充電できない今までとは違う使い方ができそうだ。

精緻な表示のディスプレイ

ディスプレイサイズは5.1インチでわずかにサイズアップしている。表示クオリティは比較的高いほうだと思う。コントラストが高いが表示の線が細く感じる。それもそのはず、このディスプレイの解像度はQHDでフルHDの縦横倍の解像度を持っている。線が細いというのは正確ではなく、表示が精細というべきだった。

高解像度で精細なディスプレイ

このディスプレイ解像度では操作感が低下するのでは? という気もしたが、非常にクイックなレスポンスで操作できる。それもそのはず、このS6はオクタコアCPUによってドライブされている。2.1GHzと1.6GHzのクワッドコアによって処理されている。メモリも3GB搭載。なお、OSはロリポップ(Android5.0.2)になっている。

特に重い処理をする機会はなかったが、ビデオ編集なども軽快にできそうだ。ちなみにビデオ撮影は4Kに対応しているのが今風だ。