日付や時刻を入力するとき、ソフトウェアキーボードを日本語から英語に切り替えているユーザは少なくないはず。アルファベットを入力することが多いユーザにとって「1/16」や「11:30」といった文字列は、入力確定する必要がないぶん英語キーボードのほうが効率的に作業できるからだ。

しかし、iOS 8のソフトウェアキーボードは、日付・時刻に関しては日本語/ローマ字(または日本語/テンキー)のままのほうがいい。3~4桁の数字を入力すれば、変換候補に日付・時刻のフォーマットを表示してくれるからだ。時や分といった単位の入力は不用、「420」と入力すれば「4:20」と「4時20分」、「4/20」と「4月20日」が候補に現れる。コロンやスラッシュを考慮すれば英語キーボードより効率がいい。

西暦/和暦を入力する場合は、そのような自動整形は行われないが、代わりに「相対指定」がサポートされる。「ことし」を変換すると現在(2015年)を基準にして「2015年」と「平成27年」が、「らいねん」を変換すると「2016年」と「平成28年」が候補に現れるのだ。ほかにも「きょねん」と「さらいねん」、「おととし」に「さきおととし」も利用できる。

「きょう」と「きのう」、「あした」と「あさって」、「おととい」と「しあさって」もこの方法で入力できる。「らいげつ」や「せんげつ」のように月を単位とすると、「12月」や「1月」など月しか候補に現れないが、代わりに「師走」や「睦月」といった陰暦の月が現れる。ちょっとしたTIPSとして覚えておきたい。

操作手順をカンタン解説

1 日本語キーボードで3~4桁の数値を入力すると、日付・時刻に適したフォーマットが候補として表示される

2 「あさって」や「しあさって」、「らいねん」や「きょねん」などの語句を変換しても、西暦/和暦や日付が候補に表示される

3 「こんげつ」や「せんげつ」と入力すると、「師走」や「弥生」といった陰暦の月が候補に現れる

(提供:iPad iPhone Wire)