エントリー向け端末とモバイルルーターを投入

mineoではこれまで、フルスペック端末の「AQUOS SERIE」(シャープ製)と、ミドルレンジ向けの京セラ「DIGNO M」(京セラ製)を導入し、ワンセグ・フルセグやおサイフケータイといった大手キャリア向けモデルと同等の機能を持つAndroidスマートフォンを提供してきた。今回、ここにエントリーモデルとして月額2,000円以下で利用できる「LUCE」(京セラ製)と、初のモバイルルーターとして「Aterm」(NEC製)をラインナップし、幅広い顧客のニーズに応えるとしている。

コンパニオンとともに新端末LUCEを紹介する、モバイル事業戦略グループの津田和佳グループマネージャ

左から「AQUOS SERIE」、「DIGNO M」、「LUCE」。LUCEは画面がやや小さめなものの、片手で持ちやすいサイズ感は快適だ

LUCEに別売りの専用ケースを付けたところ。もともと防水防塵タイプのため、ケースなしでラフに扱っても安心感がある

タッチパネルを搭載したモバイルルーターの「Aterm」。BlueotoothテザリングやIEEE802.11ac対応など、基本性能も充実している

LUCEに関しては、18日よりサービスを開始したKDDIバリューイネイブラーの「UQ mobile」にもほぼ同スペックのAndroidスマートフォン「KC-01」(京セラ製)があるが、この2機種は同一の海外仕様の機種がベースとなっている。ただし、LUCEには耐衝撃性能があるが海外ローミング機能がないなど、客層的によく使われる機能を中心にカスタマイズされており、全くの同一機種ではないという。

スペック比較表
機種名 UQmobile「KC-01」(京セラ製) mineo「LUCE」(京セラ製)
OS Android 4.4
ディスプレイサイズ 約4.5インチ(960×540ピクセル)
CPU 1.2GHz クアッドコア
内蔵メモリ 1.5GB
ストレージ 8GB
外部ストレージ microSDXC(32GB)
メインカメラ 800万画素 / CMOS
サブカメラ 200万画素 / CMOS
バッテリー容量 2,000mAh
連続最大通話時間 約1,070分(LTE) 約1,130分(LTE)
連続最大待受時間 約440時間(LTE) 約460時間(LTE)
サイズ/重量 幅約64×高さ約127×厚み約11.1mm / 約133g 幅約65×高さ約132×厚み約11.2mm / 約139g
端末価格(税別) 29,760円 33,600円

展示会場でLUCEに少し触れる機会があったが、ローエンド向けということで解像度もqHD(960×540ピクセル)と今時のモデルとしては低解像度ながら、片手でも持ちやすいサイズで使い易い印象だ。ウェブやメール、SNSや一部のゲームなどを中心に使う程度であれば、特に不満はなさそうだ。