これからiPadデビューするなら「Air 2」がオススメ!

ネガティブな感想ばかり書いてしまったが、もともとiPad自体の完成度は極めて高く、今回の改良でさらに洗練されたのは間違いない。iPad AirやiPad mini 2を持っているユーザーが買い換えるべきかと言われると微妙なところだが、これからタブレットデビューしてみたいという人に対しては、一も二もなくオススメできる。

旧モデルのiPad AirやiPad mini/mini 2も併売されるが、Touch IDの有無を考えれば、新モデルをお勧めしたい。特にiPhoneユーザーであれば、iPadが実質無料+Wi-Fiのみの運用で大幅に維持費を安くできるキャンペーンを利用すれば、安価にiPadを入手できる。

個人的にオススメは9.7インチのiPad Air 2だ。筆者はiPad AirもiPad mini 2も所有しているが、使う機会が多いのは9.7インチ版のAirだ。大きいぶん携行には向かないが、画面の見やすさや、操作しやすさという点では大きくリードしている。「はじめてのタブレット」としては、こちらを推しておきたい。筆者はいずれAir 2とmini 3のどちらも買うことになりそうだが、とりあえずはAir 2のゴールドを購入しようと思っている。

OS X "Yosemite"との連係でこそ真価を発揮

iPad Air 2とiPad mini 3には、10月20日(米国時間)に公開予定のiOS 8.1が搭載される。iOS 8.1ではOS X "Yosemite"との連動機能「Continuity」が搭載され、MacとiOSで同じ作業を継続できる「Handoff」や、テザリングの自動接続・リモート管理機能「Instant Hotspot」、オンラインストレージ「iCloud Drive」などが利用できる。

最近はスマートフォンやタブレットを単独で使い、パソコンを持っていない人も増えているようだが、iOSはMacと連携してこそ、最も活用できるようになっている。これを機会にMacにも興味を持ってもらえれば、アップル専門ライターとしては僥倖だ。