米Appleは9月17日(現地時間)、モバイルOS「iOS」の最新版「iOS 8」の提供を開始した。iOS 8に対応するiOSデバイスでOTA(Over The Air:ワイアレス経由)、またはパソコンに接続してiTunesの「デバイス」の「概要」タブからアップデートできる。

OTAでのアップデートファイルの容量はiPhoneが1.1GB、iPadが1.3GB。アップデートにはiPhone本体に5.7GB以上、iPad本体に6.9GB以上の空き容量が必要になる。iOS 8対応デバイスには容量8GBの製品(iPhone 5c、iPhone 4sなど)も含まれるので、空き容量不足でアップデータを実行できない場合はパソコンに転送した写真やビデオをiOSデバイスから削除するなどして空き容量を増やさなければならない。

また、iOS 8はiCloudをオンラインストレージとして柔軟に利用できるようにする「iCloud Drive」をサポートするが、iOS 8で動作するデバイスでiCloud Driveを有効にすると、iCloudを通じたファイルの同期がiOS 8とOS X Yosemiteの間に限られる。つまり、iOS 7以下で動作するiOSデバイスやOS X Mavericks以下のMacとはファイル同期を行えなくなる。OS X Yosemiteのパブリックベータ版はすでにiCloud Driveに対応しているが、最終版のリリース日は未定(今秋の予定)であり、特にiOSデバイスとMacの間でiCloudを使ってファイルを同期しているユーザーは注意が必要だ。

【アップグレード(無料)対象機種】
iPhone
・iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5、iPhone 4s

iPad
・iPad Air、iPad Retinaディスプレイモデル、iPad 2、iPad mini Retinaディスプレイモデル、iPad mini

iPod touch
・iPod touch (第5世代)

iOS 8は、iCloudフォトライブラリ、iCloud Drive、音声メッセージ、QuickTypeキーボード、ファミリー共有、Healthアプリといった新機能を搭載。Handoff機能、Instant Hotspot機能、MacやiPadからのSMSおよびMMSメッセージの送信など、Macや他のiOSデバイスとの連係が強化される。

またiOS 8のリリースに合わせて、AppleはiCloudの有料プランを新料金に改めた。20GB(100円/月)、200GB(400円/月)、500GB(1,200円/月)、1TB(2,400円/月)となっており、従来の料金とGBあたりの費用を比較すると大幅に安くなった。無料プランは、これまでと同じ5GBまで。