KADOKAWAは2日、東京で開催中の第21回東京国際ブックフェアにおいて、Twitterのタイムライン上で電子書籍が読めるePubビューワーをTwitter Japanの協力のもと開発したと発表した。世界初となる同サービスの発表会の模様をレポートしたい。
Twitter上から電子書籍が立ち読み可能
TwitterでサイトURLやイラストや写真、動画をツイートとして投稿できるのはご存知の通りだが、今回発表されたビューワーとTw-ePubを使うことで電子書籍のお試し版がTwitter上で読むことができるようになる。Twitter Japanの牧野友衛メディア事業部執行役員によると、今回のePubビューワーはTwitter Cardsを利用しているという。Twitter Cardsとは、コンテンツのリンク付きツイートのリンク先情報を表示させる機能で、画像やサイト内容をツイートに埋め込むことができるというものだ。
ツイートに電子書籍のePubデータを埋め込むには、Tw-ePubのサイトにアクセスして作品を選択し、作品の詳細ページ内のツイートボタンをクリックするだけ。ePubデータが埋め込まれたツイートは、クリックですぐにePubデータが展開し他サイトに遷移することなくTwitter上で読むことが可能だ。
タップやクリックすることでTwitter上から作品が読み進められるだけでなく、最終ページには関連作品のページや電子書籍の購入サイトへのリンクが設置されていて、Twitter上で試し読みした後、気になる作品はすぐに電子書籍として購入できるようになっている。