シード・プランニングは800人を対象に実施した「スマートフォン/タブレットユーザーの周辺機器・アクセサリーの購入動向調査」の結果を発表した。最も多く購入されていたスマホ/タブレットの周辺機器・アクセサリーはカバー/ケースで、およそ8割の購入率。同社は今回の調査結果をふまえて、充電関連商品などの購入が今後増えるだろうと分析している。

21カテゴリーに分けた周辺機器・アクセサリのうち、ユーザーの購入商品を調査したところ、前回調査に比べ上位5カテゴリーの購入率はどれも上昇し、カバー/ケースは74.1%から79.9%、画面保護フィルムは72.0%から78.9%、SDカード関連は22.9%から48.4%、イヤホン/ヘッドセットは30.8%から46.8%、USBケーブルは28.0%から40.0%という結果だった。特に増加が顕著だったのがSDカード関連で、およそ2倍に増えた。

周辺機器・アクセサリーの製品カテゴリー別購入率

購入商品の上位2つのカバー/ケース、画面保護フィルムについてその購入先を調査したところ、前回調査で最も多かった家電量販店は、カバー/ケースが48.6%から38.3%、画面保護フィルムが54.2%から44.8%と、両方のカテゴリーにおいて10ポイントほど減少。カバー/ケースはAmazonや楽天市場などのネット通販や携帯電話ショップでの購入が微増し、画面保護フィルムは携帯電話ショップでの購入が10ポイントほど増加した。

カバー/ケースの購入先トップ5

画面保護フィルムの購入先トップ5

スマホ/タブレット端末への不満を調査したところ、前回調査に引き続きユーザーが最も不満に思っている点は「バッテリーの持ち時間」だと分かった。前回調査の56.3%から今回は43.1%に減少したが、次に多い「防水機能がない」13.0%、「画面が汚れやすい」11.5%と比べるとその差は顕著。

スマートフォン/タブレット端末の不満点トップ3

前回調査と比較した製品の所有・普及率と購入伸び率を調査したところ、最も購入されているカバー/ケースと画面保護フィルムの購入伸び率は100%にほぼ近い。対して充電関連の商品「モバイルバッテリー」「USBケーブル」「ACアダプタ」は、ユーザーの現在の所有・普及率が30~40%で購入伸び率がどれも100%を超えている。この結果をふまえて、同社は充電関連商品は伸びが期待できるとしている。また、前述の通り購入が前回調査から約2倍に増えたSDカード関連も所有・普及率は50%程度、購入伸び率は200%を超えている。

製品の所有・普及率と購入伸び率マップ(2012年12月:2014年2月対比)

本調査は2012年12月に第1回を実施して以来2回目。10代/20代/30代/40代/50代以上の各年齢層ごとに男女それぞれ80人ずつ合計800人のスマホ/タブレットユーザーが対象。