前モデル「Xperia Z1」は、2013年9月に発表。ドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2013」で、平井一夫CEOがお披露目した

ソニーが現在開発中のスマートフォンの次期フラッグシップモデルと目されている「Sirius (開発コード名)」について、これが「Xperia Z2」になるという話が出ている。プロセッサは現行Z1とほぼ同等のSnapdragon 800で、5.2インチサイズスクリーンで2560×1440の解像度を実現しているという。バッテリも大幅に増量されており、来月2月にスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congress (MWC)で発表される見込みだ。

Siriusのスペックは以前にもevleaksがリーク情報として紹介しており、5.2インチサイズのディスプレイにMSM8974ABのSoCを搭載してMWCでデビュー、米国ではVerizon Wirelessから発売されるという。MSM8974ABは、現行Z1が採用するMSM8974の姉妹版にあたり、Krait 400シリーズのクァッドコア搭載で2.3GHzのクロック周波数、GPUにはAdreno 330を搭載する。基本的なスペックはほぼ同等と考えていいだろう。一方で、このevleaksがSirius関連の新情報として紹介しているのが、AndroidSaSの「Sony 'Sirius' is the Xperia Z2 (C770x), reliable source confirmed it」という記事で、ここではSiriusの開発コード名で呼ばれるソニーのスマートフォンが「Xperia Z2」だとしている。

前述の通り、Siriusは5.2インチサイズのディスプレイで2560×1440の解像度を実現しており、さらに2070万画素のリアデジタルカメラを採用している。バッテリについては従来モデルの3000mAhクラスから、一気に3700mAhへと増えており、連続利用可能時間がやや短いという指摘もあるZ1の弱点を補うものになる可能性がある。これら情報を見る限りはマイナーチェンジ版という印象もあるが、フルHDから2.5Kへと強化されたディスプレイを含むスペックはハイエンド端末に相応しいものといえるだろう。いずれにせよ、MWCでのソニーの発表に注目したい。

(記事提供:AndroWire編集部)