アップルは23日、iOSの最新版となる「iOS 7.0.3」の提供を開始した。最新ソフトウェアでは、パスワードなどの重要情報を認証済みのデバイス間で共有する「iCloudキーチェーン」や、Safari上で複雑なパスワードを提案する「パスワードジェネレーター」などの新機能を追加するほか、複数の不具合を修正する。

ソフトウェアアップデート画面(写真左)から「詳しい情報」をタップすると、アップデートに関する詳細(写真右)を見ることができる

iOS 7.0.3では、アカウント名、パスワード、クレジットカード情報を認証済みのデバイス間で共有する「iCloudキーチェーン」、オンラインアカウント用にSafariが複雑なパスワードを提案する「パスワードジェネレーター」を新機能として追加する。

このほか、動作とアニメーションの両方を最小化する「視差効果を減らす」設定を拡張し、Touch ID使用中の場合は"スライドでロック画面"の表示を遅らせるなど操作画面を改善した。

また、ユーザーがロック画面のパスワードを回避できる問題や、一部のユーザーでiMessageがアクティベーションできない問題など複数の不具合を修正する。

なお、最新版へのアップデートは、ホーム画面から「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、「ダウンロードしてインストール」をタップして行う。