iCloudでは、各種データの保存やバックアップ用の領域として「iCloudストレージ」を用意している。iCloudを利用する全ユーザに対し5GBが無償提供され、それ以上の容量を必要とするユーザは10GB/1,700円、20GB/3,400円、50GB/8,500円の年間使用料を支払うしくみだ。

ただし、一部のユーザには優遇措置がとられてきた。かつてAppleは、メールやネットワークストレージなどの機能を統合した「Mobile Me」を運営しており、iCloudへ引き継ぐ形でサービスを終えた。返金請求せずにiCloudへ移行した旧Mobile Meユーザは、返金する代わりにiCloudストレージを20GB加算されたのだ。

その優遇措置が、まもなく終了する。当初の期限は2012年9月30日で後日延長されたものが、2013年9月30日で完全終了するのだ。

9月30日を過ぎると、20GBの無料加算を受けていたユーザのiCloudストレージは5GBに減る。その際、使用中の容量が5GB以下なら問題ないが、5GBを超えているとバックアップとDocuments in the Cloud、およびiCloudメールが一時的に停止されてしまう。

だから上記の条件に該当するユーザは、9月30日までにストレージプランを見直したほうがいい。帰宅してもバックアップを忘れがち、メールが大量に保存されているのでバックアップ容量が足りない、という場合は以下の方法でストレージプランを変更しておこう。

操作手順をカンタン解説

1 8月上旬、Appleから旧Mobile Meユーザ宛に送信されてきたメールには、9月30日で20GBの無償提供が終了する旨書かれていた。直前になって慌てないよう、早めにストレージプランを見直しておこう

2 ストレージプランを変更するには、『設定』→「iCloud」を開き、「ストレージとバックアップ」をタップする

3 「ストレージプランを変更」をタップする

2 「ダウングレードオプション」をタップする。もちろん、50GB/8500円のプランで容量を増やしてもかまわない

3 「無料の5GBプランでは容量不足になりそうな場合は、有料プランを検討してもいいだろう

(提供:iPad iPhone Wire)