買いたてほやほやのiPhoneではできることが限られています。そんなときはアプリの力を借りたいものです。とはいえ、どんなアプリを使えばわからないという方もいるはず。ここでは、あなたのお悩みを解決するiPhoneアプリを紹介します。今回のお題は「iPhoneで撮った暗い写真を超簡単に明るくするには?」です。

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iPhoneで写真を撮影したら、何だかずいぶんと暗く写ってしまった……なんて経験、ありませんか? 逆光なんかでありがちな罠ですよね。そんなときに役立つアプリが「Instaflash」です。

「Instaflash」は、写真を明るく補正してくれるアプリです。似たアプリは他にもいろいろありますが、このアプリはダントツで使い方が簡単です。というのも、"写真を明るくすることしかできない"のです。機能がシンプルな分、使い方で迷うこともないというわけです。実に潔いですね。

使い方は簡単。アプリを起動したら、ひまわりのアイコンをタップしてアルバムにアクセスし、明るくしたい写真を呼び出します。カメラのアイコンをタップすると、このアプリ自体で写真を撮影することができます。

画面もシンプル

アルバムにアクセスして写真を呼び出したら、自動的に明るくしてくれます。使い方はこれだけ。説明するまでもないシンプルさです。

どれくらい明るくするかは、画面下のバーを左右にスライドして選びましょう。デフォルトだとちょうど中間レベルでの補正がかかります。普通はこれで十分でしょう。

補正前

補正後

適切な明るさになったら、右上をタップして「Save to Camera Roll」をタップ。これで補正後の写真がカメラロールに保存されました。「Mail」や「Twitter」「Facebook」などをタップすれば添付や投稿も可能です。

SNSなどにも投稿可能

さて、このアプリの良さの一つは使い方がシンプルなことですが、もう一つのポイントがあります。それは"写真全体を明るくするのではなく、暗い部分を明るくしてくれる"ということです。

もう一度、画像をご覧ください。補正前の写真は建物は真っ暗ですが、空は明るいですよね。こういった明暗差の大きい写真を何も考えずにただ明るくすると、建物は確かに明るくなりますが、同時に空の色が白飛びしてしまいます。「Instaflash」がすごいのは、そうした白飛びがかなり抑えられていること。写真を見ても、雲のグラデーションがしっかりと残っていることがわかります。

補正前

補正後

比較的新しいiPhoneにはHDR機能が標準搭載されていますので、明暗差の激しい被写体を撮るときは最初からHDRを使えばいいという意見もあるでしょう。しかし、いちいちHDRで撮っている時間がないときもあるかと思います。「Instaflash」を入れておけば、そうした失敗写真も後から救出できるので、とても便利なのです。