米Amazonは20日(現地時間19日)、Kindle、iPhone、iPad、Androidなどにウェブコンテンツを送信できる「Send to Kindle」ボタンをリリースした。すでに大手メディアの「ワシントン・ポスト」や「タイム」、ブログメディア「Boing Boing」などが導入している。

「Send to Kindle」ボタンはニュースやブログ、その他のコンテンツにウェブページ管理者が設置し、ユーザーはこれをクリックすることでコンテンツの内容をKindle端末や、iPhone、iPad、Android端末のKindleアプリに送信することができる。仕事や学校の課題、趣味などで興味のある内容を見つけたが読む時間がないとき、このボタンを使って送信しておけば、あとでまとめて閲覧することが可能となる。送信される内容はコンテンツのみで、テキストリンクは生きたままだが広告などは表示されない。

ワシントン・ポストの例。「K」ボタンがSend to Kindle

AmazonはこれまでにもKindleにコンテンツを送る方法として、WindowsやMac用のアプリ、ChromeやFirefoxの拡張機能、メールで送信するための方法などを公開しており、今回のボタンもそれら「Send to Kindle」ファミリーの一つとして位置づけている。

Amazonがウェブページ管理者のために用意した解説ページによると、「Send to Kindle」ボタンはウェブサイトのデザインに合わせてフォントやアイコンの色・サイズ・テーマ、枠の有無などをいくつかの候補から選んでカスタマイズすることができる。

「Send to Kindle」ボタンと同様の機能を持つツールには、Evernote、Instapaper、Pocketなどがある。