iPhoneは、ちょっとしたムービーの撮影に最適なデバイスだ。光学ズーム機能はないものの、iPhone 4S/5であれば解像度がフルHDのムービーを撮影できる。撮ったムービーは、Apple TVにワイヤレス出力してすぐ楽しむことも可能だ。容量の関係で長時間録画は難しいが、日頃持ち歩くデバイスなだけに、思いついたとき"スナップムービー"を撮影できる点もメリットといえる。

しかし、標準装備のアプリ「カメラ」で撮影したムービーは、静止画と同じ「カメラロール」に保存される。iPhoneはスナップショット用カメラとして使う機会も多く、ムービーより写真のほうが撮影点数が圧倒的に多いため、いざムービーを再生しようとしてもなかなか見つからない……という経験を持つユーザは少なくないはず。1点のムービーを探すために何百枚とある写真のリストをスクロールするのは、あまりに非効率だ。

そんなときには、ムービーを撮影した場所を思いだそう。ムービーには撮影日時や位置情報が記録されるため、おおまかな場所さえ思い出せればすぐに探し出せるのだ。撮影時に位置情報機能を有効にしていることが前提だが、それさえクリアしていれば、カメラロールを探しまくってムービーを探す、などという手間はなくなることだろう。

操作手順をカンタン解説

1 『写真』を起動し、画面右下の「撮影地」をタップすると、iPhone上にある写真/ムービーの撮影位置がピンで表示される

2 撮影位置のおおまかな位置を特定できるよう画面をピンチアウト(拡大)し、適当なところでピンをタップ、現れた「>」をタップする

3 タップしたピンの示す範囲で撮影した写真/ムービーが一覧される。ムービーにはビデオカメラのマークが表示されるので、ひと目で写真と区別できる

(提供:iPad iPhone Wire)