ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は17日、東京・渋谷のSHIBUYA TSUTAYAにて、PlayStation Vita(PS Vita)の発売カウントダウンイベントを行った。早朝6時45分からの開始にもかかわらず多くの報道陣とPS Vitaをいち早く購入したいというユーザーが集結し、会場は熱気に包まれていた。

発売開始1時間前には70人ほどの列ができていた。また、日本国内はもちろん、海外からのマスコミも非常に多かった

イベントが開始され、最初に登場したのはSCE代表取締役社長兼グループCEO、アンドリュー・ハウス氏。アンドリュー氏は、「大変お待たせいたしました。今年1月に発表させていただきましたPS Vita、いよいよ発売です。やっとこの日を迎えられ、私も興奮しております。この感動の瞬間を皆さんと分かち合いたく、SHIBUYA TSUTAYA様のご厚意に甘えて平井さんと共に駆けつけました。このPS Vitaは世界に先駆け、本日、日本で発売されます。この場に集まった皆さんは、究極のポータブルエンタテインメントシステムを、世界で初めて手にする幸運な方々です。ぜひ、1人で遊んで、友だちと一緒に遊んでPS Vitaの楽しい世界をどんどん経験してください」とコメントした。

SCE代表取締役社長兼グループCEO、アンドリュー・ハウス氏

そして次に登壇したのが、SCE代表取締役会長、平井一夫氏。平井氏は「本日は朝早くから、そして寒い中お集まりいただきありがとうございます。私もアンディと共に、PS Vitaの発売を皆さんと一緒にこの瞬間をシェアさせていただきたく、記念の場を用意させていただきました。PS Vitaはアンディも言ったように、究極のポータブルエンタテイメントシステムとはどうあるべきかということを議論した上で設計・開発した商品です。これからも皆さんに様々な遊び方を提案して、共にPS Vitaを育てていきたいと考えています。ぜひPS Vitaを手にして頂いて、末長く楽しんでいただきたいと思います」とPS Vitaにかける意気込みを語った。

SCE代表取締役会長、平井一夫氏

その後、7時の発売開始まで5分を切ったところで、テレビモニターにカウントダウンが表示され、1月のPS Vita発表からの歴史がVTRで流れ始めた。その間、平井氏は「今回発売に向けてなるべく多くのソフトをユーザーの皆さんに楽しんでいただけるよう、ゲーム各社さんと相談し、発売日に揃うように頑張ってきました。今回ゲーム業界全体で一丸となったというのがPS Vitaなんです」と24本のローンチタイトル(ゲーム機と同時に発売されるソフトのこと)実現までのエピソードを語ってくれた。

PS Vitaの歩みをカウントダウンと共に表示

そして10秒前からアンドリュー氏と平井氏、そして来場者全員でカウントダウンを行い、7時ジャストにPS Vitaの販売がスタートした。その後、列の先頭にいたPS Vita購入第1号となるユーザーがステージに呼ばれ、PS Vitaの手渡しと記念撮影が行われ、カウントダウンイベントは幕を閉じた。

発売開始の時刻と同時に会場は大きな拍手に包まれた

購入者第1号の男性は、「眠いのと、寒いのと、緊張したのと、嬉しいのとで頭が真っ白です」とコメント

カウントダウンイベントに参加できなかったユーザーもSHIBUYA TSUTAYAのB2、ゲーム販売コーナーでPS Vitaを購入することができた

取材後、著者も無事にPS Vitaを購入することができた

ついに発売されたPS Vita。その究極のエンターテイメントシステムを、アナタも体験してみてはいかがだろうか?

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