NTTドコモは24日、スマートフォン3機種「MEDIAS N-04C」「Xperia arc SO-01C」「Optimus Pad L-06C」を発表した。それにあわせて、同社では新サービスも準備。新たに発売する3機種を含むスマートフォンに対応するサービスを提供する。

今回発表された3機種のスマートフォン。左から女優・朝倉あきさんとXperia arc、山田隆持社長とOptimus Pad、女優・石野真子さんとMEDIAS

spモード向けサービスを拡充

スマートフォン向けにiモードに近いサービスを提供する「spモード」では、これまでクレジットカード支払いしかできなかったアプリ配信プラットフォームAndroid Marketでのキャリア決済に対応する。これによって、Android Marketでの有料アプリの購入で、ドコモの携帯料金と合算しての支払いができるようになる。提供は3月下旬から。

キャリア決済の流れと電話帳バックアップ機能

具体的な手順としては、Android Marketで有料アプリを購入する際に支払い方法でクレジットカードを使うGoogle Checkoutかspモードを選択できるようになり、spモードの4桁のパスワードを入力するだけで購入でき、料金は月々の携帯料金で支払いが行われる。

クレジットカードがなくても購入できるため、より手軽に購入できるようになり、有料アプリの購入が拡大することが期待される。spモードを使った購入では、毎月の限度額が1万円までに設定されており、それ以上の購入はできない。

アプリ開発者側は、日本円での販売を行っていれば、特に何かをする必要はなく、spモード契約者が購入する際にキャリア決済を選択すれば、それで支払いが行われる。ドコモ側が契約者から徴収した代金をGoogleに支払い、それが開発者に払われるという流れだ。Android Marketでは、販売代金の30%がGoogleに徴収されるが、この比率はこれまでと変わらないということで、この30%をGoogleとドコモで分配する。そのため、開発者の収益はこれまで通りになるそうだ。なお、Android Marketでは日本円以外の通貨の場合は「約○○円」という表記になっているが、この「約」が付くアプリは対象外だ。