バッファローは、「LinkTheater」シリーズのネットワークメディアプレーヤー「LT-H90WN」(無線LANモデル)「LT-H90LAN」(有線LANモデル)を発表した。発売は11月下旬を予定しており、価格は、LT-H90WNが3万1700円、LT-H90LANが2万1,000円。

最新のファイルフォーマット、そしてフルHDにも対応したネットワークメディアプレーヤー「LT-H90」シリーズ(写真はLT-H90WN)

LT-H90WN/LANは、PCやNASなどの共有フォルダに保管された映像や音楽写真などのファイルを、テレビなどに映し出すためのネットワークメディアプレーヤー。DLNA/Windows Media Connectに準拠している。新モデルの特徴となっているのが、HDへの対応(従来モデルの「PC-P4」シリーズは、SD解像度までしかサポートしていなかった)。D端子、HDMI端子も装備しており、ハイビジョンテレビでのクリアな映像表示が可能となっている。

また、HDV方式/AVCHD方式のムービーで撮影されたフルハイビジョン映像ファイルの再生にも新たに対応している。撮影したハイビジョンムービーを、PC上で編集し、さらに、そのままネットワーク経由でリビングのテレビで鑑賞する、ということが可能になる。現時点では、松下電器産業の「HDC-SD5」、ソニーの「HDR-SR1」「HDR-HC1」で撮影されたムービーの再生を検証済みにとのことだが、今後、検証された機器については、同社のwebサイトに掲載していくとのことだ。

LT-H80WNは、最大300Mbpsの転送速度を持つ高速無線LAN規格、Draft 11nにも対応。同社のAirStationシリーズのアクセスポイント「WZR-AMPG300NH」「WZR2-G300N」などと組み合わせることで、ストレスなく、ハイビジョン映像を楽しむことが可能だ。もちろんボタン1つでネットワーク機器間の設定が完了する「AOSS」にも対応している。

また、USBホスト機能も搭載しており、ネットワーク内のファイルだけでなく、USB接続されたデバイス内のファイル再生にも対応。USB接続タイプのHDDや、メディアリーダーなどが利用可能だ。

対応しているファイル形式は、映像がMPEG-2/H.264/WMV9。これらのファイルは、1920×1080の解像度にまで対応可能だ。また、MPEG-4など、それ以外の形式の映像ファイルは、製品に付属するメディアサーバーソフトにより、再生時にトランスコードする形となる。その場合の最大解像度は720×480。音声は、AAC-LC/AAC-HE/WMA/MP3に対応、静止画は、JPEG/PNG/BMP/GIFに対応する。なお、Windows DRM10にもも対応しており、PC内の音楽/動画配信サイトからダウンロードWMV/WMA形式のファイル再生も可能となっている。