ソニーは、ウォークマンの新モデル「WM-S710F」「WM-S610F」シリーズを発表した。価格はすべてオープンで、発売日は10月20日。推定市場価格などは表の通り。

動画再生も可能となった「NW-S710F/S610F」シリーズ。NW-S710Fにはノイズキャンセリング機能も搭載される

型名 メモリ容量 市場推定価格
NW-S718F 8GB 2万7,000円前後
NW-S716F 4GB 2万1,000円前後
NW-S715F 2GB 1万7,000円前後
NW-S616F 4GB 1万8,000円前後
NW-S615F 2GB 1万4,000円前後

昨年発売されたSシリーズは、13.5mm大口径ドライバーを搭載したEXヘッドフォン、歪みのない定温を実現するクリアベース、ステレオ感をアップするクリアステレオなどが採用された音楽専用モデルだった。新モデルのS710F/610Fシリーズは、これらの特徴に加え、圧縮音楽の高域を補完する「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」を搭載。さらにS710Fシリーズでは、ノイズキャンセリング機能も搭載している(そのため、S-710Fシリーズに付属するヘッドフォンに、外部のノイズを拾うためのマイクが内蔵されている)。

1.8インチへと拡大された液晶画面で、動画再生だけでなく選曲も楽に

また、従来モデルではCDのジャケット写真などの静止画表示用だったカラーディスプレイは大幅に大型化。1.8インチとなり、動画再生にも対応している。対応しているフォーマットは、H.264/AVC形式とMPEG-4形式。いずれも、付属の「Media Manager for WALKMAN」でコンバード可能。「Media Manager for WALKMAN」は、Windows XP SP2~Windows Vistaで動作する(64bit版は非対応)。

従来モデル同様に、ダイレクトエンコーディング機能(リニアPCM / ATRAC3plus 64 / 128 / 256kbps 形式)を搭載するほか、新たにFMチューナーも搭載された。

同時発表されたネットジュークには、WM-PORTが搭載されており、ダイレクトに接続して、充電や曲の転送が可能

バッテリーは内蔵タイプで、音楽再生の場合、MP3形式で約33時間、ATRAC形式で約30時間、ビデオの場合、約9.5時間の連続再生が可能。充電は、WM-PORT経由でUSBから行う(約3時間)。