腰痛向け敷布団おすすめ2選!体が痛くなりにくい人気商品を厳選

腰痛向けのおすすめ敷布団を紹介します。

まずは結論から…

メーカー価格特徴お手入れ・耐久性
高反発マットレス比較「雲のやすらぎ」雲のやすらぎ プレミアム敷布団価格:44,800円~ 68,800円
サイズ:3種類
公式サイト
・敷布団とマットレスの融合
・日本製で品質◎
・少し体が沈む感じ
・ネット通販限定
厚み:17cm
硬さ:柔○○○○●○○硬 (150N)
腰痛:◎
お手入れ:陰干し
耐久性:5年前後

大東寝具 プロファイル敷布団
価格:34,100円~ 47,740円
サイズ:3種類 (サイズオーダー可)
公式サイト
・中材/羊毛100%
・側生地/綿100%
・軽量4層構造
・完全受注生産
厚み:11cm
硬さ:柔○○●○○○○硬 (表示なし)
腰痛:○
お手入れ:天日干し
耐久性:4年前後

毎朝起きると腰が痛いのは敷布団のせいかな

腰痛持ちなので、少しでも腰をいたわりながら寝たい

そんなふうにお悩みの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、腰痛向けの敷布団の選び方、腰痛向けの寝方、おすすめの敷布団などをご紹介します。

実は、日本人は骨盤の向きが欧米人とは違い、日本人の8割が一度は腰痛を経験したことがあるといわれているほど、腰痛になりやすいのだそうです。

人生の3分の1を占める睡眠時間ですから、少しでも腰痛が楽になり、安心して眠れる敷布団をぜひ見つけてくださいね。

目次

体が痛くなりにくい!腰痛向け敷布団おすすめ2選

朝起きると身体が痛い

腰痛を気にせずに安眠したい

このような悩みをお持ちの方におすすめの敷布団を2つご紹介しましょう。

体圧分散性、保温性、吸湿性などを備えた敷布団は、腰痛の防止や緩和が期待できます。

メーカー価格特徴お手入れ・耐久性
高反発マットレス比較「雲のやすらぎ」
雲のやすらぎ プレミアム敷布団
価格:44,800円~ 68,800円
サイズ:3種類
公式サイト
・敷布団とマットレスの融合
・日本製で品質◎
・少し体が沈む感じ
・ネット通販限定
厚み:17cm
硬さ:柔○○○○●○○硬 (150N)
腰痛:◎
お手入れ:陰干し
耐久性:5年前後

大東寝具 プロファイル敷布団
価格:34,100円~ 47,740円
サイズ:3種類 (サイズオーダー可)
公式サイト
・中材/羊毛100%
・側生地/綿100%
・軽量4層構造
・完全受注生産
厚み:11cm
硬さ:柔○○●○○○○硬 (表示なし)
腰痛:○
お手入れ:天日干し
耐久性:4年前後

敷布団派の方も、マットレスからの買い替えを迷っている方もぜひ参考にしたください。

雲のやすらぎプレミアム敷布団

雲のやすらぎプレミアム
サイズシングル
セミダブル
ダブル
厚み17cm
価格44,800円
56,800円
68,800円
おすすめの人
おすすめでない人
  • 柔らかめの寝心地が好き
  • 床に直接敷いても底つき感がない敷布団を探している
  • 防ダニ・抗菌・防臭機能がある敷布団がいい
  • 和布団が好き
  • 硬めの寝心地が好き
  • 折り畳むとコンパクトになる敷布団がいい

「雲のやすらぎプレミアム敷布団」は、独自の5層構造(厚さ17cm)で腰の負担を軽減し、多くの医師や寝具専門家も推奨しています。

引用元:雲のやすらぎ

中心部(3層目)の高反発ウレタンが身体を持ち上げるように押し返し、その上下の凸凹プロファイルマットが身体を点で支えることで体圧を分散します。

リバーシブル仕様になっているので、季節や好みで表裏を使い分けられるのも嬉しいですね。

春夏用の面には、防ダニ抗菌防臭効果のあるテイジンの「マイティトップⅡ」、秋冬用の面には、湿度調節機能もある高品質羊毛「ロレーヌダウン」を使用していて、どちらも快適な眠りをサポートしてくれます。

ひとつ気になる点は、折り畳んだときのサイズ感です。

「雲のやすらぎプレミアム敷布団」は厚みが17cmあるため、折りたたんでもそれほどコンパクトにはならないので、毎日押し入れなどに収納したい方は注意してくださいね。

  • 天気のいい日に陰干ししてください(カバーは取り外しできず、洗濯不可)。
  • 100日間全額返金保証付き、安心の日本製です。
  • 耐久性試験を8万回クリアしています。
  • 配送時は3つ折りになっています。

雲のやすらぎプレミアム敷布団の口コミ

楽天市場から実際に利用した人の口コミをピックアップしてみました。引用元:楽天市場

一年以上朝起きた時の腰痛に悩んでいました。布団が薄いのではと思い、敷布団を2枚に増やすなどしていたのですが改善されず。 布団に寝そべった時に腰が床につくような感覚がしており、やはりそれが腰痛の原因だと調べてわかりました。 これまでは安物の敷布団を使っていましたが、腰痛から解放されるのならと良い敷布団の購入を決めました。そしていろいろ候補はあったのですが、コスパ的にこちらの商品を購入しました。 使い始めてまだ2日ですが朝起きた時の腰痛が無くなっており、逆に違和感を感じるほどです。

シングルサイズ4つ、セミダブル1つを既に購入済みのリピーターです。今回もう一つシングルを注文しました。色々試しましたが、一番体に合い、背中や腰の痛みが軽減され、包まれ感から落ち着き、寝つきや途中に起きてしまうことがへりました。とても良い商品です。

ふかふかのお布団です! マットレス?ってくらい分厚くて驚きました
ぐっすり眠れそうです

\腰の専門家である整形外科医も推奨する敷布団!/

大東寝具 軽量プロファイル固わた敷布団(4層)

サイズシングル
セミダブル
ダブル
厚み11cm
価格34,100円
40,920円
47,740円
おすすめの人
おすすめでない人
  • 中わたウール100%の敷布団を探している
  • 和布団が好き
  • 三つ折りで収納できる敷布団が欲しい
  • マットレスの寝心地が好き

大東寝具「 軽量プロファイル固わた敷布団(4層)」[中わた:ウール100%]は、中芯にプロファイルウレタンと20㎜の固わたを使用し、その上下をウール100%の中わたで包み込んだ4層構造の敷布団です。

引用元:大東寝具

プロファイルウレタンは表面が凸凹の形状で、点で身体を支えるため、体圧分散性に優れており、へたりにくい固わたと組み合わせることで、厚みと耐久性を実現しています。

中わたには100%ウールを使用しているので、吸湿性・保温性がよく、年中快適です。

サイズは3サイズありますが、どれも丈が210cmのロングサイズなので、ベッドにセットして使いたい方は注意が必要です(一般的なベッドフレームの丈は195~200cm)。

中芯を使用しているので、三つ折りで収納すると中わたがずれたり、中芯が痛む原因になります。

  • 完全受注生産のため、製作に7~10日ほどかかります(返品・キャンセル不可)。
  • サイズオーダーも可能です。
  • 湿気対策として、敷き布団を壁に立てかけて陰干しをしてください。
  • 同シリーズで、「羊毛混」(ウール50%、吸汗ポリエステル50%)、「吸汗ポリエステル100%」もあります。
  • 安心の日本製です。

大東寝具 軽量プロファイル固わた敷布団(4層)の口コミ

楽天市場から実際に利用した人の口コミをピックアップしてみました。引用元:楽天市場

夫用に購入しました。布団ってとてもたくさんのお店があり、迷うのですが、以前も購入したことがある 出身地の京都のお店のアステさんから購入させていただきました。 夫は腰痛持ちでどれを購入しても もひとつ というのが感想なのですが いい感じがする と今回は言いました。朝目覚めた時の腰の感覚が違うらしいです。 しばらくはこの布団で文句なく過ごせそうです。 私は腰痛持ちではないため いまいちわからないのですが 布団が厚みのわりに軽くてよかったです。

\創業1952年の大東寝具のプロたちが手掛ける完全受注生産の敷布団!/

腰痛に良い敷布団とは?

腰痛に良い敷布団とは、硬すぎず、柔らかすぎない敷布団です。

硬さによっては腰に負担がかかって腰痛を引き起こしたり、元からあった腰痛が悪化することもあります。

敷布団の硬さ身体の状態
柔らかすぎる敷布団・腰を中心にV字型に沈み込み、寝姿勢が崩れる
硬すぎる敷布団・身体が沈み込まないために、腰や肩などの出っ張った部分に体圧が集中する

そのため、腰痛を考慮して敷布団を選ぶ場合は、身体を跳ね返す「反発力」と、身体にかかる圧力を散らす「体圧分散性」が大切です。

適度な反発力は身体が沈み込み過ぎるのを防ぎ、うまく体圧分散することで腰などに局所的にかかる負担を軽減できるので、以下のようなメリットが生まれます。

  • 正しい寝姿勢を保ちやすい
  • 自然な寝返りが打ちやすく、その結果、身体の同じ部位(特に腰まわり)に体重がかかり続けない

引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット

敷布団のメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 吸湿性に優れている
  • 天日干しができる
  • 保温性が高い
  • ふかふかとした寝心地
  • クリーニングができる
  • へたっても打ち直しで直せる
  • 柔らかすぎる場合がある
  • へたりやすいものが多い
  • マットレスの方が人気がある

敷布団の機能の特徴には一長一短あります。

たとえば、一般的な綿の敷布団は(上の表を参照)、保温性が高いので寒い季節にはあたたかいのがメリットですが、夏には熱がこもって暑く感じることもあります。

また、吸湿性がいいので、睡眠中の汗を吸い取ってくれますが、反面、放湿性(通気性)はよくないので、天日干しするなど湿気対策は欠かせません。

また、敷布団の使い勝手の特徴(床や畳に直接敷いた場合)をベッドの場合と比べてみたので、敷布団にするかベッドするか迷う方は参考にしてくださいね。

敷布団をベッドと比較した場合は?

  • 使用しないときは畳んで収納できるので、部屋のスペースを有効に使える
  • 床(畳)とほぼ高低差がないので、転落する心配がない
  • 客用などの予備をコンパクトにしまっておける
  • 不要になった場合、処分が簡単
  • 床(畳)とほぼ同じ高さなのでホコリをかぶりやすい
  • 高齢の方や足腰が悪い方は起き上がりにくい
  • 天日干しの手間がかかる
  • 冬は、床や畳からの寒さを直に感じる

腰痛向け敷布団の選び方のコツ

寝具は腰痛に影響するとよく言われますが、具体的などんなことに注意すればいいのか分からないという方も多いでしょう。

腰痛を緩和できる敷布団のポイントは?

就寝中に腰に負担をかけない敷布団に変えたい

このような悩みをお持ちの方は、これからご紹介する腰痛向け敷布団の選び方のコツをぜひご覧ください。

腰は身体の中で一番重い部分なので、就寝時には下に敷いている寝具に沈み込みやすく、敷布団の選び方を間違えると腰痛の原因になったり、元々あった腰痛を悪化させることがあります。

腰痛対策に向いている敷布団の硬さ、厚み、素材、機能性などのチェックポイントをおさえて、商品を選ぶときに役立ててくださいね。

腰痛の症状に合わせて硬さを選ぶ

ひとくちに腰痛といっても、どのような姿勢で痛みが出るかによって敷布団の選び方も変わってきます。

前かがみになったときに腰に痛みを感じる人

このタイプの場合は硬めの敷布団がおすすめです

敷布団が柔らかいと腰が沈み込んでしまい、身体を起こしているときの前かがみの姿勢と似たような、腰が曲がった状態になってしまうからです。

また、硬めの敷布団の場合、寝返りがしやすいことも腰痛持ちの方には嬉しいですね。

腰を反ったときに痛みを感じる人

この場合は柔らかめの敷布団が向いています。

敷布団が硬いと身体が沈まないので腰と敷布団との間に隙間ができ、就寝中も腰が反った状態になってしまいます。

この隙間を埋めるためには、身体にフィットする柔らかめの敷布団を選び、腰への負担を軽減しましょう。

ただし、柔らかすぎる敷布団は寝姿勢が崩れてしまうので、腰にはよくありません。

寝具コーナーの見本商品などにちょっと寝転ぶ分には気持ちがいいのですが、長時間の睡眠では体重を支えきれないので、購入の際には要注意です。

敷布団の硬さで迷ったときは、少し硬いと感じるくらいのものを選ぶことをおすすめします。

厚さは7cm以上を選ぶ

敷布団が体重を支えきれずに身体が沈み込んでしまい、下にある床(畳)の硬さを感じてしまうことを「底つき感」といいます。

敷布団が薄すぎると、底つき感が出てしまい、特に出っ張っている腰は圧迫されて腰痛を引き起こすことがあります。

底つき感防止には、腰痛が気になる場合は厚さ7cm以上の敷布団が適していますが、体重が重い方やがっしりした体格の方は10cm以上の厚さがあるものがいいでしょう。

購入時は厚みがあった敷布団でも、経年劣化や品質の問題からへたりが出てくると、厚みが薄くなり、いわゆる「せんべい布団」になってしまいます。

長年使っている敷布団や低価格の敷布団は、状態が変化してきていないかチェックしてくださいね。

体圧分散性に優れているものを選ぶ

腰痛がある方には、体圧分散性に優れた敷布団がおすすめです。

体圧分散性とは?

体圧分散性とは、身体にかかる圧力を分散する性質のことで、敷布団やマットレスの性能として大切なものです。

人は横になると、腰や肩など、重くて出っ張った部分に圧力が集中し、血行が悪くなったり、痛みが出たりします。

体圧分散性に優れた敷布団は、圧力をバランスよく散らすことで身体の負担を軽減し、質の良い睡眠が可能になります。

体圧がうまく分散され、なおかつ、体が沈み込みすぎない適度な硬さがあれば、寝返りが打ちやすくなるので、腰にかかる負担を減らすことができます。

体圧分散性に優れ、正しい寝姿勢もキープできる素材としては、高反発ウレタンが代表的です。

好みに合った素材で選ぶ

敷布団の素材には、主に、綿、ポリエステル、羊毛(ウール)、ウレタンなどがあります。

各素材の特徴を下の表にまとめたので、寝心地やお手入れ方法などを比較して、好みのものを見つける参考にしてください。

素材の種類寝心地・扱いやすさ
綿・ふかふかした弾力がある
・天日干しができる
・打ち直しをすれば長く使えて経済的
ポリエステル・汗をかくと蒸れやすい
・軽量なので敷布団の上げ下ろしが楽
・洗えるものも多い
・比較的安価
羊毛(ウール)・弾力を感じる寝心地
・蒸れにくく、べたつきにくい
・汗をかきやすい人にも向いている
・天日干しができる
ウレタン高反発ウレタン:適度な反発力で身体を支えられるような寝心地
・低反発ウレタン:包み込まれるようなフィット感
・天日干しは不可、陰干しをする

腰痛が気になる方には、身体を支えてくれる反発力があり、腰が沈み込みにくい高反発ウレタンを使用した敷布団ががおすすめです。

寝心地については感じ方に個人差があるので、できれば寝具売り場などで実物を試せるといいのですが、難しい場合は、ネット上の口コミなども参考になるでしょう。

衛生面を重視するなら丸洗いできるものを

敷布団は、日頃の手入れを怠るとカビやダニが発生したり、ホコリや湿気がたまったりするのが悩みの種ですよね。

特に、ダニは50℃以上の熱を加えないと死滅しないので、敷布団を天日干しするだけでは対処できませんが、丸洗いできる素材の敷布団なら問題解決です。

敷布団のダニ対策としては、布団乾燥機で熱を加える方法もあります。

自宅で洗えるタイプはファイバー素材のものが多く、汚れが気になったら気軽にシャワーなどで水洗いできるので便利です。

機能性も重視する

最近はさまざまな機能付きの敷布団がありますが、腰痛にいい敷布団が欲しい場合は、特に、保温性、吸湿性、放湿性に注目しましょう。

素材の種類機能性の特徴
綿・保温性、吸湿性がある
・放湿性があまりないので、こまめな天日干しが必要
ポリエステル・軽量で、洗えるものが多い
・繊維のほこりが出ない
・保温性、吸湿性、放湿性はない
羊毛(ウール)・保温性、吸湿性、放湿性がある
・弾力性がある
・こまめな天日干しが必要
ウレタン・クッション性が高い
・軽量なものが多い
・吸湿性、放湿性はあまりない
・陰干しなどで湿気を飛ばす必要がある(天日干しはNG)

身体が冷えると血流が悪くなり、腰痛が悪化することがあるため、腰痛がある方は保温性がある素材の敷布団を選んでくださいね。

また、就寝中の汗で敷布団が湿ったままでも身体が冷えることがあるので、放湿性があるかどうかもチェックポイントです。

ポリエステルのファイバー素材は保温性がない上に通気性が抜群のため、冬は寒く感じることがあるので、腰痛がある場合は保温性のある敷パッドなどを敷くことをおすすめします。

混合素材の敷布団

ウール敷布団の中には、「ポリエステル混」もあり、これはウール100%に比べると放湿性には欠けますが、お手頃価格でウールらしい寝心地を味わうことができます。

また、綿敷布団にポリエステルをブレンドした「綿ポリ」は、軽くてボリュームが出ますが、綿100%のものに比べると少し柔らかくなります。

混合素材はそれぞれの素材のデメリットをカバーすることもあれば、価格を抑えるための手段という一面もあります。

腰痛には敷布団とマットレスのどちらがおすすめ?

敷布団はスペースを有効活用しつつ、メンテナンスがしやすいのが大きな魅力です。

一方で、マットレスは敷布団と比べて厚みがあり、弾力性が高いため、寝心地重視の人に適しているといえるでしょう。

敷布団マットレス
機能性たたんで収納することができる上げ下ろしなどの手間がかからない大きさや重さがあるものが多く、移動しづらい
メンテナンス素材によっては天日干しや洗濯など、自宅でメンテナンスが可能天日干しや洗濯などは基本的にできない
耐久性長く使うと底つき感を感じやすくなる厚みがあり、弾力性や耐久性が高い
コスト1枚で寝具として使えるため、コストを抑えられるベッドフレームも購入するとコストは全体的に高くなる
衛生面フローリングに直接敷く場合、ハウスダストなどアレルギーの心配があるフローリングからの高さがあるため、ハウスダストやアレルギーなどのリスクを軽減できる

敷布団とマットレスを比べた場合、敷布団は起き上がる際に腰に負担がかかるので、腰痛があるときはマットレスのほうが楽でしょう。

腰痛があるときに寝床で起き上がる場合は、横向きになり、下になっている方の肘をつき、腕の力を利用して少しづつ上体を起こしていくと楽ですよ。

敷布団とマットレスのどちらが良いかは一概には言えませんが、敷布団、マットレスともに、腰が沈み込んでしまう柔らかいものは避け、体圧分散性に優れ、身体を支えてくれる硬めのものがおすすめです。

敷布団を長持ちさせるコツ

敷布団はきちんとした手入れをすれば、長く、気持ちよく使用できます。

しかし、日常的にきちんと手入れをするには時間も手間もかかるので、忙しい方や体力のない方にはなかなか面倒な作業ですよね?

昼間の時間帯は外出していることが多いので、敷布団を天日干しできるタイミングがない

敷布団は大きくて重いので、少しでも簡単なお手入れ方法があれば知りたい

このような方にも知っていただきたい、敷布団を長持ちさせるコツをご紹介しましょう。

敷布団の典型的な手入れ方法「天日干し」のほか、敷布団の洗濯、それ以外の衛生対策についても解説しますので、実践できそうなことがあればぜひやってみてくださいね。

敷布団を敷いたままにしない

ついつい片付けるのが面倒で敷布団を敷いたままにしてしまうこともあるかもしれませんが、これでは不潔な状態になり、敷布団の寿命を縮めてしまう可能性もあるので要注意です。

敷布団を敷いたままにすると…

  • カビが発生しやすくなる
  • ダニが発生・繁殖しやすい環境になる
  • 嫌な臭いがするようになる

1.カビは適切な温度と湿度が揃うと発生するのですが、敷きっぱなしの敷布団は、表面も床との接地面もまさにカビ発生の条件を満たしてしまいます。

2.ダニは暗くて湿度が高い場所を好むので、敷きっぱなしの敷布団はダニが繁殖しやすい環境です。

3.就寝中の汗や皮脂が敷布団に染み付くと嫌な臭いがするようになり、加えて、カビも臭いの原因となります。

カビやダニは喘息やアレルギーなど、健康被害を引き起こす原因になるので、敷布団の衛生には十分気をつけてください。

カビが生えてしまったら、敷布団の買い替えも検討しましょう。

敷布団の毎日の上げ下ろしが難しい方には、敷布団とすのこベッドの併用をおすすめします。

床との高低差がほとんどないロール式や折りたたみ式のすのこベッドなら、敷布団派の方でも抵抗なく使えるでしょう。

また、布団乾燥機も敷布団を敷いたままで使えるので、湿気対策におすすめです。

こまめに天日干しする

「天日干しした後の敷布団の気持ちよさが好き!」という人は多いでしょう。

敷布団は、天日干しすることで湿気を飛ばすことができ、気持ちよさだけでなく、敷布団の長持ちにもつながります。

敷布団の素材天日干しの頻度の目安
綿週に2回程度、3~4時間程度
ポリエステル週に1回程度、1~1時間半程度
ウール月に2回程度、1~1時間半程度

よく晴れた、湿度の低い日に、できれば、午前10時~午後3時頃までに干すのがベストで、途中で裏返すと表裏ムラなく乾燥させることができます。

空気中の湿度が高い早朝や夕方に干すと、湿気を吸ってしまい、乾燥させるつもりがかえって逆効果になるので注意しましょう。

ウレタン素材の敷布団は紫外線によって劣化するので、天日干しは避け、風通しのいい場所で陰干ししてください。

ファイバー素材のものも基本的には陰干しです(通気性・水切れが抜群なので、水洗いした場合でも浴室に立てかけておいても乾きます)。

その他にも「陰干しのみ可」の商品もあるので、取扱説明書を確認してください。

定期的に洗濯する

敷布団を洗濯をすると、汗・皮脂などの汚れが取れるだけでなく、天日干しでは死滅ないダニも退治することができます。

徹底的に敷布団を清潔にしたい方は、洗濯可能なもの選び、1~2年に1度くらいを目安に定期的に洗濯するといいでしょう。

必ず洗濯方法を確認!

「洗える敷布団」といっても、自宅で洗えるものと、専門業者でないと対応できないものがあるので要注意です。

洗濯方法を間違えると、本来の寝心地が損なわれたり、型崩れしたりする恐れがあります。

必ず、事前に取扱説明書や洗濯表示を見て、「手洗いのみ可」「家庭用洗濯機可/不可」などを確認しましょう。

自宅の洗濯機がサイズや機能の問題で使えいない場合は、コインランドリーを利用してもいいですね。

下の表で、敷布団の素材別に洗濯の可否をまとめたのでご覧ください。

敷布団の素材洗濯の可否
綿・洗濯を想定しておらず、天日干しが基本
羊毛(ウール)・基本的には家では洗えない
・「洗濯可」のものもあるが、自宅で洗濯するとフェルト化してしまうので、寝具専門店やクリーニング店に相談する
合成繊維/合成樹脂
(ポリエステル、ポリエチレン、ファイバーなど)
・自宅のシャワー、洗濯機などで丸洗いできるものが多い

ウレタン素材は水に弱いので、ウレタン敷布団は洗濯できません。

敷きパッドや吸湿シートを活用する

敷布団をこまめに干すことが難しい場合は、敷きパッドや吸湿シートも活用しましょう。

「敷パッド」とは、敷布団やマットレスの上に敷く薄い寝具で、就寝中の汗を吸収したり、敷布団やマットレスの布地を保護する役目をするものです。

シーツと敷パッドを併用する場合は、シーツの上に敷パッドを敷いてください。

似たような寝具に「ベッドパッド」がありますが、これはシーツの下に敷いて汗を吸収するほか、寝心地を改善する機能もあります。

敷パッドを使用すれば、就寝中の汗は敷布団まで到達せず、また、皮脂などで直接敷布団が汚れることも防げます。

薄いので、シーツ感覚で洗濯できるのも嬉しいですね。

除湿シートも寝具の下に敷いて汗や湿気を吸収するもので、色の変化で吸湿具合が分かるものやシリカゲル・竹炭を使ったものなどがあり、冬の結露や梅雨時期の湿気対策にもおすすめです。

除湿シートは、1000円以下〜数千円程度で購入できるので、手軽に湿気対策しやすいアイテムです。

e-ヘルスネット・快眠のためのテクニック(厚生労働省)では、吸湿性・放出性が良く、保温性の良いことが快適な睡眠の第一条件であると記載されています。

腰痛敷布団おすすめによくある質問・Q&A

腰が痛い時はどうやって寝たらいいですか?

腰痛をケアする寝方には次のようなものがあります。

仰向けで寝る場合①

仰向けで膝を立てて寝ると、股関節が曲がり、腰も丸まって、腰痛があるときでも比較的楽に寝ることができます。

クッションや丸めたバスタオルを膝の下に置くと、自然に膝が立った状態になりますよ。

仰向けで寝る場合②

腰にタオルを巻いて仰向けに寝ると、腰と敷布団の間にできた隙間がタオルで埋まり、筋肉の緊張が緩和されるので、反り腰で腰が浮いてしまう方におすすめです。

タオルが厚すぎると、かえって腰が反ってしまうので注意してください。

横向きで寝る場合①

痛みがある側を上にして寝ると、患部が圧迫されないので、腰の負担を軽減できます。

横向きで寝る場合②

横向きになって足を曲げ、背中を丸めた姿勢は、腰への負担が軽くなるのでおすすめです。

さらに、両ひざの間にクッションなどを挟んだり、抱き枕を抱え込んで腕の重さを預けるようにすると、寝姿勢が安定し、リラックス効果も期待できます。

腰痛には、筋肉が原因のもの(筋・筋膜性腰痛、筋性腰痛など)と神経が原因のもの(坐骨神経痛など)があります。

痛みが辛くて自分で寝方を工夫する際も、まずは医師の診断を受けたほうがいい場合もあるので注意してくださいね。

敷布団の寿命はどのくらいですか?

一般的な綿の敷布団の場合、寿命の目安は3~5年です。

敷布団は使用しているうちに内部の繊維が絡まったり、つぶれたりすることで弾力がなくなり、いわゆる「へたってきた」という状態になります。

へたった敷布団を使い続けると、寝苦しくて睡眠の質が落ちたり、身体に痛みが出ることもあるため、3年に1回程度、以下のことをチェックしてみましょう。

  • ボリュームがなくなってきた
  • 底つき感がでてきた
  • 就寝中、身体が痛い
  • 寝返りが多くなった

敷布団のへたりを感じたら、健康のためにも買い替えを検討してみましょう。

綿の敷布団の場合は、打ち直しをするとへたりが回復することもあります(経年劣化が激しい場合は打ち直しできません)。

打ち直し料金の相場はシングルサイズで1万~1万5,000円程度なので、高価な敷布団を使っている場合は同クラスのものを買い替えるより安く済みます。

腰に負担がかかる寝方は何ですか?

寝姿勢には、仰向け寝・横向き寝・うつぶせ寝などがありますが、腰痛を考慮した場合には注意すべき点があります。

  • 仰向け寝の注意点
  • 横向き寝の注意点
  • うつぶせ寝の注意点

1.仰向けで足を伸ばした状態で寝ると股関節が伸び、つられて腰も反ってしまい、腰痛を発症しやすいので、元から反り腰の方は特に注意して下さい。

2.痛みがある側を下にして横向き寝をすると、患部が圧迫されて血流が悪くなり、腰痛を発症したり、元からある腰痛が悪化することがあります。

3.うつぶせ寝は重力が腰にかかり、腰椎が反った状態になるため、腰痛持ちの方は痛みが出やすい寝方です。

まとめ

この記事では、腰痛向けの敷布団の選び方、腰痛向けの寝方、おすすめの敷布団などをご紹介しました。

腰痛は寝方や敷布団(マットレス)によって、和らぐこともあれば、悪化することもあります。

痛みでよく眠れない夜が続けば、日中の活動にまで悪影響が出ることもあるでしょう。

睡眠は1日の疲労を回復させる大切な時間なので、少しでも痛みを和らげてくれる敷布団を選んでくださいね。

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