- なぜIFAが怪しいと言われているのか知りたい
- 信用できるIFAの特徴を教えて欲しい
- 自分に合ったIFAに出会う方法が知りたい
独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)は、「資産運用の専門家」として注目を集めている。
欧米では確立された存在だが、日本では知名度が低く、「怪しい」「信用できない」といった誤解を持たれることも少なくない。
本記事ではIFAの実態を紐解き、「IFAは怪しくない」理由を解説する。
また、IFAが資産運用のパートナーとして最適である理由や、良い専門家を選ぶポイントも丁寧に説明する。
資産運用の相談を検討している方や、IFAという職業に興味がある方にとって、役立つ内容となっている。
ぜひ最後までお読みいただきたい。
IFAは怪しくない!その理由とは


IFAは、怪しい存在ではなく、認可を受けて厳しいルールに従って活動する資産運用の専門家だ。
ここでは、IFAが信頼に値する理由を3つ挙げて説明する。
内閣総理大臣の登録を受けている
IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)は、内閣総理大臣の登録を受けることで、法的に業務を行うための要件を満たしている。
IFAとして活動するには、金融商品仲介業者としての適格性を審査され、登録を受ける必要がある。
その主な要件は以下のとおりである。
- 過去5年間に法令違反や処分歴がないこと
- 金融商品仲介業の知識と経験を持つこと
- 金融機関と業務契約を結び、適切な書類を提出すること
さらに、日本証券業協会で外務員資格を取得し、提携する金融機関の外務員として登録する必要がある。
このような制度によりIFAは、安心して相談できる存在であることが保証されている。
厳格なルールに従っている
IFAは、法令と業界規則に基づく厳格なルールに従って活動する。
登録審査で適格であると認められた専門家が、日々の活動においてもルールに従って活動しているという訳だ。
以下のような事項の順守が求められている。
- 法令と規則の厳守
- 金融商品販売法や、日本証券業協会の規則を基にした業務運営が求められる
- 具体的には、不適切な勧誘行為や、不公正取引の防止が規定されており、これに違反することは許されない
- 内部管理体制の整備
- また、法令を遵守するための内部管理体制を整備しなければならない
- 顧客情報を適切に管理することや、勧誘行為に関する審査体制、不正行為防止に向けたモニタリング体制の整備が定められている
- 契約による役割分担の明確化
- IFAは証券会社との契約において、双方の役割や責任を明確化することが義務付けられている
- これにより、提供されるサービスの範囲や、トラブル発生時の対応方法が明確になっている。
このような厳格なルールに基づいて業務を行っているため「怪しい」と不安になる心配はない。
証券会社と提携している
IFAは、証券会社とのパートナーシップを有している。これもIFAが信頼に足る専門家だという証だと言える。
IFAが証券会社と提携するには、法令遵守や内部管理体制の整備など、証券会社独自の審査基準をクリアする必要がある。
法令等に順守した活動をしていることが、客観的にも裏打ちされているのだ。
つまり、公的登録と厳しいルール順守を土台に、証券会社との連携によって実務的な信頼性が担保されているのである。
ではなぜIFAは怪しいと言われるのか?


それでもなお、IFAが『怪しい』と言われるのは、以下のような要因が影響している。
これらが複合的に作用し、「出所不明の販売代理業者」というイメージを持たれやすくなっているのだ。
日本での認知度が低いから
米国や英国でIFAは、資産運用や投資アドバイスの主要な担い手として広く認知されている。
たとえば、米国でSEC(米国証券取引委員会)や州規制当局に登録したファイナンシャルアドバイザーは、2023年時点で約32万1,000人にのぼっている。
一方、日本におけるIFAの登録数は、増加傾向とはいえ依然として低い。2023年12月時点での登録者数は、7,760人にとどまっている。
そのため、日本ではIFAという業態そのものが一般化しておらず、「馴染みのない存在」と捉えられることが多い。
※ 参考:Personal Financial Advisors – U.S. Bureau of Labor Statistics
伝統的企業への信頼が厚いから
また、証券会社や銀行といった伝統的な金融機関を中心とした市場構造も影響している。
投資家側はIFA名称に含まれる「独立系」という言葉に対し、正規の金融機関ではないという漠然とした不安を抱きやすい。
また、IFA法人は規模が小さく、いわゆる新興と区分されるものが多い。
さらに、独立系を謳いながらも、実際には特定の金融商品販売代理店に近い業務形態を取るケースも存在する。
こうした不透明さが原因で、「専門家を名乗っているが、本当は怪しいコンサルタントでは…」といった印象を持たれることも少なくないのだ。
ごく稀に強引な提案をするIFAがいるから
IFAの中には、ごく稀にではあるが、強引な提案を行う者がいる。
たとえば2023年、提携するIFAが個人投資家に対してIPO株の買いを強く勧誘し、株価を不正に支える役割を果たした事例がある。
この問題は、SBI証券の執行役員が「IPO価格を割らせたくない」という意図をIFAを通じて伝えたことで発生した。
結果として、SBI証券には金融商品取引法違反の勧告処分が下されている。
こうした事例は、IFA全体への信頼を損なうものだ。
一方で、厳格なルールがあることで問題が発覚し、処分に繋がったことも事実である。
投資家が安全にサービスを利用するためにも、IFAの評判や実績を慎重に見極め、信頼できるIFAを選ぶことが不可欠である。
※ 参考:証券監視委、IPO銘柄の株価操作でSBI証券に行政処分勧告|会社四季報オンライン
投資詐欺が急増している社会的背景から
投資詐欺の広まりも、IFAが「怪しい」と見られる一因となっている。
独立行政法人国民生活センターによれば、2023年のSNSを介した消費者トラブル相談件数は1,629件と、2022年度(170件)の約9.6倍に達している。
投資家や経済評論家を名乗り、資産運用を勧める手口が目立つという。
IFAが関与するトラブルではないものの、「投資アドバイス」や「資産運用」全体への信頼を低下させる要因の一つとなっていることは否めない。
国民生活センターは、SNSでの勧誘に対して疑いを持ち、個人名義の口座への振り込みは安易に行わないよう呼びかけている。
不安を感じたら、消費者ホットライン「188(いやや!)」や警察の相談専用電話「#9110」に早めに相談して欲しい。
怪しい?怪しくない?信用できるIFAはここが違う!


「怪しいIFA」を避け、「怪しくないIFA」を選ぶには、以下の5つのポイントを確認すると良い。
公的な登録と資格を持っていること
信頼できるIFAは、登録した金融商品仲介業者として活動し、日本証券業協会の外務員資格を保有している。
まずはこの点を確認することが、怪しくない専門家を見分ける第一歩だ。
金融庁の公式ウェブサイトでは、「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」を公開している。法人名称で、実在しているかを確認できる。
- 金融庁のウェブサイトで登録情報を確認
- 口コミや評判をリサーチ
- 初回面談時に、資格や経験について直接質問する
丁寧なヒアリングで顧客本位の提案ができること
優良なIFAは、目標やリスク許容度を丁寧にヒアリングしたうえで、相談者にとって最適な提案を行う。
提案内容に偏りが見られるIFAは、顧客の利益を優先していない可能性があるため、避けた方が良い。
- 初回面談で十分なヒアリングが行われているか
- 提案内容が顧客の意向やリスク許容度に合っているか
- 特定の商品を強調しすぎていないか
提供サービス範囲が説明がわかりやすいこと
「わかりやすさ」は、信頼できるIFAを見分けるうえでの重要なポイントだ。
この「わかりやすさ」には、サービスの範囲や費用が明確であることに加え、説明の理解しやすさも含む。
資産運用は専門用語が多い分野だが、優れたIFAはこれらをわかりやすく噛み砕き、顧客に合った形で伝える。
また、リスクや手数料などの「相談者が不安に感じやすい情報」も、隠さず誠実に説明する専門家は信頼がおける。
反対に、利益のみを強調し、リスクやコストについて触れないIFAは、自己の利益を優先している可能性がある。
- 質問に対して、具体的で明快な回答があるか
- リスクや手数料についての説明に、納得できる説明があるか
- 商品の特徴を、わかりやすく説明できるか
豊富な知識と経験・実績があること
一般的な資産運用の知識だけでなく、相談したい分野について十分な知識と実績があることも、確認しておきたいポイントだ。
「資産運用ナビ」では、担当している世帯数や預かり資産などが確認できるほか、IFA個人に対する口コミも掲載されている。
利用者の生の声を確認することで、信頼性の高さを推し量ることができる。
- 過去の顧客レビューや評判を確認する
- IFAが所属する会社やチームの実績を調べる



専門的な知識をお持ちで、銘柄選択の際のアドバイスもしっかりと根拠をもって話してくださった。



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継続的なフォローがあること
継続して相談できることも、信頼できるIFAである証だ。
定期的に連絡を取り、状況に応じた適切な助言をしてくれるIFAは、顧客本位の姿勢があると言える。
一方、契約すると連絡が途絶えるようなIFAは、顧客本位の姿勢が不足していると言えるため注意が必要だ。
- 定期的なフォローアップやアドバイスがあるか
- 投資環境が変化した際、具体的な対応策を提示してくれるか
怪しいIFAはお断り!信頼できるIFAに出会うなら「資産運用ナビ」


資産に関する相談相手を探すときは、探し方にもこだわった方が良い。
多数の専門家を比較検討できるWebプラットフォームの利用はおすすめの方法だが、ここではその中で注目の「資産運用ナビ」について紹介しよう。
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登録されているのは、厳格な基準をクリアした専門家のみだ。
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2024年9月時点での累計利用者数は2,200名を超えた。
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- 専門家の詳細プロフィールが確認できる
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IFAは、法律で定められた資格と規定に基づいて活動する資産運用の専門家で、「怪しい」ということはない。
ただし、どれほど専門家でも自分のニーズに合わなければ期待通りの成果は得られない。
だからこそ、希望条件に合うIFAを見つけることが重要であり、そのためには優れたマッチング機能を持つプラットフォームが役に立つ。
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