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FXの手数料・スプレッドを徹底解説!コストが安いFX会社も紹介

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この記事のポイント
  • FXの「手数料」は取引手数料スプレッドの2つが主要コストである。
  • 多くのFX会社が掲げる「取引手数料無料」は真実だが、実質的な手数料である「スプレッド」が最も重要である。
  • スプレッドは通貨ペアや時間帯によって変動するため、総合的なコストでFX会社を比較することが手数料負けを防ぐ鍵となる。

FXの手数料体系はどのようになっているのだろうか。

「取引手数料無料」とあっても、実はスプレッドという「実質的な手数料」が存在する。

これを知らないと、せっかくの利益がコストで消える「手数料負け」に陥ることも。

この記事では、そんな手数料の仕組みから、本当にコストが安いFX会社の選び方までを網羅的に解説する。

コストの不安を完全に解消し、自信を持ってFXをスタートするための知識が得られるだろう。

目次

FX手数料の仕組み

まず、FX取引で発生する可能性のあるコストの全体像を把握することから始めよう。

手数料は大きく分けて3種類存在する。

① 取引手数料|多くの国内FX会社が「無料」

取引手数料とは、文字通り、通貨を売買する取引ごとに発生する手数料のことである。

しかし、現在、国内の個人向けFX会社のほとんどは、この取引手数料を「無料」としている

これはFX会社間の競争が激化した結果であり、投資家にとっては有利な環境だといえる。

では、FX会社はどこで利益を得ているのか。その答えが、次に解説する「スプレッド」である。

② スプレッド|FXにおける「実質的な手数料」

スプレッドは、FX取引における実質的な手数料であり、最も重要なコスト項目である。

FXの取引画面を見ると、同じ通貨ペアに対して「売値(Bid)」と「買値(Ask)」という2つの価格が提示されている。

この売値と買値の差額がスプレッドである。

例えば、米ドル/円のレートが以下のように提示されていたとする。

  • 買値(Ask): 150.005円
  • 売値(Bid): 150.002円

この場合、スプレッドは「150.005円 – 150.002円 = 0.003円」、つまり「0.3銭」となる。

投資家は高い方の価格(買値)で通貨を買い、安い方の価格(売値)で売ることになる。

したがって、ポジションを持った(買った)瞬間に、このスプレッド分のマイナスからスタートすることになるのだ。

この差額がFX会社の収益となり、我々投資家にとっては支払うべきコストとなる。

③ その他に見逃せない手数料(入出金・口座維持など)

取引手数料とスプレッド以外にも、特定の条件下で発生する手数料が存在する。

頻繁に発生するものではないが、知っておくべきコストだ。

  • 入出金手数料
    • クイック入金
      提携金融機関からのオンライン入金。ほとんどのFX会社で無料。
    • 振込入金
      銀行窓口やATMからの振込。振込手数料は投資家負担となる場合が多い。
    • 出金手数料
      基本的に無料の会社が多いが、一部条件を設けている場合もある。
  • 口座維持手数料
    国内のFX会社では、基本的に無料である。ただし、一部の会社では長期間取引がない場合に手数料が発生するケースも稀にあるため、口座開設時の規約を確認しておくと安心だ。
  • ロスカット手数料
    証拠金維持率が一定水準を下回った際に、損失の拡大を防ぐため強制的にポジションが決済されるロスカット。この際に手数料が発生する会社もあるが、無料の会社も多い。

FX手数料が「無料」のからくりとスプレッドの重要性

「取引手数料無料」なのに、なぜコストが発生するのか。

その中心にあるスプレッドの重要性について、さらに深掘りしていく。

なぜ「取引手数料無料」が実現できるのか?

FX会社は、銀行間の取引が行われる「インターバンク市場」から通貨を仕入れている。

そして、その仕入れ値に自社の利益となるスプレッドを上乗せしたレートを、我々個人投資家に提示している。

つまり、FX会社は取引手数料で収益を上げるのではなく、スプレッドによって収益を確保しているのだ。

これが「取引手数料無料」のビジネスモデルである。

だからこそ、我々は表面的な「無料」という言葉に惑わされず、スプレッドの大きさに注目しなければならない。

スプレッドは「狭い」ほど有利|コスト計算シミュレーション

スプレッドのわずかな差が、取引を重ねることでどれほど大きなコストの差になるか、具体的なシミュレーションで確認してみよう。

条件
  • 取引量:1日あたり10万通貨
  • 取引日数:1ヶ月(20日間)
A社:スプレッド 0.2銭(0.002円)の場合
  • 1取引あたりのコスト
    0.002円 × 100,000通貨 = 200円
  • 1ヶ月の総コスト
    200円 × 20日 = 4,000円
B社スプレッド 1.0銭(0.010円)の場合
  • 1取引あたりのコスト
    0.010円 × 100,000通貨 = 1,000円
  • 1ヶ月の総コスト
    1,000円 × 20日 = 20,000円

この場合、1ヶ月で16,000円、1年間では192,000円もの差が生まれる。

スプレッドがいかに損益に直結するか、お分かりいただけるだろう。

注意!スプレッドは常に一定ではない(原則固定の例外)

多くのFX会社は「スプレッド原則固定」を謳っているが、これは常に固定されているという意味ではない。

市場の状況によっては、スプレッドが一時的に拡大することがある。

スプレッドが拡大しやすいタイミング
  • 早朝
    日本時間の月曜早朝や平日の午前6時〜8時頃は、市場参加者が少なく流動性が低下するため。
  • 重要な経済指標の発表時
    米国の雇用統計など、相場が大きく変動する可能性がある指標の発表前後。
  • 予期せぬ重大ニュース発生時
    戦争や金融危機、災害など、市場が混乱したとき。
  • 年末年始
    市場参加者が減り、流動性が低下するため。

これらの時間帯を避けて取引することも、コストを管理する上で重要な戦略となる。

FX手数料・スプレッドで比較!初心者におすすめのFX会社5選

ここまでの解説で、FX会社選びにおいてスプレッドが最重要であることが理解できたはずだ。

ここでは、その基準に基づき、初心者でも安心して利用できるおすすめのFX会社をタイプ別に紹介する。

FX会社を選ぶ際の比較ポイント5つ

FX会社を比較する際は、以下の5つのポイントを総合的に判断することが重要だ。

  1. スプレッドの狭さ
    最も重要な項目。米ドル/円だけでなく、取引したい通貨ペアのスプレッドを確認する。
  2. 約定力
    注文した価格で正確に取引が成立する能力。「スリッページ(注文価格と約定価格のズレ)」が発生しにくい会社は信頼性が高い。
  3. 最低取引単位
    1,000通貨や100通貨など、少額から始められるか。初心者は小さな単位で始められる会社が安心だ。
  4. ツールの使いやすさと情報量
    PCツールやスマホアプリが直感的に操作できるか。また、質の高いマーケット情報を提供しているかも重要。
  5. サポート体制と信頼性
    24時間対応の電話サポートなど、困ったときに頼れる体制があるか。また、信託保全など資産管理の安全性も確認する。

【総合力No.1】迷ったらココ!王道の「GMOクリック証券(FXネオ)」

総合評価 3.6
口座数852,522口座
※2025年4月時点
取引単位1,000通貨
※通貨ペアによって異なる
取引手数料無料
スプレッド
(米ドル/円)
0.2銭原則固定(午前9時~翌朝3時)
3.8銭原則固定(上記以外)
※2025年5月時点
スワップポイント
(買い)
※過去14日間平均
米ドル/円:162
ユーロ/円:117
※2025年7月14日時点
通貨ペア数30種類(ラージ銘柄含む)

FX取引高10年連続世界No.1(※)の実績を誇る、まさに王道というべきFX会社。

全ての比較ポイントで高水準のサービスを提供している。

特に、米ドル/円をはじめとする主要通貨ペアのスプレッドは常に業界最狭水準を維持。

高機能でカスタマイズ性の高いPCツール「はっちゅう君FX+」や、洗練されたスマホアプリは初心者から上級者まで多くのトレーダーに支持されている。

大手GMOインターネットグループが運営する絶大な安心感も魅力だ。

こんな人におすすめ
  • どの会社を選べば良いか分からない、最初のFX口座を探している人
  • 取引コスト、ツール、信頼性の全てにおいて高いレベルを求める人
  • 長期的にFXを続けていく上で、メイン口座として長く使える会社を探している人
  • Finance Magnates「2022年 年間FX取引高調査報告書」において、2013年~2022年のFX取引高(売買代金)で世界第1位を記録

【スキャルピング向き】約定力に定評がある「GMO外貨(外貨ex)」

総合評価 3.4
口座数 479,828口座
※2025年3月現在  
取引単位1,000通貨
取引手数料無料
スプレッド
(米ドル/円)
0.2銭原則固定(午前8時~翌午前3時)
4.0銭原則固定(上記時間外)
※2025年4月22日時点
スワップポイント
(買い)
※過去14日間平均
米ドル/円:164
ユーロ/円:120
※2025年7月14日時点
通貨ペア数24通貨ペア

短期トレーダーが最も重視する「約定力」において、第三者機関からNo.1の評価(※)を得ている実力派。

公式サイトでもスキャルピングを公認しており、トレーダーは安心して短期売買に集中できる。

スプレッドも業界最狭水準で、特にユーロ/米ドルやポンド/円といった通貨ペアにも強い。

シンプルな取引ツールは、余計な機能がなく直感的に操作できるため、スピードを重視する取引に最適だ。

こんな人におすすめ
  • スキャルピングやデイトレードを主戦場にしたいと決めている人
  • 「狙った価格で確実に取引を成立させたい」という、約定力を最優先する人
  • 経済指標発表時など、相場が荒れやすいタイミングでも積極的にトレードしたい人
  • 株式会社矢野経済研究所「FXサービスパフォーマンステスト」において、「約定力(スリッページ発生率「0」スプレッド提示率)」で第1位を獲得(調査期間:2023年8月21日~2023年11月20日)

【少額から始めたいなら】1通貨から始められる「SBI FXトレード」

総合評価 3.6
口座数36万口座
取引単位1通貨
取引手数料無料
スプレッド
(米ドル/円)
0.18銭(基準値)
※2025年6月実績
スワップポイント
※過去14日間平均
米ドル/円:159
ユーロ/円:112
※2025年7月14日時点
通貨ペア数35通貨ペア(ラージ銘柄含む)

「FXは怖い」「大損したくない」という初心者の不安を完全に払拭してくれるのがこの会社。

なんと「1通貨単位」からの取引が可能で、米ドル/円ならわずか10円程度の証拠金からでもリアルな取引が始められる。

いきなり数万円を入金するのは抵抗があるという人でも、お試し感覚でFXの世界を体験できる。

金融業界の最大手SBIグループが運営しており、その信頼性は抜群だ。

こんな人におすすめ
  • とにかくリスクを最小限に抑えて、FXの練習をしたい人
  • デモトレードでは得られない、リアルマネーでの緊張感を少額で味わいたい人
  • 自分だけのトレード手法を、小さなロットでじっくりと検証したい人

【情報・学習ツールが優秀】老舗の安心感「MATSUI FX(松井証券)」

総合評価 3.5
口座数211,386口座
※2025年3月時点
取引単位1通貨
取引手数料無料
スプレッド
(米ドル/円)
0.2銭原則固定
スワップポイント
(買い)
米ドル/円:154
ユーロ/円:59
※2025年7月14日時点
通貨ペア数22通貨ペア(ラージ銘柄を含む)

100年以上の歴史を持つ老舗証券会社、松井証券が提供するFXサービス。

「トレードは情報戦である」と考えるなら、この会社が最良のパートナーになるだろう。

投資家教育に力を入れており、専門家による質の高いマーケット情報や動画セミナーなどの学習コンテンツが非常に充実している。

取引システムもシンプルで分かりやすく、1通貨単位からの取引や100円からの自動売買にも対応。

手厚い電話サポートにも定評がある。

こんな人におすすめ
  • テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析も重視したい人
  • プロの意見や分析を参考にしながら、自分のトレード戦略を立てたい人
  • FXの勉強と実践を並行して進めていきたい、学習意欲の高い人

【自動売買】選ぶだけの簡単設定「みんなのFX(トレイダーズ証券)」

総合評価 3.5
口座数606,029口座※1
取引単位通貨0.1Lot単位(1Lotは10,000通貨、0.1Lotは1,000通貨)
取引手数料無料
スプレッド
(米ドル/円)
0.22
スワップポイント
(買い)※3
米ドル/円:161
ユーロ/円:120
(2025年7月11日)
通貨ペア数46通貨ペア(LIGHTペア含む)
  1. 2025年3月現在
  2. 米ドル/円ラージのスプレッドは原則固定の対象外
  3. 14日間平均
  4. 2025年5月21日時点

感情的な判断を排除し、ロジカルな取引を目指せる「みんなのシストレ」という自動売買サービスが最大の魅力。

世界中のトレーダーや独自開発のAIが作成した売買プログラムを、ランキング形式から選ぶだけで、24時間システムがあなたに代わって取引を続けてくれる。

もちろん、裁量取引のスプレッドも業界最狭水準。

高水準のスワップポイントや、ユニークなキャンペーンにも定評がある。

こんな人におすすめ
  • 日中は忙しくて、相場をチェックする時間がない人
  • 自分の判断に自信が持てず、感情に左右されて失敗しがちな人
  • 裁量取引と並行して、ポートフォリオにシステムトレードを組み入れたい人

FXで「手数料負け」しないための3つの鉄則

最適なFX会社を選んだとしても、取引の仕方によってはコストがかさみ、「手数料負け」に陥る可能性がある。

ここでは、トレーダー自身が実践すべきコスト管理の鉄則を3つ紹介する。

鉄則1: 取引回数を無闇に増やさない(ポジポジ病の抑制)

スプレッドは取引回数に比例して膨らむコストであり、取引が多いほど負担は大きくなる。

初心者が陥りがちな失敗に「ポジポジ病」がある。

これは、常にポジションを持っていないと落ち着かず、明確なエントリー根拠がないにもかかわらず、なんとなくの値動きで次々と取引してしまう状態だ。

機会損失を恐れるあまり、無駄な取引を繰り返してしまうのだ。

対策

  • 具体的な取引ルールを設定し、それを厳守する
    (例:「移動平均線がゴールデンクロスし、RSIが50以上なら買い」など)
  • ポジションを持つと同時に必ず損切り注文(ストップロス)を入れることで、感情的判断を排除し、リスクを機械的に管理する。

鉄則2: 取引時間帯を意識する(スプレッド拡大を避ける)

スプレッドは時間帯によって変動し、市場参加者が多く取引が活発な時間帯(日本時間の夕方〜深夜)は安定しやすい。

一方、流動性が低く取引が少ない早朝はスプレッドが広がりやすいため、意図せず高いコストを支払う可能性がある。

特に初心者は注意が必要だ。

対策

  • 取引量の多い日本時間の夕方〜深夜を中心に取引する。
  • 流動性が低くスプレッドが広がりやすい早朝などの時間帯は避ける。

鉄則3: 長期的な視点を持ち、コストを記録する

1回あたりのスプレッドは小さく見えるが、積み重なると将来の利益を大きく左右するほどの影響を与える。

トレード記録では、損益だけでなく取引ごとに支払ったスプレッド(コスト)も明確に記録することが重要だ。

コスト意識を高めることが、長期的に市場で生き残るために必要な習慣である。

対策

  • トレード記録には損益だけでなくスプレッドコストも必ず記録する
  • 常にコスト意識を高める習慣を身につける。

まとめ

本記事では、FXの手数料について、その全体像から具体的なFX会社の選び方、そしてコストを抑えるための取引手法までを網羅的に解説した。

FXで資産を築くための第一歩は、コストを制することから始まる。

将来の利益を最大化するために、まずは最も重要なパートナーとなるFX会社の口座を開設することから始めよう。

どの会社を選ぶべきか迷うのであれば、まずは業界最狭水準のスプレッドと高い総合力を誇るFX会社で口座開設してみよう。

FXの手数料に関するよくある質問

FXの手数料に消費税はかかりますか?

いいえ、かかりません。

FX取引は金融取引に分類され、消費税の対象外です。

したがって、取引手数料やスプレッドに対して消費税が課されることはありません。

ただし、FX取引で得た利益は「雑所得」として課税対象となり、原則として確定申告が必要になる点は覚えておく必要があります。

外貨両替とFXの手数料はどちらが安いですか?

圧倒的にFXの手数料が安いです。

海外旅行などで外貨が必要な場合、銀行や空港で両替すると数円単位の高い手数料がかかります。

一方、FX会社を利用して外貨を両替(現受け)すれば、コストはスプレッド分のみで済むため、格段に安く外貨を手にすることができます。

一部のFX会社では外貨の現受けサービスを提供しています。(外貨出金時などに別途手数料が発生する場合あり)

スキャルピングが禁止されているFX会社はありますか?

明確に「禁止」としている会社は少ないが、注意は必要です。

多くのFX会社はスキャルピングを明確には禁止していません。

しかし、短時間にサーバーへ極端な負荷をかけるような超高頻度の取引は、システムの安定性を損なうとして規約で制限されている場合があります。

スキャルピングをメインに考えている場合は、公式サイトでスキャルピングを公認・歓迎しているFX会社を選ぶのが最も安全です。

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