FXを始める際や乗り換えを検討する際、GMO外貨(外貨ex)とDMM FXは多くの人が比較する人気口座だ。
それぞれに異なる強みがあり、自分に合うかどうか迷う人も多い。
本記事では、両社のサービス内容や取引条件、サポート体制などを多角的に比較し、あなたに最適なFX会社を見極めるための判断材料を提供する。
少額から始められるか (初心者向け) | 取引コストの低さ (スプレッドの狭さ) | 使いやすく高機能な スマホアプリの有無 | |
---|---|---|---|
おすすめの FX会社 | ★GMO外貨 | ★DMM FX | ★GMO外貨★GMO外貨 | ★DMM FX
理由 | 1通貨単位から取引可能。 数百円の資金でリアルトレードを体験でき、初心者でも始めやすい。 | どちらも業界最狭水準のスプレッドを提供。特に短期売買(スキャル・デイトレ)ではコスト差が重要。 | DMM FXは初心者に優しいUI。 GMO外貨は高機能でチャート分析可能。どちらもスマホ完結が可能。 |
【早見表】GMO外貨 vs DMM FX スペック比較一覧


まずは、両社の主要なスペックを表で比較してみよう。詳細な解説は後続の章で行うが、この表を見るだけでも大まかな違いが把握できるはずだ。
GMO外貨 (外貨ex) | DMM FX | |
---|---|---|
スプレッド (USD/JPY) | 原則固定※1 (業界最狭水準) | 原則固定※1 (業界最狭水準) |
スワップポイント※2 | 比較的高水準 (特に一部高金利通貨ペア) | 標準的 |
最小取引単位 | 1通貨※2 | 10,000通貨 |
通貨ペア数 | 24通貨ペア | 21通貨ペア |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
入出金手数料 | 無料 (一部例外あり) | 無料 |
PC取引ツール | Exチャート (高機能) Web版取引画面 | DMMFX PLUS (多機能) DMMFX STANDARD (シンプル) |
スマホアプリ | 外貨ex (高機能) FX取引アプリ Cymo (シンプル) | DMMFX Trade (多機能) |
デモトレード | あり | あり |
サポート体制 | 電話、メール | 電話、メール、LINE |
運営会社 | GMO外貨株式会社 (GMOあおぞらネット銀行グループ) | DMM.com証券 (DMMグループ) |
※2 南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は100通貨
GMO外貨(外貨ex)とDMM FXの基本情報を比較!会社概要と信頼性


FX取引を行う上で、利用するFX会社の信頼性や安全性は極めて重要な要素である。ここでは、GMO外貨とDMM FXの運営会社概要と、その信頼性について比較していく。
GMO外貨(外貨ex)の会社概要と特徴
GMO外貨(正式名称:GMO外貨株式会社)は、東証プライム上場のGMOフィナンシャルホールディングス株式会社のグループ企業であり、GMOあおぞらネット銀行の連結子会社である。
以前は「YJFX!」としてヤフーグループのFX会社として知られていたが、2021年にGMOインターネットグループに参画し、社名変更した経緯を持つ。
大手金融グループの一員であること、そして長年にわたるFXサービスの提供実績は、信頼性の高さを示していると言えるだろう。
個人投資家向けのFX取引サービス「外貨ex」を中心に、質の高い取引環境と豊富な情報コンテンツの提供に力を入れている。
運営会社 | GMO外貨株式会社 |
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設立 | 2003年9月(前身企業含む) |
資本金 | 4億9千万円(2023年12月末時点) |
金融庁登録 | 関東財務局長(金商)第271号 |
加入協会 | 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 |
DMM FXの会社概要と特徴
DMM FXは、DMM.com証券が運営するFXサービスである。
DMM.comグループは、動画配信、オンラインゲーム、英会話、3Dプリンターなど、多岐にわたる事業を展開する大手企業グループであり、その知名度は非常に高い。
DMM.com証券は、FX取引高国内第1位※の実績を誇り、多くのトレーダーから支持されている。
初心者にも分かりやすい取引システムと、手厚いサポート体制、そして魅力的なキャンペーンなどが特徴として挙げられる。
※ファイナンス・マグネイト社「2023年年間FX取引高調査」調べ。口座数、預かり資産も業界トップクラス
運営会社 | DMM.com証券 |
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設立 | 2006年12月 |
資本金 | 98億円(2023年3月期) |
金融庁登録 | 関東財務局長(金商)第1629号 |
加入協会 | 日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 |
【徹底比較】GMO外貨とDMM FX、9つの違いとは?


ここからは、トレーダーがFX会社を選ぶ上で特に重要となる10個の項目について、GMO外貨とDMM FXを具体的に比較していく。
それぞれの項目でどちらがどのような特徴を持ち、どのようなトレーダーに向いているのかを明らかにしていきたい。
スプレッド
スプレッドは、FX取引における実質的なコストであり、特に短期売買を頻繁に行うトレーダーにとっては収益を左右する重要な要素である。
一般的にスプレッドは狭いほどトレーダーにとって有利となる。
GMO外貨とDMM FXは、どちらも業界最狭水準のスプレッドを提供することを強みとしており、主要通貨ペアにおいては両社間に大きな差は見られないことが多い。
通貨ペア | GMO外貨 (原則固定) | DMM FX (原則固定) |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 0.4銭 |
ポンド/円 | 0.9銭 | 0.9銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 0.5銭 |
NZドル/円 | 0.7銭 | 0.7銭 |
南アランド/円 | 0.9銭 | 1.0銭 |
メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 0.2銭 |
- 両社ともに業界トップクラスの低スプレッドを誇る。特に米ドル/円、ユーロ/円などの主要通貨ペアでは競争力が高い。
- GMO外貨は、南アフリカランド/円やメキシコペソ/円といった高金利通貨でも競争力のあるスプレッドを提供していることがある。
- DMM FXも全体的にスプレッドが狭く、安定した提供を心がけている。
- スプレッドは原則固定だが、早朝や経済指標発表時など市場の流動性が低い時間帯には拡大する可能性がある点は両社共通である。
スプレッドに関しては、GMO外貨とDMM FXの間に大きな優劣はないと言える。
どちらを選んでも業界最狭水準の低コストで取引が可能だが、取引したい通貨ペアやタイミングによっては若干の差が出る可能性もあるため、公式サイトで最新情報を確認し、デモトレードで体感してみるのが良いだろう。
各種手数料(取引手数料・入出金手数料)で比較!GMO外貨とDMM FX
FX取引においては、スプレッド以外にも各種手数料が発生する場合がある。
- GMO外貨:無料
- DMM FX:無料
現在、日本の主要なFX会社の多くは取引手数料を無料としており、GMO外貨とDMM FXもこれに該当する。
【GMO外貨】
- 入金
- クイック入金(提携金融機関からのオンライン即時入金)は無料。
- 振込入金の場合、振込手数料は顧客負担。
- 出金:無料
【DMM FX】
- 入金
- クイック入金(提携金融機関からのオンライン即時入金)は無料。
- 振込入金の場合、振込手数料は顧客負担。
- 出金:無料
- 取引手数料は両社ともに無料で、コストを抑えて取引が可能である。
- 入出金に関しても、両社ともにクイック入金や通常の出金は無料で利用できるため、利便性が高い。
振込入金を選択する場合のみ、利用する金融機関所定の振込手数料が発生する点に注意が必要だ。
各種手数料に関しては、GMO外貨とDMM FXの間に実質的な差はないと言える。どちらの会社を選んでも、手数料を気にすることなく取引に集中できる環境が提供されている。
スワップポイントで比較!GMO外貨とDMM FX、高金利通貨で有利なのは?
スワップポイントは、2国間の金利差調整額であり、高金利通貨を買って低金利通貨を売るポジションを保有していると、ほぼ毎日受け取ることができる。
逆に、低金利通貨を買って高金利通貨を売る場合は支払いが発生する。
両社のスワップポイントは以下のとおりだ。
通貨ペア (買いスワップ/ 1万通貨あたり) | GMO外貨 (円) | DMM FX |
---|---|---|
米ドル/円 | 164 | 160 |
ユーロ/円 | 120 | 177 |
ポンド/円 | 225 | 218 |
豪ドル/円 | 100 | 93 |
南アランド/円 | 141 | 140 |
メキシコペソ/円 | 211 | 160 |
- GMO外貨は、総じてスワップポイントが高めに設定される傾向があり、特に高金利通貨ペア(南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円)でのスワップ狙いの長期投資に向いていると言える。
- DMM FXも決して低いわけではないが、GMO外貨と比較するとやや控えめな通貨ペアが見られる。ただし、マイナススワップ(支払いスワップ)が小さい場合もあるため、両建て戦略などでは有利になるケースも考えられる。
- スワップポイントは日々変動するため、長期保有を考える場合は、こまめに最新情報をチェックする必要がある。
スワップポイントを重視するなら、GMO外貨がより有利な選択肢となる可能性が高い。
ただし、取引したい通貨ペアや市場環境によって条件は変わるため、両社の公式サイトで最新のスワップカレンダーを確認し、比較検討することが重要である。
取引単位
最小取引単位は、FX取引を始めるために必要な最低限の資金量に影響する。
GMO外貨
- 原則として1通貨単位から取引が可能(南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は100通貨単位から)。これは業界でも最小クラスであり、数百円程度の非常に少額な資金からFX取引を始めることができる。
DMM FX
- 10,000通貨単位からの取引となる。一般的なFX会社では標準的な単位だが、GMO外貨と比較すると、取引開始に必要な資金は大きくなる。
- 少額からFXを始めたい、あるいは細かく取引量を調整したいトレーダーにとっては、GMO外貨の1通貨単位からの取引は大きなメリットとなる。
- DMM FXの1万通貨単位は、ある程度まとまった資金で取引したいトレーダーにとっては標準的だが、初心者にはややハードルが高いと感じるかもしれない。
通貨ペア数
通貨ペア数は取引戦略の幅広さに関わってくる。
GMO外貨
- 24通貨ペアを提供している。主要な先進国通貨ペアに加え、メキシコペソや南アフリカランドといった人気の高金利通貨ペアも網羅している。
DMM FX
- 21通貨ペアを提供している。主要な通貨ペアは揃っており、一般的な取引には十分なラインナップと言える。
- 通貨ペア数ではGMO外貨が若干多い。
- DMM FXも主要ペアはカバーしており、よほどマニアックな通貨ペアを取引したいというニーズがなければ、DMM FXでも不足を感じることは少ないだろう。
多様な通貨ペアを試したいという場合は、若干GMO外貨が有利と言える。
自身の資金計画や取引スタイルに合わせて選択したい。
取引ツール(PC・スマホアプリ)
取引ツールは、FX取引の操作性や分析のしやすさに直結する重要な要素である。PC用の高機能ツールから、スマートフォン用の手軽なアプリまで、各社が特色あるツールを提供している。
PCツール
- Exチャート
高機能な分析が可能で、カスタマイズ性も高いインストール型のチャートツール。テクニカル指標も豊富に搭載。 - Web版取引画面
インストール不要でブラウザからアクセス可能。シンプルで直感的な操作が可能。
スマホアプリ
- 外貨ex (GMO外貨FX)
高機能で、PC版に劣らない分析や注文が可能。ニュースや経済指標カレンダーも搭載。 - FX取引アプリ Cymo
シンプルな操作性を追求したアプリ。外出先での素早い取引に向いている。
PCツール
- DMMFX PLUS
高機能でカスタマイズ性に優れた取引ツール。チャート機能、注文機能、情報収集機能が統合されている。レイアウトの自由度が高い。 - DMMFX STANDARD
シンプルで操作が分かりやすい取引ツール。初心者でも直感的に使えることを目指して設計されている。
スマホアプリ
- DMMFX Trade
PC版に匹敵する機能を搭載し、直感的な操作が可能。チャート分析から注文までスムーズに行える。プッシュ通知機能も充実。
- GMO外貨は、本格的な分析をしたい上級者向けの「Exチャート」から、シンプルなWeb版、そして機能の異なる2種類のスマホアプリまで、幅広いニーズに対応できるラインナップを持つ。
- DMM FXは、初心者向けの「DMMFX STANDARD」と高機能な「DMMFX PLUS」を用意し、スマホアプリも使いやすさと機能性を両立させている。特に「DMMFX PLUS」はレイアウトの自由度が高く、自分好みの取引画面を作りやすい。
- 両社ともにデモトレードを提供しており、本番口座開設前に取引環境をじっくりと試すことができる。
取引ツールの評価は個人の好みや習熟度に大きく左右されるため、一概にどちらが優れているとは言いにくい。
GMO外貨は、より専門的な分析を深く行いたい、あるいはシンプルな操作性を求めるなど、トレーダーの志向に合わせてツールを選びたい場合に選択肢が豊富だ。
DMM FXは、初心者から上級者まで、比較的誰にでも馴染みやすく、バランスの取れた高機能ツールを提供していると言える。特にスマホアプリの評価が高い傾向がある。
また、両社とも事前に取引ツールを十分に試すことができるため、安心して本番取引に臨むことができるだろう。
情報コンテンツ・学習サポートで比較!GMO外貨とDMM FX
FX取引で成功するためには、日々のマーケット情報の収集や、取引スキルの向上が不可欠である。
FX会社が提供する情報コンテンツや学習サポートは、トレーダーにとって重要な武器となり得る。
マーケット情報
- 経済ニュース(ダウ・ジョーンズ、MarketWin24など複数ソースから配信)
- アナリストによる詳細なマーケットレポートやテクニカル分析レポート
- 経済指標カレンダー、要人発言情報
学習サポート
- 初心者向けコンテンツ(FXの基礎知識、取引ツールの使い方など)
- オンラインセミナー(著名アナリストやトレーダーによる実践的な内容も多数)
- 動画コンテンツ
GMO外貨は、情報コンテンツの質と量において業界でもトップクラスと評価されており、特にアナリストレポートやセミナーの充実度は高い。
マーケット情報
- 経済ニュース(時事通信社、Klug NEWSなど)
- 経済指標カレンダー
- アナリストレポート(頻度はGMO外貨に比べて少ない傾向)
学習サポート
- 初心者向けガイド(FXの基本、注文方法など)
- 取引ツールの操作マニュアル
DMM FXも基本的なマーケット情報や初心者向けコンテンツは提供しているが、GMO外貨と比較すると、情報コンテンツの深さやセミナーの開催頻度ではやや見劣りするかもしれない。
ただし、シンプルな情報を好むユーザーにとっては十分な内容と言える。
- GMO外貨は、情報収集や学習を重視するトレーダーにとって非常に魅力的な環境を提供している。専門家の分析レポートやセミナーを活用してスキルアップを目指したい人に向いている。
- DMM FXは、基本的な情報は押さえつつも、どちらかと言えば取引ツールの使いやすさやサポート体制に強みがある。必要最低限の情報で十分というトレーダーには適している。
情報コンテンツの充実度や学習サポートの手厚さを重視するならば、GMO外貨に軍配が上がる。
積極的に学びながら取引スキルを向上させたいトレーダーにとって、GMO外貨は強力なパートナーとなるだろう。
DMM FXは、シンプルな情報提供を好むユーザーや、他の情報源をメインに利用するユーザーに適している。
サポート体制で比較!GMO外貨とDMM FX、困ったときの安心感は?
FX取引中に疑問点が生じたり、システム的なトラブルが発生したりした場合に、迅速かつ的確なサポートを受けられるかは非常に重要である。
GMO外貨
- 問い合わせ方法
電話、メール - 対応時間(電話)
月曜午前7:00~土曜午前5:50(メンテナンス時間を除く) - FAQ
公式サイトに充実したFAQページあり
DMM FX
- 問い合わせ方法
電話、メール、LINE - 対応時間(電話・LINE)
24時間(土日を除く、メンテナンス時間を除く) - FAQ
公式サイトにFAQページあり
- DMM FXの大きな特徴は、LINEでの問い合わせに対応している点である。これにより、電話よりも気軽に、チャット形式で質問することが可能だ。また、電話サポートも24時間対応(平日)であり、手厚いサポート体制と言える。
- GMO外貨も、平日はほぼ24時間体制で電話サポートを提供しており、メールでの問い合わせも可能。FAQも充実しているため、一般的な疑問点は自己解決しやすい。
- 両社ともに、サポートの質に関する評判は概ね良好である。
サポート体制の利便性、特に問い合わせチャネルの多様性と対応時間においては、DMM FXがやや優位と言えるだろう。
LINEでの問い合わせや24時間電話サポートは、特に初心者や日中忙しいトレーダーにとって心強い。
GMO外貨も十分なサポート体制を備えているが、より手軽で迅速なコミュニケーションを求めるならDMM FXが魅力的に映るかもしれない。
キャンペーンで比較!GMO外貨とDMM FX、お得なのはどっち?
FX会社は、新規口座開設者や既存顧客向けに、キャッシュバックなどの魅力的なキャンペーンを頻繁に実施している。これらを活用することで、お得に取引を始めることができる。
GMO外貨
- 新規口座開設キャンペーン!最大100万円キャッシュバック
- 毎日取引で当選確率アップ!毎日500名様に1,000円キャッシュバック祭!
- 200円もらってCFD銘柄を保有しよう!はじめませんか?ポチッとちょいエフディー!
DMM FX
- 新規アカウント登録+お取引で最大50万円キャッシュバック
- 取引応援ポイントサービス!取引実績に応じて最大3倍のポイント付与
- キャンペーン内容は時期によって変動するため、常に最新情報を公式サイトで確認する必要がある。
- DMM FXの新規口座開設キャンペーンは、業界でもトップクラスのキャッシュバック額を提示することが多く、魅力的である。取引応援ポイントも継続的なメリットとなる。
- GMO外貨も、高額なキャッシュバックキャンペーンを頻繁に実施しており、見逃せない。
キャンペーンのお得度は魅力的な判断材料の一つだが、それだけでFX会社を選ぶのは危険である。
たとえ高額なキャッシュバックがあっても、スプレッドや取引ツール、サポート体制が自分に合っていなければ、実際の取引で不利になる可能性がある。
キャンペーンはあくまで“プラスα”の要素として捉え、自分の取引スタイルや重視するポイントに合ったFX会社を選んだ上で、有利なタイミングで活用するのが賢明な選び方である。
【評判・口コミから見る】DMM FXとGMO外貨(外貨ex)のメリット・デメリット


FX会社を選ぶ際、公式サイトのスペック情報だけでなく、実際に利用しているユーザーの生の声は非常に重要な判断材料となる。
ここでは、マイナビニュース FX運用チームが実施したアンケート※結果をもとに、DMM FXとGMO外貨のメリットとデメリットを、具体的な口コミを交えながら深掘りしていく。
※【調査概要】
調査名:FXの投資実態に関する調査
・調査期間:2025年5月13日〜2025年5月22日
・調査方法:インターネットによる調査
・調査対象:FX取引経験のある20代〜60代の投資家
・有効回答数:342
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
DMM FXのメリット:利用者の声から見える強み
DMM FXは、その総合力の高さから多くのトレーダーに支持されている。アンケート結果からは、特に以下の点がメリットとして評価されていることがわかる。
1. 業界最狭水準のスプレッド(平常時)
多くの場合、DMM FXのスプレッドは業界でも競争力のある水準に設定されており、取引コストを意識するトレーダーにとって魅力の一つとなっている



取引手数料が他社に比べて割安な点がメリット。他にもサポート体制が充実しており、安心して取引できる点も良い



取引手数料無料ですし30万円キャッシュバックなどのキャンペーンも魅力です。FX取引高2年連続世界1位という実績も評価できます。
2. 取引ツールとプラットフォームの基本的な使いやすさ
初心者にも配慮したツール設計や、スマホアプリの利便性を評価する声も聞かれる。



取引ツールは使いやすくまた、スピードが速い。約定力が高いので自分の狙い通りの価格で取引できるのでもどかしさが無い。



取引ツールはかなり使いやすいと思います。直感的に使えるUIなので、他社のものよりも個人的には好みです。
3. 大手ならではの安心感とサポートへの期待
DMM.comグループとしての企業規模や実績は、利用者にある程度の安心感を与えている。また、サポート対応の質に対する期待も高い。



コマーシャルで宣伝しているので、知っている人が多いという安心感。 サポート体制がしっかりとしている。



FX取引高2年連続 世界第1位なので、会社選びで迷いませんでした。
これらの声からは、個別のケースにおいて顧客に寄り添ったサポートが提供されている様子がうかがえる。
DMM FXのデメリット:利用者が指摘する改善点と注意点
多くの利用者がいる一方で、DMM FXには具体的な改善要望や注意点が多数寄せられている。
1. スプレッドの変動と約定に関する不安
平常時のスプレッドは評価される一方、不安定な相場環境下でのスプレッド拡大や約定に関する懸念が指摘されている。



経済指標の発表時や急な値動きがある時にスプレッドが一気に広がったり注文が通りにくくなったりするのが不安です。



通信が混み合うときに約定しないことがある。他のFXに比べてリアルタイムで不利な条件になることがある。
2. 通貨ペアのラインナップ
マイナー通貨や特定の高金利通貨の取り扱いが少ない点に対する不満の声がある。



マイナーな通貨の取り扱いが少ないというのがあるのでDMMFXはその点は改善して欲しいというのがあります。



ある程度メジャーな通貨でも取引対象外のもの(トルコリラなど)があるため、取り引きの幅が狭くなる点を直してほしい。
外貨ex(GMO外貨)のメリット:利用者の声から見える強み
外貨ex(GMO外貨)に関しては、サービス全体に対する高い満足度を示す声がある一方で、具体的な改善要望も寄せられている。
1. スプレッドの狭さ
GMO外貨(外貨ex)は、業界最狭水準のスプレッドを提供していることで知られ、特に主要通貨ペアの取引コストを抑えたいトレーダーにとって大きなメリットとなる。



取引手数料が他社よりもかなり安い。



低コストで取引ができる。
2. 取引ツールの使いやすさ
シンプルで直感的に操作できる取引ツールや、高機能な分析ツールを提供しており、トレーダーのレベルやスタイルに合わせた選択が可能である。



PC、スマホともに取引ツールが使いやすいことも良い点だと思います。



スマホでわりと快適に使えるのが良い。PCでも問題がない。情報周りもスッキリしていると思うので、調べ物にもいい
3.サポート体制
一部利用者からは、サービス全体に対する非常に高い満足度が示されている。サポート体制についても、一定の評価がある。



サポート体制がきちんと整っているので、安心して取引ができています。他にも手数料がリーズナブルなところも魅力の一つです。



サポート体制もしっかりしていて分からないことがあった時すぐに解決できる点が非常にいい点です。
外貨ex(GMO外貨)のデメリット:利用者が指摘する改善点と注意点
満足の声がある一方で、具体的な改善点も指摘されている。
1. スワップポイント
スワップポイントの条件に関して、改善を望む声が見られる。



他社に比べてスワップポイントが低めに設定されているので改善してほしい。



マイナススワップポイントが高いことが少々気になる要素となっています。
3. 情報コンテンツ・サポート体制
提供される情報量やサポート体制について、さらなる充実を期待する声がある。



ほかと比べると拾える情報量が弱い。



サポートの電話がつながりにくいことがあるので改善してほしい。
これらの口コミは、あくまで個々の利用者の感想であるが、DMM FXと外貨ex(GMO外貨)それぞれが持つ強みや特徴、そして利用する上で注意すべき点や今後の改善が期待される点を具体的に示している。
自身の投資スタイルや重視するポイントと照らし合わせながら、最適なFX会社選びの参考にしてほしい。
【結論】GMO外貨とDMM FX、あなたに最適なのはこちら!


これまでの詳細な比較と分析を踏まえ、最終的にどのようなトレーダーにGMO外貨が向いており、どのようなトレーダーにDMM FXが向いているのかを改めて提示したい。
自身の取引スタイルや重視するポイントと照らし合わせ、最適なFX会社選びの参考にしてほしい。
GMO外貨(外貨ex)をおすすめする人
以下のようなトレーダーには、GMO外貨が特におすすめである。
- 数百円程度の超少額からFXを始めてみたい初心者の方
1通貨単位からの取引が可能なため、リスクを最小限に抑えてリアルトレードを経験できる。 - 米ドル/円などの主要通貨ペアで徹底的に低コストを追求したい方
業界最狭水準のスプレッドは大きな魅力となる。 - 南アフリカランド/円、メキシコペソ/円などの高金利通貨でスワップ運用を考えている方
高水準のスワップポイントは長期運用で有利に働く。 - 豊富なマーケット情報や専門家の分析レポート、セミナーを活用して積極的に学習したい方
充実した情報コンテンツはスキルアップを後押しする。 - 高機能なPC用分析ツール「Exチャート」を利用したい方
詳細なテクニカル分析を重視するトレーダーに適している。
DMM FXをおすすめする人
以下のようなトレーダーには、DMM FXが特におすすめである。
- FX初心者で、分かりやすく直感的に操作できる取引ツールを求めている方
シンプルながら高機能なツール群は、スムーズな取引開始をサポートする。特にスマホアプリの操作性は評価が高い。 - LINEでの問い合わせなど、手軽で迅速なサポート体制を重視する方
平日24時間の電話サポートに加え、LINEでの対応は初心者にとって心強い。 - お得な新規口座開設キャンペーンや、継続的な取引でメリットがあるポイントサービスを利用したい方
豪華なキャンペーンは初期投資の負担を軽減し、取引応援ポイントは長期的なメリットとなる。 - ある程度まとまった資金(1万通貨単位)での取引を考えており、総合的にバランスの取れた大手FX会社を求めている方
FX取引高No.1の実績と信頼性は安心感に繋がる。 - スプレッドの狭さと約定力の高さをバランス良く求める方
短期売買においても有利な取引環境が期待できる。
どちらも魅力的?両方の口座を開設する選択肢も
GMO外貨とDMM FX、それぞれに独自の強みがあり、どちらか一方に絞りきれないと感じる人もいるかもしれない。
そのような場合は、両方の口座を開設し、目的に応じて使い分けるという選択肢も有効である。
例えば、
- スワップ狙いの長期保有はGMO外貨、短期売買はDMM FX
- 情報収集や分析はGMO外貨のツール、実際の取引はDMM FXのスマホアプリ
- キャンペーンが有利な方で集中的に取引する
といった使い分けが考えられる。複数の口座を持つことで、システム障害時のリスク分散にも繋がる。
ただし、資金管理が煩雑になるというデメリットもあるため、自身の管理能力と照らし合わせて検討しよう。口座開設自体は両社ともに無料で行える。
GMO外貨またはDMM FXの口座開設方法と注意点


比較検討の結果、利用したいFX会社が決まったら、次はいよいよ口座開設の手続きである。
ここでは、GMO外貨およびDMM FXの口座開設の基本的な流れと、それぞれの具体的な手順、そして口座開設時の注意点について解説する。
GMO外貨(外貨ex)の口座開設手順と必要書類
GMO外貨の口座開設は、公式サイトからオンラインで簡単に行うことができる。
- GMO外貨公式サイトへアクセス
[アフィリエイトリンク] - 口座開設申し込みフォームへ進む
サイト内の「口座開設」ボタンから申し込みフォームを開く。 - 必要事項の入力
画面の指示に従い、お客様情報、財務情報、投資経験などを正確に入力する。各種規約・書面を確認し同意する。 - 本人確認書類の提出
- スマホで本人認証(eKYC)
スマートフォンで本人確認書類と顔写真を撮影してアップロードする方法。最短で当日から取引開始可能。 - アップロード
本人確認書類とマイナンバー確認書類の画像をアップロードする方法。 - 郵送
書類を郵送する方法。
- スマホで本人認証(eKYC)
- 審査・口座開設完了
GMO外貨による審査後、口座開設が完了するとログインIDなどが通知される。
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 運転免許証 + 通知カードまたはマイナンバー記載の住民票の写し
- 各種健康保険証 + 通知カードまたはマイナンバー記載の住民票の写し など
詳細はGMO外貨公式サイトで最新情報を確認すること。
DMM FXの口座開設手順と必要書類
DMM FXも、公式サイトからスムーズに口座開設手続きを進めることができる。
特に「スマホでスピード本人確認」を利用すれば、最短1時間で取引を開始できる場合がある(※審査状況による)。
- DMM FX公式サイトへアクセス
[アフィリエイトリンク] - 口座開設申し込みフォームへ進む
サイト内の「口座開設」ボタンをクリックし、申し込みフォームに進む。 - 必要事項の入力
各種規約・書面を確認・同意の上、氏名、住所、職業、投資目的などの情報を入力する。 - 本人確認書類の提出
- スマホでスピード本人確認
スマートフォンで本人確認書類と自身の顔を撮影してアップロードする。最も早く手続きが完了する方法。 - アップロード
本人確認書類とマイナンバー確認書類のデータをアップロードする。 - 郵送
書類を郵送する。
- スマホでスピード本人確認
- 審査・口座開設完了
DMM FXによる審査後、口座開設が完了するとログインIDやパスワードがメールおよび郵送で通知される。
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 運転免許証 + 通知カードまたはマイナンバー記載の住民票の写し
- 各種健康保険証 + 通知カードまたはマイナンバー記載の住民票の写し など
詳細はDMM FX公式サイトで最新情報を確認すること。
口座開設時の注意点とよくある質問
- 正確な情報入力
申し込みフォームには、必ず正確な情報を入力すること。虚偽の申告は審査落ちの原因となるだけでなく、後々トラブルに繋がる可能性もある。 - 審査基準
FX口座の開設には審査があり、誰でも必ず開設できるわけではない。年齢(一般的に成人であること)、一定の年収や金融資産、投資経験の有無などが総合的に判断される。 - キャンペーンの適用条件
新規口座開設キャンペーンなどを利用する場合は、適用条件(口座開設後の取引量、入金額、エントリーの要否など)を必ず確認すること。条件を満たさないと特典を受けられない場合がある。 - 審査にかかる時間
「スマホでスピード本人確認」などを利用すれば最短即日、1時間程度で完了する場合もあるが、申し込み方法や混雑状況によっては数日かかることもある。 - 学生や無職でも開設できる?
学生や主婦(夫)、無職の方でも、一定の条件(年齢、金融資産など)を満たせば口座開設できる場合がある。ただし、審査基準はFX会社によって異なるため、各社のFAQなどを確認するか、直接問い合わせてみるのが良いだろう。
GMO外貨とDMM FX、あなたに最適な選択でFXを始めよう!


本記事では、GMO外貨(外貨ex)とDMM FXについて、スプレッド、スワップポイント、取引ツール、サポート体制など多角的な視点から徹底比較を行った。
GMO外貨は、特定の通貨ペアでの低スプレッドや高水準のスワップポイント、1通貨からの少額取引、豊富な情報コンテンツが魅力であり、コスト意識が高く、積極的に情報収集を行うトレーダーや、スワップ運用、少額でのスタートを考えている方に向いている。
一方、DMM FXは、初心者にも分かりやすい取引ツール、充実したサポート体制、魅力的なキャンペーンが特徴で、FXが初めての方や、使いやすさと安心感を重視するトレーダーに適している。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の取引スタイルや目的に照らし合わせて、最適なFX会社を選んでほしい。
FAQ

