- IG証券は100種類以上の豊富な通貨ペアでFX取引が可能!ノックアウト・オプションによるリスク限定取引が特徴
- 高機能チャートツール「ProRealTime」で本格的なテクニカル分析ができる!スマホ・タブレットで手軽な取引も可能
- 少額投資不可&少額出金に手数料発生がデメリット!どちらかといえば「初心者」よりは「中上級者」向け
IG証券は世界45か国で展開するグローバル企業が運営するFX会社だ。
豊富な通貨ペアと独自のノックアウト・オプション取引で、他社にはない投資環境を提供している。
マイナビニュース FX運用チームで収集した実際の利用者の評判・口コミをもとにしたメリット・デメリットから、口座開設の方法・キャンペーン情報まで詳しく見ていこう。
IG証券とは?
総合評価 | 4 |
---|---|
取引単位 | 10,000通貨 |
取引手数料 | 基本無料(スプレッドのみ) |
スプレッド ※1,000通貨時 | 米ドル/円:0.2銭(変動性) |
スワップポイント※1 | 米ドル/円:131円 ユーロ/円:41円 |
通貨ペア数 | 100通貨ペア以上(LIGHTペア含む) |
IG証券は、1974年にイギリス・ロンドンで設立されたIGグループの日本拠点として運営されているFX会社だ。
50年以上の歴史を持つ金融サービスプロバイダーとして、世界45か国で展開している。
国内最大級となる100種類以上の通貨ペアを取り扱っており、他社では見つからないマイナー通貨での取引も可能。
「ノックアウト・オプション」という、損失を限定しながら高いレバレッジ効果を得られる取引方法を提供している。
詳しいメリットはこのあと解説する。
IG証券のメリット


IG証券には他社にはない独自のメリットが多くある。
- 「ノックアウト・オプション」が使える
- 100種類以上の指標が見られるチャートシステム「ProRealTime」が使える
- 圧倒的に多い100種類以上の通貨ペアから選んで取引できる
- FXを基礎から学べるコンテンツ「IGアカデミー」が利用できる
- PC版と変わらない高機能のスマホ・タブレット用アプリで取引できる
以下で、それぞれのメリットを詳しく見ていこう。
「ノックアウト・オプション」が使える
IG証券の最大の特徴は、日本初導入となる「ノックアウト・オプション」を提供していることだ。
ノックアウト・オプションは以下の特徴を持つ金融商品である。
- あらかじめ最大損失額を決めてから取引スタート
- 最大損失額に到達したら自動決済されるため大きな損失を出すリスクが小さい
- 少ない資金で大きなロットを売買できる
「ノックアウトレベル」という損切ラインを設定し、価格がこのレベルに達すると自動的に決済される。
「逆指値注文(一定の価格に達したら売買注文を自動で行うこと)」と似ているが、相場が急変しても必ず設定した価格で決済されるのが違いだ。
高いレバレッジの恩恵は受けつつも、損失リスクを抑えられる取引方法として人気を集めている。
100種類以上の指標が見られるチャートシステム「ProRealTime」が使える
IG証券では、プロトレーダーも愛用する高機能チャートシステム「ProRealTime」を無料で利用できる。
ProRealTimeの主な機能は以下の通りだ。
- 100種類以上のテクニカル指標を搭載
- 移動平均線やボリンジャーバンドなど基本指標を完備
- 複数の時間軸を同時表示可能
- チャート上で直接注文を執行
- 独自のテクニカル指標を設定可能
- アルゴリズムを設定すれば自動取引にも対応
このツールは有料で提供されることが多いが、IG証券では口座開設者に無料開放している。
ただし、月4回以上の取引をしないと4,000円/月の利用料がかかる点に注意しよう。
圧倒的に多い100種類以上の通貨ペアから選んで取引できる
IG証券は、国内FX業者としては圧倒的な数となる100種類以上の通貨ペアを取り扱っている。
取り扱い通貨ペアの例は以下の通りだ。
- 主要通貨ペア
- 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円など
- 非主要通貨ペア
- スイスフラン/円、ポンド/カナダドル、南アフリカランド/円など
- オセアニア・アジア通貨ペア
- オーストラリアドル/カナダドル、ニュージーランドドル/スイスフランなど
- 北欧通貨ペア
- カナダドル/ノルウェークローネ、ポンド/スウェーデンクローナなど
- 新興国通貨
- ブラジルレアル、インドルピーなど
多くの国内業者が20〜30通貨ペア程度にとどまるため、IG証券の取り扱い通貨ペア数は圧倒的な数だ。
経済情勢や市場動向に応じて選択でき、ひとつの通貨ペアで思うような値動きがない場合でも他のペアで利益を狙える。
通貨ペアごとの特徴や市場動向を読む知識は必要だが、チャンスが多いのはIG証券のメリットといえるだろう。
FXを基礎から学べるコンテンツ「IGアカデミー」が利用できる
IG証券では、FX初心者から上級者まで幅広く学べる教育コンテンツ「IGアカデミー」を口座開設者に無料提供している。
以下のような取引に必要な知識を学ぶことが可能だ。
- FXの基本的な取引の仕組み・注文の仕組み
- 取引計画の立て方やリスク管理手法
- テクニカル分析の手法
- ファンダメンタル分析の基礎
- 失敗から学ぶトレード心理と心構え
動画やテキスト、練習問題など分かりやすく定着しやすい形式で提供されており、自分のペースで学習を進められる。
IGグループが世界各国で培ったノウハウを集約した充実の内容で、しっかりと基礎知識を身につけてから投資を始めたい人にとって安心のポイントとなるだろう。
PC版と変わらない高機能のスマホ・タブレット用アプリで取引できる
IG証券ではスマートフォン・タブレット用の取引アプリを用意している。
以下のような主要機能を網羅しており、PC版と遜色ないイメージで手軽に取引可能だ。
- 新規注文から決済注文まですべての取引
- チャート上から直接注文を執行
- 豊富なテクニカル指標の確認
- リアルタイムでのチャート・レート確認
- アラート機能で取引チャンスを通知
- 出先からクイック入金申請
外出先でも本格的な取引環境を利用でき、仕事中や移動中でも取引チャンスを逃さずに済む。
「仕事や家事で忙しく、なかなかパソコンの前に張り付く時間が取れない……」という人におすすめだ。
IG証券の評判・口コミ


実際にIG証券を利用しているユーザーからの口コミを見ると、豊富な取り扱い商品や高い信頼性を評価する声が多い。
一方で、最低取引単位の大きさやサポート体制などの改善を求める意見も多くあった。
以下では、マイナビニュース FX運用チームが実施したアンケート※結果より、実際の利用者の声を詳しく紹介していこう。
※【調査概要】
調査名:FXの投資実態に関する調査
・調査期間:2025年5月13日〜2025年5月22日
・調査方法:インターネットによる調査
・調査対象:FX取引経験のある20代〜60代の投資家
・有効回答数:342
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
IG証券の良い評判・口コミ
IG証券を実際に利用しているユーザーからは、他社では取り扱いの少ない商品の豊富さをはじめとするメリットが高く評価されている。
以下で詳しく見ていこう。
取り扱い通貨ペアが豊富
IG証券の通貨ペア数の豊富さは、利用者から高い評価が寄せられている。



他社よりも取り扱い商品や銘柄が多いのが最大の良いところです。投資経験豊富な人だけでなく浅い人でも一攫千金を狙えるチャンスがあります。



取扱銘柄が多く、幅広い取引ができるので多くの人が収益機会を得ることができるといえると思うのでそこは良いところだと思う。
IG証券の通貨ペア数は国内最大級の100種類以上となっており、他社では取り扱いのないマイナー通貨でも取引できる。
一般的な国内FX業者では20〜30通貨ペア程度の提供にとどまるが、IG証券ではメジャー通貨だけでなく、高金利通貨や新興国通貨まで幅広くカバー。
ハンガリーフォリント/円やチェココルナ/円といった珍しい通貨ペアも取引可能だ。
金利の高い通貨でスワップポイント狙いの長期投資を行ったり、値動きが大きい新興国通貨で短期利益を狙ったりと、豊富な選択肢で市場動向に応じた戦略で取引できる。
「選択肢の多さ」では、他社と比較してIG証券が圧倒的に有利といえるだろう。
ノックアウトオプションが便利
IG証券独自のノックアウト・オプションも、利用者から高い評価を得ている。



損失を限定できる独自の取引システムのおかげでリスク管理がしやすく、取引に対する躊躇が緩和され、積極的になれます。
ノックアウト・オプションの最大の魅力は、取引を始めた時点で最大損失額が確定していることだ。
あらかじめ設定した「ノックアウトレベル」に価格が到達すると自動的に決済されるため、想定以上の損失を被るリスクがない。
通常のFX取引では、相場が急変した際に「逆指値注文」をしても、タイミングによっては想定外の価格で約定するリスクがある。
しかし、ノックアウト・オプションでは必ず設定した価格での決済が保証されるのがポイントだ。
うまく活用すれば、リスクを抑えながら大きな利益を狙うことができる。
大手が運営していて安心
多くの利用者が、IG証券の信頼性や安心感を評価している。



金融庁の登録業者である点はもちろん、IGグループ自体がロンドン発でグローバルに展開している企業という安心感があります。長年サービスを継続している実績も含めて、信頼性に関しては文句なしです。



口座開設もしやすく、それでいて財務の健全性や安全性もあるのでとても気楽に投資しやすいのが良い所です。
IG証券の運営元であるIGグループは45年以上の歴史を持つ金融サービスプロバイダーで、世界45か国で事業を展開する大手企業だ。
日本国内でも金融庁に正式登録された業者として、法令に基づき健全な運営を行っている。
また、ユーザーの資金は三井住友銀行とみずほ信託銀行の専用信託口座で分別管理されており、万が一IG証券が破綻した場合でも顧客の資金は保護される。
運営元の状況を気にすることなく、ユーザーは安心して取引に集中することが可能だ。
取引ツールが使いやすい
IG証券の取引ツールの操作性について、利用者から好評の声が聞かれる。



はじめてでも使いやすい取引画面・ツールが採用されているのでスムーズで快適な売買が可能となっている



誰でも簡単に使えるのが良い。初心者レベルでも難しくないし、色んな商品があって良いかなとは感じています。
IG証券では、PC版とスマートフォン・タブレット版の両方で直感的に操作できる取引ツールを提供している。
PC版では高機能チャートシステム「ProRealTime」を無料で利用でき、100種類以上のテクニカル指標を使った本格的な分析も可能だ。
スマートフォン・タブレット版では外出先でも快適に取引できるよう、画面レイアウトが最適化されている。
どちらのツールも、新規注文から決済注文まですべての取引操作をワンストップで行える設計だ。
初心者でも迷わず操作できる分かりやすさと、上級者の要求にも応える高機能性を両立した取引環境が評価されている。
IG証券の悪い評判・口コミ
一方で、IG証券は取引条件やコスト面、サポート体制について利用者からの改善要望が多いようだ。
以下で詳しく紹介する。
最低取引単位が大きい
IG証券の最低取引単位について、利用者から改善を求める声が複数寄せられている。



取引最低単位が10,000単位となっているため、1,000円単位など少額取引ができるように改善してほしい。



最低取引単位が1万通貨からでハードルが高く感じます。もう少し少額から取引できるようにしてもらえると多くの人が気軽に利用できると思います。
IG証券の最低取引単位は10,000通貨(1万通貨)に設定されている。
多くの国内FX業者が「1,000通貨」に設定しているため、最小の取引をするのに10倍の資金が必要な計算だ。
たとえば、米ドル/円を1万通貨取引する場合、1米ドル=150円なら150万円分の取引となり、レバレッジ25倍でも最低6万円の証拠金が必要となってしまう。
1,000通貨から取引できる業者なら、同じ条件で6,000円の証拠金で取引を始めることが可能だ。
IG証券では「入門プログラム」として口座開設から2週間は最低取引単位が5,000通貨になるサービスもあるが、期間限定のため根本的な解決にはなっていない。
とくに初心者や少額から投資を始めたい人にとって、スタート資金のハードルが参入障壁となっているようだ。
スプレッドが広い
IG証券のスプレッドが広めな点の改善を求める声が聞かれている。



FXの場合は通貨銘柄が多い分でスプレッドが全体的に高い傾向があります。ですからマイナー通貨が豊富で選び放題ながらその分で手数料も多くなるので、なんとか両方の恩恵を授かりたいものです。



他のサービスと比較するとスプレッドが大きく取引にかかるコストが大きいと思うので、その点を改善してほしいです。
IG証券では原則固定で提供されている「米ドル/円:0.2銭」を除く通貨ペアのスプレッドが変動制だ。
とくにマイナー通貨や新興国通貨のスプレッドは、取り扱い業者が少ないこともあり他社より広めに設定されている傾向がある。
流動性の低い通貨ペアも多数取り扱っているため、どうしてもスプレッドが広くなりがちだ。
他社では取引できない通貨ペアが豊富にある点を考慮すれば、多少のコスト増は致し方ないかもしれない。
しかし、取引の頻度によってはコストが膨らんでしまう点は押さえておこう。
サポート体制がイマイチ
IG証券のカスタマーサポートについて、対応の質の改善を求める要望が寄せられている。



メールで問い合わせをした時に返答をすぐに貰えなくて不便な思いをした事があったので、ユーザーサポートの質を向上させて欲しいです。



サポートセンターの対応がひどい点が改善すべき点だと思います。知識量がなさすぎて、会話にならないことがありました。
海外企業の日本拠点という特性上、本社との連携が必要な案件では回答に時間がかかるケースもあるようだ。
FX取引は相場の急変時に緊急の対応が必要になることもある。
24時間体制での問い合わせ対応や、より専門的な知識を持ったスタッフの配置など、サポート体制の充実が今後のIG証券の課題といえるだろう。
IG証券はこんな人におすすめ


メリットや実際の利用者の評判を踏まえると、IG証券は以下のような人におすすめできる。
- 豊富な通貨ペアで取引したい人
- IG証券は国内最大級の100種類以上の通貨ペアを提供。他社では取り扱いのないマイナー通貨でも取引できる
- リスクを抑えて取引したい人
- ノックアウト・オプションを使えば、最大損失額を決めて取引をスタートできる
- 本格的なチャート分析をしたい人
- 無料で利用できる高機能チャートシステム「ProRealTime」は、100種類以上のテクニカル指標を搭載し高度な分析ができる
- 運営企業の安定性を重視する人
- 45年以上の歴史を持つIGグループの日本拠点として、高い信頼性と財務の健全性を誇る
どちらかといえば、IG証券は「中上級者向け」のFX会社といえる。
少額から取引を始めたい初心者や、スプレッドの狭さを重視するスキャルピングトレーダーには、他社を検討した方がよいかもしれない。
自分の投資スタイルにIG証券があっていると感じたら、口座を開設して取引を試してみよう。
IG証券のスプレッド・手数料


IG証券は基本的な取引手数料が無料となっているが、一部の手数料については注意が必要だ。
実質的な取引コストにあたるスプレッドとあわせて、以下で詳しく解説していこう。
IG証券の手数料|基本無料!ただし入出金など手数料がかかるケースも
IG証券の手数料体系を一覧表で確認してみよう。
手数料項目 | 費用 |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 ※6ヶ月以上ポジション未保有・取引なしの場合は550円/月 |
取引手数料 | 無料 |
ロスカット手数料 | 無料 |
クイック入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | ・5,000円未満:330円 ・5,000円以上:無料 |
外貨出金手数料 | 有料 |
基本的な取引にかかわる手数料は無料だが、5,000円未満の少額出金時に手数料がかかる点に注意が必要だ。
また、6ヶ月以上ポジション未保有かつ取引がない場合、月額550円の口座維持手数料が徴収される。
他社ではほぼ無料となっている出金や口座維持で費用がかかる点は、IG証券のデメリットといえるだろう。
IG証券のスプレッド|ドル円0.2銭以外は非公開・変動制
IG証券は米ドル/円のみ0.2銭の原則固定スプレッドを提供している。
米ドル/円の0.2銭というスプレッドは、国内主要FX業者と同水準の設定だ。
一方で米ドル/円以外の通貨ペアについては、具体的なスプレッドが公開されていない。
完全変動制となっており、市場の流動性や時間帯によってスプレッドが大きく広がる可能性がある。
とくにマイナー通貨ペアでは、他社より広いスプレッドが設定される傾向があるため、取引前に必ず確認しよう。
IG証券のスワップポイント


IG証券のスワップポイントは、他社と比較して平均的な水準となっている。
高金利通貨ペアの豊富さが特徴的で、他社では取り扱いのない通貨ペアでもスワップポイントを得られる可能性があるのがメリットだ。
以下で詳しく解説する。
IG証券のスワップポイント|主要他社とも徹底比較
IG証券のスワップポイントと(1万通貨あたり/日)、2025年7月1日最新の他社データとの比較は以下のとおりだ。
通貨ペア | IG証券 | SBI FXトレード | 外為どっとコム |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 132円 | 166円 | 160円 |
ユーロ/円 | 47円 | 122円 | 121円 |
ポンド/円 | 178円 | 215円 | 214円 |
豪ドル/円 | 75円 | 90円 | 89円 |
NZドル/円 | 50円 | 65円 | 67円 |
主要通貨ペアでは他社と大きな差はないか、少し低い程度。
しかし、IG証券の真価は豊富な通貨ペアだ。
ハンガリーフォリント/円やチェココルナ/円など、他社ではなかなか取り扱いのない高金利通貨ペアでスワップポイントを狙える点が最大のメリット。
東欧系通貨や新興国通貨でスワップ狙いの取引に挑戦してみたい人におすすめする。
スワップポイントは基本翌営業日付与|木曜日には週末分をまとめて付与
IG証券のスワップポイントは、ポジションを翌営業日に持ち越した場合に付与される仕組みだ。
- 日本時間午前7時(夏時間は午前6時)に付与
- ニューヨーククローズ時点でポジションを保有していることが条件
- 木曜日には土日分をまとめて付与(祝日により変動する場合あり)
IG証券では、発生したスワップポイントが証拠金残高に随時反映される方式を採用している。
ポジションを決済していなくても証拠金残高にスワップ益が加算されるため、スワップポイントのみを引き出すことも可能だ。
また、木曜日には土日分を含めた3日分のスワップポイントがまとめて付与される。
長期保有を前提としたスワップ投資に取り組む場合は、この仕組みを理解しておこう。
IG証券の最低取引単位・レバレッジ


IG証券の最低取引単位は他社と比べてやや高めだ。
一方で、レバレッジのルールは標準的な設定となっている。
以下で詳しく見ていこう。
IG証券の最低取引単位は「10,000通貨」と高め
IG証券の最低取引単位は10,000通貨(1万通貨)に設定されている。
2025年現在、ほとんどの国内主要FX会社は最低取引単位が「1,000通貨」の設定だ。
つまり、他社と比べて圧倒的に取引のハードルが高い。
なお、IG証券では「入門プログラム」として、口座開設完了から2週間は最低取引単位が5,000通貨に軽減されるサービスを提供している。
それでも他社の1,000通貨と比べると5倍の規模のため、少額から投資を始めたい初心者には不向きかもしれない。
IG証券のレバレッジは最大25倍|ユーザーでの変更は不可
IG証券のレバレッジは最大25倍のレバレッジが適用される。
入金額や取引数量などの条件で自動調整される仕組みで、ユーザー側での変更はできない。
なお、法人口座では最大100倍のレバレッジが利用できるが、通貨ペアごとに異なる設定となっている。
詳細は公式サイトでの確認が必要だ。
IG証券の取引に必要な証拠金の計算例
IG証券の実際の取引でどの程度の証拠金が必要になるか、具体例で計算してみよう。
- 為替レート
- 1米ドル=150円
- 取引金額
- 150万円(150円×10,000通貨)
- 必要証拠金
- 6万円(150万円÷25倍)
- 為替レート
- 1ユーロ=160円
- 取引金額
- 160万円(160円×10,000通貨)
- 必要証拠金
- 6万4,000円(160万円÷25倍)
最低取引単位が1万通貨のため、比較的まとまった資金が必要となる。
投資初心者が少額から始める場合は、1,000通貨から取引できる他社の方が取り組みやすいだろう。
IG証券の口座開設・審査


IG証券の口座開設は、オンラインで簡単に手続きできる。
必要書類から口座開設の流れ、審査基準まで詳しく見ていこう。
口座開設に必要な書類|マイナンバーカードがあればOK
IG証券の口座開設には、本人確認書類とマイナンバー確認書類の提出が必要だ。
マイナンバーカードを持っている場合は、カード1枚で手続きが完結する。
一方でマイナンバーカードがない場合は、以下の書類が各1点必要だ。
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、顔写真付きパスポートなど)
- マイナンバー確認書類(通知カード、マイナンバー記載の住民票など)
住所変更などで書類の記載内容が現住所と異なる場合は、追加で住所確認書類の提出を求められる場合もある。
事前に書類の記載内容に間違いや変更がないか確認しておこう。
IG証券の口座開設手順|最短1営業日で口座開設完了!
IG証券の口座開設は、以下の4ステップで完了する。
- 氏名・連絡先・住所などの基本情報やログイン用パスワードを入力する
- 資産状況や投資経験を入力し、必要事項に同意する
- 本人確認の手続きをする
- 審査が行われ、メールが届いたら口座開設完了
スマートフォンで本人確認すれば、最短1営業日で口座開設が可能だ。
ステップごとに詳しく見ていこう。
①氏名・連絡先・住所などの基本情報やログイン用パスワードを入力する
公式サイトの「口座開設」フォームに移動したら、指示に従って以下の基本情報を入力していく。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- ログイン用パスワード
入力内容に不備があると審査に時間がかかるため、正確に入力しよう。
フォームに注意書きもあるが、市区町村名や部屋番号などは省略せずに入力が必要だ。
②資産状況や投資経験を入力し、必要事項に同意する
続いて、勤務先や資産状況など、投資にかかわる情報を入力する。
- 勤務先
- 給与収入・金融資産
- 投資経験・投資目的
虚偽の申告は審査落ちの原因となるため、正直に回答することを心掛けよう。
すべての入力が完了したら、約款や取引ルールなどの書面を確認し、同意して次に進む。
③本人確認の手続きをする
案内に従い、専用サイトでスマートフォンからマイナンバーカードをアップロードしよう。
マイナンバーカードをアップロードし、顔認証を行ったら本人確認の手続きは完了だ。
もしマイナンバーカードがない場合は、マイナンバー確認書類と本人確認書類の2点をアップロードする形で手続きを進めていく。
なお、本人確認は郵送でも可能だが、口座開設までに少なくとも3~5日かかるので注意しよう。
④審査が行われ、メールが届いたら口座開設完了
審査完了後、口座開設完了を知らせるメールが届く。
ログインIDと最初に設定したパスワードを使って、さっそくIG証券にログインしてみよう。
なお、本人確認完了から口座開設までは最短1営業日で完了するが、申込内容や提出書類に不備があると時間がかかる場合もある。
1日経っても口座が開設されない場合は、書類の不備などで別途連絡が来ていないか確認してみよう。
IG証券の口座開設で審査に落ちることはある?
IG証券は口座開設の条件を公開していないが、一定の基準を満たさない場合に審査落ちする可能性がある。
一般的なFX会社の基準から、以下に該当する場合は審査落ちのリスクが高い。
- 年収が100万円未満
- 金融資産が50万円未満
- 申込内容に虚偽や矛盾がある
- 投資経験が不足している
- 本人確認書類に不備がある
もし審査に落ちてしまったら、年収や金融資産の条件を改善してから再度申し込んでみよう。
IG証券で実施中のキャンペーン


IG証券では、新規口座開設者向けのキャッシュバックキャンペーンを定期的に実施している。取引量に応じた魅力的な特典が用意されているため、口座開設を検討している人は活用しよう。
口座開設・入金・取引条件達成で最大5万円キャッシュバック
IG証券では、新規口座開設者を対象としたキャッシュバックキャンペーンを実施している。
項目 | 詳細 |
---|---|
特典・条件 | ①新規口座開設 ②開設の翌月末までに初回取引⇒①・②達成で5,000円キャッシュバック ③2025年7月31日までに10万円以上入金 ④2025年8月30日までに300ロット(3億通貨)以上の取引⇒③・④達成で取引量に応じて10,000円~45,000円の追加キャッシュバック ※追加キャッシュバックは先着500名のみ |
期間 | 2025年7月31日までの口座開設 |
付与時期 | 口座開設の翌々月末 |
50,000円を受け取るにはそれなりの取引をしなければいけないが、5,000円だけなら「口座開設&初回取引」のみでOK。
試しに少額取引をしてみつつ、お得に5,000円のキャッシュバックを受け取ろう。
毎月開催!取引量に応じて最大で取引10億円につき6,500円/キャッシュバック
全ユーザー対象・期間の制限なしで開催されているキャッシュバックキャンペーンもある。
基本ルールは「10億円取引するごとに一定額キャッシュバック」。
そして以下のように取引量に応じて、この10億円ごとのキャッシュバック金額が増えていく。
月間総取引量 | 10億円取引ごとのキャッシュバック金額 |
---|---|
10億円~ | 1,500円 |
20億円~ | 2,000円 |
30億円~ | 2,500円 |
50億円~ | 3,000円 |
100億円~ | 3,500円 |
300億円~ | 5,500円 |
750億円~ | 6,500円 |
たとえば750億円の取引をした場合は【6,500円×750億円÷10億円₌487,500円】ものキャッシュバックが受けられる。
しかも上限はないため、取引量が増えるほど得をする仕組みだ。
継続的に取引を行っているユーザーにとって、安定した追加収入が得られるキャンペーンだ。
エントリーも不要なため、積極的に取引してキャッシュバックを狙っていこう。
【上位会員のみ】より豊富なキャッシュバック・プレゼント
IG証券では取引量の多い最上位の会員に限り、以下のような特別な特典が用意されている。
- 専用サポート窓口・税理士紹介サービスの利用
- イベント・IGアリーナVIPルームへの招待
- 特別キャッシュバックプログラム
具体的な「上位会員」の基準は公開されていないが、継続的に大きな取引を行っているユーザーが対象となる。
FXで生計を建てているレベルで、長期的にIG証券をメイン口座として活用する予定なら、この特典もメリットとなるだろう。
IG証券に関するよくある質問


IG証券の取引に関する情報
通貨ペア | 100通貨ペア以上 |
---|---|
手数料 | ・取引関連の手数料無料 ・5,000円未満の出金時手数料330円 |
取引ツール | ・PC版ウェブブラウザ ・ProRealTime(PC限定チャートシステム) ・スマートフォン・タブレット版アプリ |
デモ口座 | 〇 |
スキャルピング | 〇 |
自動売買機能 | 〇 |
ロスカット | ・常時:証拠金維持率が75%を下回った場合 ・毎営業日の午前11時に1日1回:証拠金維持率が100%を下回った場合 |
追加証拠金 | 必要 |
建玉上限 | 上限なし |
最大注文数量 | 100万通貨まで |
クイック入金対応 の金融機関 | 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 PayPay銀行 楽天銀行 ソニー銀行 住信SBIネット銀行 ゆうちょ銀行 |
IG証券の運営会社
商号 | IG証券株式会社 |
---|---|
設立 | 2002年12月 |
本社所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー26階 |
代表者 | 代表取締役 古市 知元 |
資本金 | 1億円 |
登録番号 | 金融商品取引業 関東財務局長(金商)第255号 |
事業内容 | ・インターネット上で行う外国為替/CFD/バイナリーオプション取引に関する業務 ・外国為替/CFD/バイナリーオプションの売買業務 ・外国為替/CFD/バイナリーオプション売買に関する情報提供サービス |
親会社 | Fox Sub 2 Limited(イギリス) |
グループ会社 | 世界45か国で展開する「IGグループ」 |
IG証券は豊富な通貨ペアが最大の魅力!どちらかといえば中上級者におすすめ


IG証券は、世界45か国で展開するIGグループの安定した経営基盤のもとで運営されているFX会社だ。
他社では取り扱いのないマイナー通貨ペアでの取引や、100種類以上のテクニカル指標を搭載した高機能チャートシステム「ProRealTime」など、上級者のニーズに応える環境が整っている。
一方で、最低取引単位が1万通貨と大きく、一部で手数料がかかる点は初心者には不向きな面もみられた。
IG証券は、どちらかといえば「ある程度取引に慣れた中上級者」におすすめのFX会社だ。
今なら口座開設・取引で最大5万円のキャッシュバックキャンペーンも実施中。
最短1営業日で取引をスタートできるので、IG証券が自分に合っていると感じた人は口座を開設してみよう。