- FX口座は、郵送手続き一切不要で開設できる
- 「郵送なし」であれば、口座開設から最短即日で取引を始めることができる
- 郵送なしで口座開設ができるおすすめのFX会社を紹介
FX口座の開設に興味はあるが、「手続きが面倒」「郵送は手間」と感じる方も多いだろう。
近年は手続きのオンライン化が進み、郵送不要でスピーディーに口座開設できるFX会社が増加している。
この記事では、郵送なしで完結できるFX口座開設の方法や対応業者について詳しく解説する。
本当に「郵送なし」でFX口座が開設できるの？
以前は書類の郵送が必須だったFX口座開設も、現在はオンラインで完結する「郵送なし」の手続きが主流となっている。
「本当に郵送なしで大丈夫？」「どんなメリットがあるの？」と感じる方のために、この記事では郵送不要で口座開設する方法と、その具体的なメリットをわかりやすく解説する。
スマホやPCだけで完結！場所を選ばず手続き可能
「本当に郵送なしで口座開設できるの？」と疑問に思う方もいるかもしれないが、現在では多くのFX会社が、スマートフォンやパソコンを使った完全オンラインでの手続きに対応している。
手順はシンプルで、インターネット環境があれば、自宅はもちろん、通勤中やカフェでもスキマ時間に申し込みが可能だ。
具体的には、「スマホでスピード本人確認」などのサービスを活用すれば、運転免許証やマイナンバーカードをスマホで撮影してアップロードするだけで本人確認が完了する。
書類の印刷や郵送は一切不要で、最短当日に口座開設が完了するケースもある。郵送なしで口座を開設したい方にとって、非常に効率的な選択肢となっている。
最短即日も可能！スピーディーにFX取引を開始できる
郵送手続きの場合、書類の往復だけで数日から1週間程度の時間がかかるのが一般的であった。
そこからさらに審査が行われるため、実際に取引を開始できるまでにはかなりの日数を要した。
市場のチャンスは常に変動しており、「取引をはじめたい」と思ったタイミングを逃してしまうことも少なくなかっただろう。
一方、郵送なしのオンライン口座開設では、この時間が大幅に短縮される。
申し込みから本人確認書類の提出、審査までがオンライン上で迅速に進められるため、FX会社によっては最短で申し込み当日に審査が完了し、取引を開始できるケースもある。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、FXへの関心が高まったその熱量を保ったまま、スピーディーに市場参加できる点は大きな魅力である。
プライバシー保護も！家族に知られずに口座開設しやすい
FX取引を始めるにあたり、家族や同居人にそのことを知られたくないと考える人もいるだろう。
従来の郵送手続きでは、FX会社からの申込書類や口座開設完了通知などが自宅に郵送されてくるため、意図せず家族の目に触れてしまう可能性があった。
郵送なしのオンライン口座開設であれば、口座開設に関する書類のやり取りが原則として発生しない。
審査結果の通知やログインID/パスワードなども、基本的にはメールや会員専用ページといったオンライン上で提供されるため、プライバシーを保ちやすいというメリットがある。
ただし、FX会社によってはキャンペーンの案内などが郵送で届く場合もあるため、郵送物の受け取り設定については事前に確認しておくとより安心である。
「郵送なし」で口座開設できるFX会社一覧
ここでは、郵送不要でスムーズに口座開設できる主要FX会社を一覧でご紹介する。本人確認方法や取引開始までのスピードを比較して、自分に合ったFX会社を見つけよう。
| オンライン本人確認の名称 | 対応する本人確認書類 | 最短取引開始日 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
| GMOクリック証券 | 最短手続き本人認証（eKYC） | 運転免許証、マイナンバーカード、在留カード | 最短30分 | 審査は最短15分で完了 |
| DMM FX | スマホで本人確認 | マイナンバーカード、運転免許証＋マイナンバー通知カード | 最短当日 | スマホアプリで本人確認が可能 |
| みんなのFX | スマホで本人認証 | 運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書 | 最短当日 | スマホで本人確認を行えば郵送不要で手続き完了 |
| SBI FXトレード | スマホで撮影・スマホで認証（eKYC） | マイナンバーカード、運転免許証＋マイナンバー通知カード | 最短当日 | 1通貨単位から取引可能 |
| 松井証券 | オンライン本人確認（eKYC） | 運転免許証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード | 最短当日 | 署名・捺印不要で手続き完了 |
| ヒロセ通商（LION FX） | スマホでかんたん本人確認 | 同上 | 最短当日 | スキャルピング公認で高速約定が特徴 |
| 外為どっとコム | スマホで本人確認 | マイナンバーカード、運転免許証＋マイナンバー通知カード | 最短当日 | 郵送物なしで手続き完了 |
| LINE FX | スマホで本人確認 | マイナンバーカード、運転免許証＋マイナンバー通知カード | 最短当日 | LINEアプリから手続き可能 |
| GMO外貨 | スマホで最短手続き | 運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書、住民基本台帳カード | 最短当日 | 多様な本人確認書類に対応 |
| セントラル短資FX | スマホでかんたん本人確認 | 運転免許証、マイナンバーカード、在留カード | 最短当日 | 郵送物なしで手続き完了 |
上記のように、多くのFX会社がオンラインでのスピーディーな口座開設に対応している。
では、これらの中でも特に「初心者にやさしい」「取引コストが低い」「ツールが使いやすい」など、特徴的な強みを持つおすすめFX会社はどこなのか？
次のセクションでは、郵送不要で口座開設できるFX会社の中でも、特に人気のある5社を厳選して詳しく紹介していく。
「郵送なし」で口座開設できるおすすめFX会社【2025年最新版】
それでは実際に、「郵送なし」でスムーズに口座開設できる、人気のFX会社を厳選して紹介する。各社の特徴を比較し、あなたのFXライフに最適なサービスを見つけてほしい。
GMOクリック証券（FXネオ）：業界大手ならではの安心感と高性能ツール
| 総合評価 | 3.6 |
|---|---|
| 口座数 | 852,522口座 ※2025年4月時点 |
| 取引単位 | 1,000通貨 ※通貨ペアによって異なる |
| 取引手数料 | 無料 |
| スプレッド （米ドル/円） | 0.2銭原則固定（午前9時～翌朝3時） 3.8銭原則固定（上記以外） ※2025年5月時点 |
| スワップポイント （買い） ※過去14日間平均 | 米ドル/円：162 ユーロ/円：117 ※2025年7月14日時点 |
| 通貨ペア数 | 30種類(ラージ銘柄含む) |
GMOクリック証券の「FXネオ」は、FX取引高世界第1位※の実績を誇る業界のリーディングカンパニーの一つである。その信頼性は抜群で、多くのトレーダーに選ばれている。
スプレッドの狭さや、PC・スマホともに高機能で使いやすい取引ツールにも定評があり、初心者からアクティブトレーダーまで幅広い層のニーズに対応している。
もちろん、「スマホでスピード本人確認」を利用すれば、郵送物なしで最短申し込み当日に口座開設が完了し、スピーディーに取引を開始できる。
さらに情報コンテンツも充実しており、安心してFXを始めたい方におすすめのFX会社だ。
※ファイナンス・マグネイト社調べ 2012年1月～2023年12月
DMM FX：初心者にも分かりやすいシンプルな取引ツールと手厚いサポート
| 総合評価 | 3.6 |
|---|---|
| 取引単位※1 | 1,000通貨 |
| 取引手数料 | 無料 |
| スプレッド※2 （米ドル/円） | 0.2銭原則固定 （コアタイム：午前9時～翌午前5時） 0.2～3.9銭 （上記時間以外） |
| スワップポイント （買い）※3 | 米ドル/円：160（1万通貨） ユーロ/円：117（1万通過） 2025年7月14日時点 |
| 通貨ペア数 | 29通貨ペア （ミニ通貨ペア・ラージ通貨ペアを含む） |
DMM.com証券の「DMM FX」は、特にFX初心者からの人気が高いFX会社である。
その理由は、シンプルで直感的に操作できる取引ツールと、業界でも珍しいLINEでの問い合わせにも対応した手厚いカスタマーサポートにある。
取引コストの指標となるスプレッドも業界最狭水準を追求しており、コストを抑えたいトレーダーにも魅力的だ。
「スマホでスピード本人確認」に対応しているため、郵送物なしで最短申込当日の口座開設が可能。
頻繁に開催されるお得なキャッシュバックキャンペーンも見逃せないポイントである。
みんなのFX：高水準のスワップポイントと多彩な取引ツールが魅力
| 総合評価 | 3.5 |
|---|---|
| 口座数 | 606,029口座※1 |
| 取引単位 | 通貨0.1Lot単位（1Lotは10,000通貨、0.1Lotは1,000通貨） |
| 取引手数料 | 無料 |
| スプレッド （米ドル/円） | 0.2※2銭 |
| スワップポイント （買い）※3 | 米ドル/円：161 ユーロ/円：120 （2025年7月11日） |
| 通貨ペア数 | 46通貨ペア（LIGHTペア含む） |
- 2025年3月現在
- 米ドル/円ラージのスプレッドは原則固定の対象外
- 14日間平均
- 2025年5月21日時点
トレイダーズ証券が提供する「みんなのFX」は、高水準のスワップポイントに定評があり、中長期的な視野でコツコツとスワップ収益を狙いたいトレーダーに適している。
また、約定力の高さや、PC、スマホ、タブレットに対応した多彩な取引ツール、初心者向けの学習コンテンツや詳細な市場分析レポートなど、情報コンテンツの豊富さも大きな特徴だ。
オンラインでの口座開設に完全対応しており、「スマホで本人認証」を利用すれば、郵送物なしで最短1時間程度で取引を開始することも可能。
幅広い取引スタイルに対応できるFX会社と言えるだろう。
SBIFXトレード：1通貨単位からの超少額取引でFXデビューに最適
| 総合評価 | 3.6 |
|---|---|
| 口座数 | 36万口座 |
| 取引単位 | 1通貨 |
| 取引手数料 | 無料 |
| スプレッド （米ドル/円） | 0.18銭（基準値） ※2025年6月実績 |
| スワップポイント ※過去14日間平均 | 米ドル/円：159 ユーロ/円：112 ※2025年7月14日時点 |
| 通貨ペア数 | 35通貨ペア(ラージ銘柄含む) |
SBIグループの一員である「SBIFXトレード」の最大の魅力は、なんといっても1通貨単位からの超少額取引が可能な点である。
数百円程度の資金からFXを実際に体験できるため、「まずは少額から試してみたい」というFX初心者にとって最適な環境を提供している。もちろん、取引に慣れてきたら取引単位を増やすことも可能だ。
「オンライン口座開設」を利用すれば、郵送物なしでスムーズに手続きを進めることができる。
業界大手SBIグループの安心感のもと、リスクを抑えてFXをスタートしたい方にはぴったりのFX会社である。
MATSUI FX（松井証券）：老舗ネット証券の安心感と選べるレバレッジ
| 総合評価 | 3.5 |
|---|---|
| 口座数 | 211,386口座 ※2025年3月時点 |
| 取引単位 | 1通貨 |
| 取引手数料 | 無料 |
| スプレッド （米ドル/円） | 0.2銭原則固定 |
| スワップポイント （買い） | 米ドル/円：154 ユーロ/円：59 ※2025年7月14日時点 |
| 通貨ペア数 | 22通貨ペア（ラージ銘柄を含む） |
100年以上の歴史を持つ老舗の松井証券が提供するFXサービスが「MATSUI FX」である。長年培ってきた信頼と実績は、FX初心者にとっても大きな安心材料となるだろう。
MATSUI FXでは、1通貨単位からの少額取引に対応しているほか、レバレッジを1倍、5倍、10倍、25倍（個人の場合）と顧客が任意に選択できるユニークなサービスを提供しており、リスク管理を重視するトレーダーにも適している。
「オンライン口座開設」であれば、郵送物なしで最短即日で取引をスタートできる。
長年の実績に裏打ちされた安心感を求める方や、自分に合ったレバレッジで取引したい方におすすめだ。
郵送なしでFX口座開設！具体的なオンライン手続きの流れを解説
郵送なしでFX口座を開設できるメリットは理解できたものの、「具体的にどういう手順で進めるの？」「オンライン手続きって難しくないの？」といった疑問を持つ方もいるだろう。
ここでは、郵送なしでのFX口座開設における一般的なオンライン手続きの流れを、初心者にも分かりやすくステップ・バイ・ステップで解説する。
事前に流れを把握しておけば、スムーズに手続きを進めることができるはずだ。
ステップ1：郵送なし対応のFX会社を選ぶ
まず最も重要なのは、郵送なしでの口座開設に対応しているFX会社を選ぶことである。
ほとんどの主要FX会社はオンライン完結型の手続きを提供しているが、念のため公式サイトで「郵送物なし」「オンラインで完結」といったキーワードで確認しよう。
この後の章で詳しく解説するFX会社の比較ポイントも参考に、自分に合った会社を選定することが最初のステップとなる。
ステップ2：口座開設申し込みフォームへの入力
選んだFX会社の公式サイトから、口座開設の申し込みページへ進み、必要な情報を入力していく。
一般的に入力が求められる項目は以下の通りである。
- 氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレスなどの基本情報
- 職業、年収、金融資産などの財務情報
- 投資経験、投資目的など
これらの情報は、FX会社が顧客の状況を把握し、適切なリスク管理を行うために必要となる。正確かつ正直に情報を入力することが重要だ。
入力にかかる時間は、おおむね10分～20分程度が目安となる。
ステップ3：本人確認書類・マイナンバー確認書類のオンライン提出
次に、本人確認書類とマイナンバー確認書類をオンラインで提出する。利用可能な書類はFX会社によって多少異なるが、一般的には以下のようなものが認められている。
- 本人確認書類（顔写真付き）
- 運転免許証
- マイナンバーカード（表面）
- パスポート（写真掲載ページと住所記載ページ）
- 在留カードなど
- マイナンバー確認書類
- マイナンバーカード（裏面）
- 通知カード（記載事項に変更がない場合）
- マイナンバー記載の住民票の写し
これらの書類をスマートフォンやデジタルカメラで撮影し、その画像データをFX会社の指示に従ってアップロードする。
多くのFX会社では、「スマホでスピード本人確認」や「オンライン本人確認（eKYC）」といったシステムを導入しており、運転免許証やマイナンバーカードと本人の顔写真をその場で撮影・送信することで、より迅速かつ安全に本人確認を完了できる。
書類提出の際、画像のピントが合っていない、文字が不鮮明、一部が隠れているといった不備があると再提出を求められ、手続きが遅れる原因となるため注意が必要だ。
ステップ4：FX会社による審査
申し込み情報と提出された本人確認書類に基づいて、FX会社による審査が行われる。
審査の主な目的は、申込者が反社会的勢力と関係がないか、国内の法律や規制に適合しているか、そして顧客の投資目的や財産状況がFX取引のリスク許容度に見合っているかなどを確認することである。
審査にかかる時間はFX会社や申し込み状況によって異なり、最短で数分～数十分、通常は当日～数営業日程度が目安となる。正直な情報を提供していれば、過度に心配する必要はない。
ステップ5：審査完了通知とログイン情報の受け取り
審査が完了すると、通常はメールで結果が通知される。無事に審査を通過すれば、取引システムへログインするためのIDやパスワードが発行される。
これらのログイン情報も、郵送ではなくメールや会員専用ページ上で通知されるのが一般的だ。これにより、郵送物を待つことなく、すぐに取引の準備を始めることができる。
これで、郵送なしでのFX口座開設手続きは完了となる。
郵送なしFX口座開設の注意点とよくある質問（Q&A）
まとめ
本記事では、郵送不要で完結するFX口座開設の方法やメリット、各社の比較情報を詳しく解説してきた。
オンライン本人確認（eKYC）を活用すれば、スマホやPCだけでスムーズに手続きが完了し、最短即日で取引を始められる。
郵送物の手間や待ち時間を省けるため、忙しい方やすぐに取引を始めたい方にも最適だ。
正しい知識とリスク管理をもって活用すれば、FXは資産形成の有効な選択肢となる。まずは気になるFX会社をチェックし、第一歩を踏み出そう。
