- VIASOカードのメリット・デメリットが知りたい
- VIASOカードの評判・口コミが知りたい
- VIASOカードの申し込み方法が知りたい
三菱UFJニコスが発行するVIASOカードは、年会費無料ながら「自動キャッシュバック」というユニークな仕組みを備えたクレジットカードだ。
ネットショッピングや携帯料金、ETC利用など日常のあらゆるシーンでポイントを効率よく貯められるのが特徴だ。
とりわけ「POINT名人.com」を経由することでポイント還元率が大幅アップする点は魅力である。
とはいえ、ややマイナーなカードゆえに、「自動キャッシュバックって何?」「怪しくないの?」「そもそもVIASOカードって、どんなカード?」と疑問に思う方もいるだろう。
そこで本記事では、VIASOカードの基本情報から特徴、メリット・デメリット、申し込み方法に至るまでを詳しく解説する。
利用者の口コミも紹介するので、ぜひ検討する際の参考にしてほしい。
VIASOカードのメリット5つ


VIASOカードには、年会費無料という基礎的な強みに加えて、ポイント制度や保険など多彩なメリットがある。
ここでは、代表的なメリットを5つに絞って紹介する。
年会費は誰でも無条件で無料
VIASOカードは、入会の翌年以降もずっと年会費がかからないため、誰でも安心して利用を開始できる点が大きな魅力だ。
年会費無料のカードでも「初年度のみ無料」や「一定額以上の利用で無料」など条件付きになることが多いが、VIASOカードではそうした条件が一切なく、無条件で永年無料となっている。
なお、本会員の配偶者、親、子どもに発行できる家族カードも、年会費は無料となっている。
ポイントは手続きなしで「オートキャッシュバック」
VIASOカードの最大の特徴といえるのが、貯まったポイントが自動でキャッシュバックされる仕組みだ。
クレジットカードで貯まったポイントを現金化する場合、通常はユーザーが何らかの手続きを行う必要がある。
しかしVIASOカードなら、とくに申し込みをしなくても自動的に現金(または請求額に充当)という形で受け取れる。
利用金額に応じて貯まったポイントについて、1年間(毎年の締め月から翌年の同月の請求分まで)累計し、その合計が1,000ポイント以上になると自動キャッシュバックされる仕組みだ。
- ポイント単価は、1ポイント=1円換算
- ポイントは、入会日を基準として1年間蓄積される
- キャッシュバック対象は、蓄積合計1,000ポイント以上
- ポイント還元は、「ポイント還元対象月」に支払い口座に自動でキャッシュバックされる
- 「ポイント還元対象月」にショッピングの請求がある場合は差し引きされ、請求を超えるポイントがあれば支払い口座に入金される
ポイント還元対象月は、入会日ごとに定められている。たとえば、入会日が1月16日〜2月15日なら、ポイント還元対象月は3月となる。
蓄積合計ポイントが1,000に満たない場合は、翌年度繰越はされず、失効してしまう点には注意が必要だ。
なお、ポイント数や、ポイント還元対象月は、MUFGカードWEBサービスの「ポイントの照会」で確認できる。
POINT名人.comでポイントをざくざく貯められる
VIASOカードは、「POINT名人.com」を経由してショップで買い物をすると、通常還元率(0.5%)にプラスして、ボーナスポイントが付与される。
普段利用しているECサイトが対象店舗に含まれていれば、簡単にポイントアップが狙えるため、非常にお得だ。
以下の手順を踏むだけで、ボーナスポイントを獲得できる。
- POINT名人.comにログイン
- 買い物したいショップを選んでタップ
- 「ショップに行ってお買い物する」ボタンをタップ
- VIASOカードで買い物する
取り扱い店舗は370以上。
楽天やYahoo!ショッピングなどの大手ECサイトはもちろん、ふるさと納税、旅行サイト(じゃらんnetなど)、動画配信サービス(Disney+)や学習プラットフォーム(Udemy)まで非常に幅広い。
ボーナスポイントは「定率」または「定額」の形式で、店舗ごとに独自に設定される。定率ショップでは「通常ポイント+●倍」、定額では「●●円分相当」のようになっている。
たとえば2025年2月現在、旅行サイトの「じゃらんnet」では「P+2倍」が適用される。
この場合、利用代金1,000円ごとに、「通常5ポイント + (ボーナス5ポイント × 2倍) = 15ポイント」が獲得できる。
獲得したボーナスポイントは、POINT名人.comの「ポイント獲得履歴」で確認できる。付与される時期は、通常、商品購入代金の請求月の1〜3か月後が目安だ。
店舗やキャンペーンによって異なる場合もあるため、利用前に必ず最新の情報を確認してほしい。
「最高2,000万円まで補償」の海外旅行保険が付帯
年会費無料のカードでは、海外旅行傷害保険の付帯がない場合もある。しかし、VIASOカードは「利用付帯」ではあるものの、海外旅行傷害保険が備わっている。
利用付帯とは、旅行代金などをカードで支払うことにより保険が適用される仕組みだ。該当する支払いにVIASOカードを使っていれば、特別に手続きせずとも、補償の対象となる。
- 傷害による死亡・後遺障害
- 最高2,000万円
- 携行品の損害
- 1回の旅行につき20万円程度(自己負担額3,000円/保険期間中の上限は100万円)
- 傷害・疾病による治療費
- 100万円程度
ゴールドカードやプラチナカードなどと比較すると、保険金額は低めだが、年会費無料の一般カードとしては十分な補償だ。
海外旅行が年1〜2回程度のユーザーにとっては、有力な選択肢となるだろう。
なお、キャッシングの利用可能枠を設定している人なら、海外のATMで現地通貨を引き出すことも可能だ。両替の手間がかからず、現金持ち歩きのリスクを軽減できるメリットがある。
携帯・ETC・プロバイダの支払いで還元率2倍
VIASOカードでは、以下のような支払いに対してポイント還元率が2倍(1.0%)にアップする特典がある。
- 携帯電話、およびPHSの利用料金
(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル) - インターネットプロバイダの利用料金
(Yahoo! BB、OCN、au one net、BIGLOBE、ODN、So-net) - ETCマークのある高速道路や有料道路の通行料金
日常で支払うことが多い固定費なので、普通にカード払いするだけで他の支出よりも多めのポイントが貯まるのは魅力だ。
VIASOカードとは?カードの特徴を紹介


申込条件 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~1.0% |
国際ブランド | Mastercard |
対応電子マネー | 楽天Edy モバイルSuica SMART ICOCA |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険年額100万円 |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 最短翌営業日発行 |
VIASOカードは、オートキャッシュバック機能を備え、各種キャラクターデザインなど多彩な券面がある、年会費無料のクレジットカードだ。
発行会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループの三菱UFJニコス株式会社だ。同社は、三菱UFJカードシリーズなどのクレジットカードの発行や決済端末の導入などを主業務としている。
発行時の年会費が永年無料で、追加カードの家族カードも無料発行に対応している。国際ブランドはMastercardに限定されており、VisaやJCBなどは選択できない。
追加カードとして、家族カード、ETCカード、銀聯(ぎんれん、UnionPay)カードが発行できる。
家族カードは発行手数料が不要だが、ETCと銀聯を発行する場合は、発行時手数料が1,100円(税込)必要になる。
申し込み対象は、「18歳以上で、本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生は除く)」と規定されている。
配偶者に安定した収入があれば良いとする点や、高校生でも卒業年度の10月1日以降であれば申し込める点など、比較的幅広い層が申し込めるカードといえる。
申し込み手続きは約10分ほどで済み、「最短翌営業日」に発行されるスピード感も魅力だ。カードの到着は「3日〜1週間」が目安であり、決して遅いわけではない。
ただし、カード到着前から利用が可能な「即日発行・即時発行」カードと比べると、実際に使い始められるまでに若干のタイムラグが生じる点には留意したい。
保険は、前述した海外旅行傷害保険(利用付帯)のほか、ショッピング保険も付帯している。
これは、VIASOカードで購入した商品が購入日から90日以内に破損や盗難などの損害を受けた場合、年間限度額100万円まで補償するものだ。
海外で購入した商品はすべて対象となるが、国内購入の場合は「分割払い」「リボ払い」、または登録型リボ「楽Pay」による支払いに限られる点に注意が必要である。
VIASOカードにデメリットはあるのか


年会費無料ながら多くの特典が用意されているVIASOカードだが、当然ながら弱みや注意点もある。
ここでは、主なデメリットを紹介しよう。
ポイント付与は「利用額1,000円ごとに5ポイント」
VIASOカードの基本還元率は0.5%であり、年会費無料のクレジットカードとしては平均的な水準だ。
ただし、最近は還元率1%を超える高還元カードも登場しているため、「いつでもどこでも高還元」を求める人にとっては物足りなく映るかもしれない。
また、ポイントの付与ルールが「利用額1,000円ごとに5ポイント」である点にも注意が必要だ。1,000円未満の端数が生じると、その部分のポイントは切り捨てられる可能性がある。
たとえば、1,200円の買い物をした場合、「100円単位で0.5%(100円につき0.5ポイント)」が還元されるカードなら、1,200円の決済に対して合計6ポイントが付与される。
しかし、VIASOカードでは1,000円部分にのみ5ポイントが付与され、残りにはポイントが付かない。
少額決済が多い人や、端数が多く出る買い物では、それだけポイントを取りこぼしやすくなる。結果的に、同じ利用金額でも他社カードに比べて獲得ポイントが減りやすい点には注意が必要だ。
「1,000ポイント未達」の場合はポイントが消滅
VIASOカードのポイントは、1年間に1,000ポイント以上貯められなければ「すべて失効」となる。
クレジットカードの中には、月ごとや年ごとにポイントを小分けで付与し、交換先も豊富に用意しているものもある。
しかし、VIASOカードではオートキャッシュバック一択で、年間最低1,000ポイントを満たさなければ、すべて無効化される仕組みになっている。
たとえば、1,000ポイントにわずかに届かなかった場合でも、ポイントはまるごと失効してしまう。
また、VIASOポイントの使い道は、基本的にオートキャッシュバックのみであり、他社ポイントやマイルへ移行することはできない。
手続き不要で現金還元されるため便利だが、交換先の少なさや最低ポイント条件の厳しさがあるのも事実だ。
そのため、「ポイントをいろいろな形で活用したい」「年間のカード利用額が少ない」という人には、楽しみが少なく感じられるかもしれない。
オートキャッシュバックのメリットと、交換先が限られるデメリットを踏まえたうえで検討すると良いだろう。
国内旅行傷害保険は付帯していない
VIASOカードには海外旅行傷害保険の付帯はあるが、国内旅行傷害保険は付帯していない。
国内出張や国内旅行が多い人にとっては、この点が弱みとなる。国内旅行中の補償を重視するのであれば、別途保険に加入するか、他社のカードを活用した方が安心だ。
ETCカードは発行時に手数料がかかる
VIASOカードはETCカードの年会費が無料であるものの、新規発行手数料として1,100円(税込)が必要だ。
他社カードの中には、年会費・発行費ともに無料でETCカードを作れるものもあるため、発行時の一度きりとはいえ追加コストがかかる点はデメリットに感じられるだろう。
国際ブランドがMastercardしか選べない
VIASOカードはMastercardブランドのみでの発行となり、VisaやJCBなどほかのブランドを選択できない。
Mastercard自体は国内外で広く使える国際ブランドであり、大半の加盟店で問題なく利用できる。
しかし、VisaやJCBの独自優待を利用したい人にとっては、この点はデメリットとなりうるだろう。
VIASOカードの口コミ・評判|利用者の声を紹介


ここでは、VIASOカードの利用者がどのような評価を下しているかを確認していく。
以下に示す口コミは、マイナビニュース クレカ運用チームが実施したアンケート調査において寄せられた内容である。
【調査概要】
調査名:VIASOカードの評判に関する調査
・調査期間:2025年3月14日〜2025年4月1日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:20〜70代のVIASOカード利用者
・有効回答数:157
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
VIASOカードに対する良い口コミ
まずは、良い評価から見ていこう。
自動キャッシュバックが便利
VIASOカード最大の特徴である「オートキャッシュバック」機能は、その手軽さと利便性から多くの利用者から好評を得ている。



オートキャッシュバックは便利だと感じました。特に意識せずとも自動でキャッシュバックされるのは楽です。



貯まったポイントがオートキャッシュバックされるので安心です。



オートキャッシュバックというシステムは気に入っています。このオートキャッシュバックができるクレジットカードはレアです。このシステムには魅力を感じています。



ポイントの煩わしさから解放されるので、とても楽です。 ポイントの有効期限を気にしなくていい。
年会費無料で気軽に持てる
VIASOカードは年会費が永年無料であるため、気軽に発行できる点が高く評価されている。サブカードとして所持しても維持費を気にしなくて済むという声が多くあった。



年会費が永年無料なところがとても安心できます、使っても使わなくても年会費は無料なのでセカンドカードとして持っています。



年会費無料で持てることで使用ハードルが低くてよい。入会の段階でお得にポイントがもらえるキャンペーンがあって良かった。



利用条件なく年会費無料でカードが発行できるので、年間でカードを利用しなくても維持費が掛からない。
このほか、申し込みから発行までのスピードが早く、すぐに利用できる点も評価されていた。



申し込みの手続きが簡単かつ迅速だったので、思っていたより早くカードを発行してもらうことができて便利でした。



今回、木曜日の晩にネットで申し込んで、翌日金曜日の昼頃に審査通過、発送手続きに入ったとの通知、週末突入~連休明けの火曜日に届いた。 実質2~3営業日しか待ってない。速すぎる。
ネットショッピングでお得
VIASOカードは特定のネットショップでポイント還元率が高く設定されている点を良しと評価する人も多くいた。



ネットショップで買い物をする機会が多いのでポイントが貯まりやすくて良い。Amazonや楽天の還元率10%はとても重宝している。



ニコスのホームページを経由したネットショッピングならかなりポイントもつくことなど良い点も多かったです。



ネットショッピングでの支払いの簡素化に使用しています。 店によってポイントが違いますが、提携先が多いので使い勝手は良好です。



このVIASOカードは買いたい商品が有れば、同じ値段でもポイントの高い販売店を見付けて購入するカード、と使い分けています。 同じ商品でも店により随分ポイント差が有るので使い方によってはお薦めのカ ードだと思います。
付帯サービスが充実している
付帯保険やサービス面も充実しているため、旅行やショッピング時の安心感につながるといった声もある。



海外旅行傷害保険も年会費無料なのについてる点もGOOD。



海外旅行傷害保険がしっかりと付いていたので安心でした。



付帯サービスの充実度や家族カードが無料になるのは嬉しい点です。
VIASOカードに対する悪い口コミ
次に、ネガティブな意見に目を向けてみよう。
他社カードとの比較で厳しい評価をする人もいるが、同時にオートキャッシュバックの仕組みを評価する声が多く、「全面的に悪い」という口コミは少ない印象だ。
ポイント還元率の低さ
VIASOカードの通常時のポイント還元率は、高還元率のカードと比較するとやや低く物足りないという指摘があった。



ポイント還元率はいまいちなので高い買い物の時などには使いません。年会費が無料のため万が一のために持っています。



ポイント還元率がそこまで高くないのでメインとしての利用はできません



肝心なポイントを使うときの制限が厳しいため、結局は使い勝手が悪いクレジットカードになってしまいました。
ポイントの有効期限が短い
VIASOカードのポイントには1年間という有効期限が設定されており、一定額を利用しないとキャッシュバックを受けられない点が不満として挙げられている。



このカードはポイント有効期限が1年間なので、年20万円使えないとポイントは失効します。 珍しいキャッシュバック対応のカードですが、キャッシュバックを受けられる位使用するか考えて作らないとポイント失効させる可能性が出てきます。



オートキャッシュバックは1000ポイント貯めないといけないので、この部分は改善してもらいたいです。



ポイントは一定数貯めないと年内に失効してしまうルールはやめてほしい。
その他のネガティブな口コミ
その他に、以下のようなネガティブな評価があった。



難点としては連帯サービスが海外の場合、けがなどの補償で保険代わりにならないのが微妙でした。



ETCカードを発行しようとすると新規にお金がかかります。



専用モールで買い物すると確かにポイントがお得に貯まるが、ポイントが反映されるのが遅いため、余りお得感を感じない。



アプリもいまいち使いにくく、会員サイトもカードブランドが多く分かり難い
「VIASOカード」と「三菱UFJカード」の違い


三菱UFJニコスが発行するカードには「VIASOカード」以外にも「三菱UFJカード」がある。ここでは両者を比較し、どんな特徴があり、どちらが向いているのかを考察する。
なお、ここでいう「三菱UFJカード」とは、三菱UFJニコスが発行する一般カードを指し、三菱UFJカード ゴールドプレステージや三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは含まない。
三菱UFJカードの特徴
三菱UFJカード(一般)は年会費が永年無料だ。追加カードとして、家族カード、ETCカード、プラスEXカード(エクスプレス予約サービス)、銀聯カードが発行できる。
ポイントプログラムは、「MUFGカード グローバルポイント」という名称だ。
買い物に利用した金額の合計の、1,000円ごとに「5円に相当する1ポイントが付与される」仕組みである。
貯めたポイントは、商品への交換、提携先ポイントへの移行、キャッシュバックなどに利用できる。
最近注目されているのが、セブン-イレブンなどの対象店舗でカードを利用すると最大15%相当のポイント還元が受けられる特典だ。
具体的には、通常0.5%の還元率に、複数の条件(登録型リボ「楽Pay」への登録や携帯・電気料金の支払い設定、アプリログインなど)を達成することで、合計最大14.5%が上乗せされる仕組みになっている。
これに加えて、VIASOカードと同様に「POINT名人.com」経由のネットショッピングでポイント倍率が上がる特典も利用できる。
三菱UFJカード(一般)には、海外旅行傷害保険(最高2,000万円・利用付帯)が付帯している。
VIASOカードも同様の海外旅行保険を備えているため、両者の補償内容に大きな差はない。国内旅行傷害保険が付帯しない点も同じである。
券面にカード番号が記載されない「ナンバーレス仕様」を採用している点は、VIASOと同様だ。国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Expressから選択できる。
VIASOカードと三菱UFJカードの違い
以下では、VIASOカードと三菱UFJカード(一般)の主な違いを解説する。
両者とも三菱UFJニコスが発行し、年会費無料という共通点を持つが、ポイントの貯め方や国際ブランドなどで明確な違いがある。
ポイントの仕組みと使い方
VIASOカードは、1年間で1,000ポイント以上貯めると、自動的にキャッシュバックされる仕組みだ。
ポイント交換手続きが不要なので、「ポイントをどう使えばいいか考えるのが面倒」「現金値引きが最も分かりやすい」という人に向いている。
一方、1,000ポイント(1,000円相当)に届かない場合はポイントがすべて失効してしまうため、少額決済が中心だと損をするリスクが高い。
これに対し、三菱UFJカードは「グローバルポイント」を貯める一般的な方式だ。自分で交換手続きを行う必要はあるが、その分交換先は豊富である。
商品券や家電製品、他社ポイント、マイル(ANA・JAL)など多彩な選択肢が用意されており、「好きな特典にポイントを充当したい」「しばらく貯めて大きなリターンを狙いたい」という人におすすめだ。
ポイント有効期限も最長2年間あるため、年をまたいでも失効しにくい。
ポイント還元率と優待特典
VIASOカードは携帯電話・インターネット・ETC料金でポイント2倍(1.0%)になるなどの追加特典もあるが、主に「POINT名人.com」でショッピングポイントを上乗せする使い方が中心となる。
一方、三菱UFJカードはコンビニなどの特定店舗で最大15%相当のポイント還元を受けられる。
特定店舗が日常利用の範囲に含まれる人にとっては、VIASOカードにはない大きなメリットとなりうる。
また、同じ「POINT名人.com」も利用可能で、ネット通販でも大幅なポイントアップが狙える。
キャッシュバックの方法
VIASOカードのキャッシュバックは、「1ポイント=1円のオートキャッシュバック」だ。手続きの必要はなく、貯めたポイントは還元対象月に支払い口座宛に振り込まれる。
三菱UFJカードのキャッシュバックは、「1ポイント=4円として、カードの利用金額から差し引かれる」スタイルだ。
500ポイント以上1ポイント単位で、自分で「応募」する必要がある。また、現金化されるのではなく、請求代金に充当される形となる。
国際ブランドの選択肢
VIASOカードはMastercard限定での発行となる。一方、三菱UFJカードはVisa、Mastercard、JCB、American Expressが選択できる。
「他の手持ちカードとブランドを分散させたい」というニーズがあれば、三菱UFJカードの方が使い勝手は良い。
VIASOならかわいい券面が選べる
三菱UFJカードは、基本的に券面デザインが選べない。
一方のVIASOカードでは、デザインの選択肢が非常に豊富だ。
- 三菱UFJブランドのVIASO
- スタンダードな券面で「ピーコックグリーン」「ダークグレー」の2色から選択
- ニコスブランドVIASO
- 全28種類の展開(2025年2月現在)。アニメやキャラクターとのコラボデザインなど複数のデザインバリエーションがある。
したがって、券面デザインを重視するなら、VIASOカードの方が個性を出しやすい。
VIASOと三菱UFJカード(一般)はどちらを選ぶべき?
VIASOカードの最大の特徴は、間違いなく「オートキャッシュバック」の機能である。
ポイントを自動で現金化する仕組みは管理の手間が少なく、他社カードにはあまりみられないため、これを高く評価するなら非常におすすめできるカードだ。
「ポイント交換の手間を省きたい」「好きなデザインを選びたい」「日常的な支払いで得たポイントを現金として取り戻したい」というニーズがあれば、VIASOカードは最適な選択肢となる。
一方で、三菱UFJカード(一般)は、より多くのユーザーにアピールする“本流”のカードといえる。
ポイントアップの対象店舗はコンビニやスーパーなど幅広く、がっつりポイントを貯めたい層のニーズに応えられる。
ポイントの有効期限は2年間あり、交換先の選択肢も多彩なので、「じっくり貯めて、自分好みの形でポイントを活用したい」人に最適だ。
また、VIASOカードはMastercardのみだが、三菱UFJカード(一般)であればVisaまたはMastercardを選べるため、ブランドに関する選択肢を重視する人にも適している。
VIASOカードの新規入会キャンペーンは「最大10,000円キャッシュバック」


ここでは、VIASOカードの申し込みの流れを解説するが、その前に、利用者から好評を得ているキャッシュバックキャンペーンについて紹介しておこう。
入会で最大10,000円キャッシュバック
VIASOカードでは、新規入会し、一定の条件を満たすことでキャッシュバックが受けられるキャンペーンを実施している。
このプログラムは2段階の設計になっており、以下の2つの特典を合計すると、最大10,000円分のキャッシュバックが受けられる。
特典1:8,000円分のキャッシュバック
入会から 3か月後の末日までに、以下の条件を満たせば、8,000円分のキャッシュバックが獲得できる。
- 「会員専用WEBサービス」にID登録する
- 15万円以上ショッピング利用する
特典2:2,000円分のキャッシュバック
入会から3か月後の末日まで に、特典1の条件を満たしたうえで、登録型リボ 「楽Pay」 に登録する。
たとえば、1月10日に入会した場合、3か月後の末日である4月30日までに条件が達成できれば、入会月から6か月後の下旬(7月下旬)に10,000円が口座に入金される。
オンラインでVIASOカードを申し込む
魅力的な特典について確認したところで、申込方法も紹介していこう。
インターネットでの申し込みは、以下のステップで進めると良い。
1. 本人確認書類を準備する
申し込みに際しては、本人確認書類の提示が必要になる。以下のいずれか2つ以上を準備しておくと良い。
- 運転免許証または運転経歴証明書(変更がある場合は両面)
- パスポート(2020年2月4日より前に申請したもの)
- 在留カード・特別永住者証明書(両面)
- マイナンバーカード(表面のみ)
- 健康保険証(現住所が裏面に記載されていれば両面)
- 住民票の写し(発行日から6か月以内)
本人確認書類の送付・提示方法とタイミングについては、三菱UFJニコスからの案内があるので、それに従ってほしい。
2. 公式サイトから申し込みを開始する
三菱UFJニコス(VIASOカード)公式サイトにアクセスし、申し込みを始めよう。
- カードデザインを選ぶ
- 「お申し込みはこちら」ボタンをタップ
- カードの種類(一般、学生)を選択
- 規約を確認して、「同意して進む>」ボタンをタップ
3. 必要事項を入力する
申し込みフォームに、以下の内容を順次入力していく。
- 本人情報(住所・氏名・職業・家族構成など)
- 支払い口座の設定
オンラインで口座振替設定ができる金融機関を選ぶと、そのまま本人確認が完了する。三菱UFJニコス側から金融機関に登録情報が通知され、照合が取れれば本人確認が成立する仕組みだ。
オンライン口座設定が難しい場合は、後日郵送される書類に必要事項を記入・捺印し、返送する手続きが必要になる。
ここまで終われば、申し込みは完了だ。
4. 審査結果をメールで受け取る
申し込みが完了したら、三菱UFJニコス側の審査が始まる。
審査の過程で、申し込み情報の確認や、在籍確認のために、自宅・携帯・勤務先へ連絡が入ることがある。
審査終了後、登録したメールアドレス宛に「審査終了のお知らせ」が届くので見落とさないように注意したい。なお、審査の状況は、「審査結果照会」ページで確認できる。
5. カードを受け取る
審査を通過した後、VIASOカードが「最短翌営業日」で発行され、ゆうメール簡易書留で発送される。
通常、カードの到着に「3日から1週間」ほどかかる。ただし、申し込みのタイミングや書類不備がある場合は、2週間以上かかるケースもある。
海外旅行や大きな買い物の予定がある人は余裕をもって申し込むと良い。
VIASOカードなら、貯めたポイントをムダなく手軽にキャッシュバック!


VIASOカードは年会費無料で、貯まったポイントが自動的に現金化される「オートキャッシュバック」機能を備えたユニークなクレジットカードだ。
1,000ポイント未達で失効してしまう点や、ETCカード発行時に手数料がかかるなどのデメリットも存在する。
また、国内旅行傷害保険が付帯していない点や、Mastercardしか選べない点は、カードを選ぶうえで考慮しておきたい要素だ。
それでも、「ポイント交換を面倒に感じる」「シンプルに現金還元がほしい」「かわいいキャラクターデザインから選びたい」などのニーズがある人には、このVIASOカードは魅力的な選択肢になるだろう。
POINT名人.comを経由すれば、普段のネットショッピングもポイントアップできるため、カード利用の幅が広がるはずだ。
興味を持った方は、ぜひ公式サイトをチェックし、最新の入会キャンペーンや特典情報を確認してほしい。
上手に活用すれば、普段の支払いで貯めたポイントをムダなく手軽にキャッシュバックへつなげられるはずだ。