- 米国株のおすすめ銘柄が知りたい
- 自分に合った米国株銘柄を選ぶ方法が知りたい
- 米国株投資の情報収集をする方法がわからない
米国株は企業の成長性や株主に対する還元意識の高さから人気を集めている。
しかし非常に多くの銘柄が存在するため、自分に合った投資先銘柄を選ぶハードルが高い。
「米国株のおすすめ銘柄を知りたい」と考えている方も多いだろう。
本記事では、米国株でおすすめの個別株やETF、米国株銘柄を選ぶ方法を紹介していく。
年代別のおすすめ戦略や情報収集の方法なども解説するので、ぜひ本記事を参考に米国株投資を始めてみよう。
米国株でおすすめの普通株


米国株でおすすめの普通株は以下の5銘柄だ。
銘柄 | セクター | 最低購入金額 | 配当利回り | 配当月 |
---|---|---|---|---|
エヌビディア(NVDA) | 情報技術 | 142.44ドル(約21,366円) | 0.03% | 3月・6月・9月・12月 |
アップル(AAPL) | 情報技術 | 242.84ドル(約36,426円) | 0.41% | 2月・5月・8月・11月 |
テスラ(TSLA) | 一般消費財 | 389.22ドル(約58,383円) | ー | ー |
アマゾン・ドットコム(AMZN) | 一般消費財 | 227.03ドル(約34,055円) | ー | ー |
マイクロソフト(MSFT) | 情報技術 | 443.57ドル(約66,536円) | 0.75% | 2月・5月・8月・11月 |
それぞれの銘柄の特徴を解説していく。
エヌビディア(NVDA)
エヌビディア(NVDA)は、主にGPUを開発・販売している大手半導体メーカーだ。
昨今の生成AIブームによりGPUの需要が急激に加速しており、エヌビディアも大きく業績を伸ばしている。
GPUについては今後も引き続き強い需要があると見込まれるため、エヌビディアの株価にも期待が持てる。中長期的な株価上昇を期待できる点がエヌビディアをおすすめする理由だ。
なお、マイナビニュース 資産運用チームのアンケート調査※で「米国株のおすすめ銘柄とその理由を教えてください」と質問したところ、エヌビディアに関して以下のような回答が得られた。



エヌビディアがお勧め。米国株は順張りが良いと思うから。今も株価はあがっているが将来性を期待すると今でも割安だと思うから。



エヌビディア 世界の半導体を引っ張っていく、伸び率の高い企業のため。半導体指数はこの銘柄の影響を大きく受けています。
投資家からも今後に期待されており、魅力的な銘柄であると言えるだろう。
アップル(AAPL)
iPhoneやiPad、Macなどのデバイスを提供しているアップル(AAPL)もおすすめの米国株銘柄だ。高いブランド力で世界中のユーザーから愛されており、業績も順調に伸ばしてきた。
これまで革新的なサービスを提供し、企業として大きく成長してきた経緯がある。今後もスマホ市場はもちろん、ウェアラブル部門やサービス部門で大きく成長していく期待が持てる。
マイナビニュース 資産運用チームアンケート調査※でもアップルについて以下のような声が寄せられた。



アップルの株がおすすめだと思います。言わずと知れた大企業でしばらくの間は成長が見込めると考えたからです。



アップルです。スマートフォンを中心に、近年ではAiに力を入れるなど様々な革新的な製品を開発しており、長期的な成長性と安定収益が魅力だと思います。
過去の成長性や安定性が高く評価されており、今後にも期待が寄せられているのがアップルである。
テスラ(TSLA)
テスラ(TSLA)は、電気自動車の開発・販売を行う米国の大手自動車メーカーである。
これまでの常識を覆すようなテクノロジーが搭載された自動車を開発しており、将来性に期待が寄せられている企業だ。
テスラは洗練された近未来的なデザインやソフトウェアのアップデートによる機能の進化などで人気を集めている。
さらに完全自動運転の分野にも注力しており、今後の自動車業界をリードしていくことが期待されている。
電気自動車や完全自動運転など、今後の自動車業界のテーマとなる分野に注力しているのがテスラだ。成長性に期待が持てると感じる方はテスラ株への投資を検討してみよう。
アマゾン・ドットコム(AMZN)
eコマース事業を中心に幅広く事業を展開しているアマゾン・ドットコム(AMZN)もおすすめの投資先だ。
大規模に展開される物流拠点を活かしてeコマース事業を伸ばしてきた企業である。
現在はクラウドサービスの「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」が市場で高いシェアを獲得しており、アマゾン・ドットコムを支える事業となっている。
さらにはデジタル広告事業も収益源となっており、今後の成長性にも期待ができる企業だ。
eコマース・クラウドサービス・デジタル広告の3本の柱で成長性を見込めることがアマゾン・ドットコムの強みである。
これからさらに企業規模を拡大していくと期待している方は、アマゾン・ドットコムの株への投資を検討してみよう。
マイクロソフト(MSFT)
マイクロソフト(MSFT)は、パソコン用のOS「Windows」で知られる世界的ソフトウェア企業だ。
WordやExcel、PowerPointなどのソフトウェア事業やXboxシリーズなどのゲーム分野で収益性を確保しており、持続的に成長してきた。
また、クラウドコンピューティングの分野では「Azure Cloud Service」が高いシェアを獲得している。
近年は人工知能やIoT、データ分析などの分野にも注力しており、今後も高い成長性が期待される企業だ。
世界中で利用されるソフトウェアを提供しつつ、幅広い分野で高い成長性を誇っていることがマイクロソフトの魅力である。
今後のさらなる成長に期待を寄せている方は、マイクロソフト株への投資がおすすめだ。
米国株でおすすめの高配当株


米国株でおすすめの高配当株は以下の5銘柄だ。
銘柄 | セクター | 最低購入金額 | 配当利回り | 配当月 |
---|---|---|---|---|
AT&T(T) | 通信 | 23.88ドル(約3,582円) | 4.65% | 1月・4月・7月・10月 |
コカ・コーラ(KO) | 生活必需品 | 62.53ドル(約9,380円) | 3.10% | 3月・6月・9月・11月 |
アルトリアグループ(MO) | 生活必需品 | 57.32ドル(約8,598円) | 7.12% | 3月・6月・9月・12月 |
ファイザー(PFE) | ヘルスケア | 25.73ドル(約3,860円) | 6.53% | 1月・5月・7月・11月 |
ジョンソン&ジョンソン(JNJ) | ヘルスケア | 149.31ドル(約22,397円) | 3.32% | 2月・5月・8月・11月 |
それぞれの銘柄の特徴を解説していく。
AT&T(T)
AT&T(T)は、世界最大級の規模を誇る米国の通信事業会社だ。
通信回線の提供による電話サービスやデータ通信サービス等を広い地域に提供しており、収益の安定性が魅力の投資先である。
通信サービス市場は他企業の新規参入ハードルが高く、中長期的に安定した収益を期待できる。
配当利回りは4.65%となっており、高い配当利回りで運用できることが特徴だ。
マイナビニュース 資産運用チームアンケート調査※でもAT&Tに投資している人から以下のような声が寄せられた。



AT&Tがおすすめですが、長年増配を維持しているという安心感があるので、リスクが最も少なくて信頼出来ます。



AT&Tです。理由としては、一株当たりの値段が安いこと、配当金が高いこと、電気通信及び技術サービスを世界的に提供する持株会社であり、経営が傾くリスクが少ないことです。
配当金の高さや事業の安定性から高い人気を集めている銘柄だ。
コカ・コーラ(KO)
コカ・コーラ(KO)は、世界中で愛される「コカ・コーラ」を提供する大手飲料メーカーだ。
米国を代表する企業のひとつであり、経営の安定性やブランド力の高さ、株主還元の高さなどが魅力の銘柄である。
コカ・コーラは60年以上にわたって増配を続けており、株主に対して利益を還元する姿勢が投資家から高く評価されている。
配当利回りは3.10%となっており、今後の増配も期待される銘柄だ。
マイナビニュース 資産運用チームアンケート調査※にもコカ・コーラに投資している人から以下のような声が寄せられた。



コカ・コーラ 年4回の配当。世界中で親しまれていることにより、今後も安定した業績を残すことができると思うから。



コカコーラに投資している。生活必需品セクターで不況時にも強く、60年以上連続増配しているため、買っておけば安定したキャッシュゲインを得られる。
今後も世界中から愛されていくことが期待されるため、長期的な配当収入を得る目的の方におすすめの投資先だ。
アルトリアグループ(MO)
アルトリアグループは世界最大規模のたばこメーカーである。
傘下企業の「フィリップ・モリスUSA」を通じて「マールボロ」「パーラメント」などの銘柄を提供しており、世界中で愛されているたばこメーカーだ。
たばこメーカーは配当利回りが高い企業が多く、日本でも「JT」が高配当株として人気を集めている。
アルトリアグループは7.12%という高い配当利回りとなっており、高配当株への投資を検討している方におすすめの銘柄だ。
ただし、世界的にたばこの需要は減少傾向にあり、市場自体が縮小している点には注意しておきたい。
長期的に高い配当利回りで運用し続けられるかどうかという点に注目して投資判断を行おう。
ファイザー(PFE)
ファイザー(PFE)は、医療用医薬品の開発や製造、販売を行っている大手製薬メーカーだ。
日本でも新型コロナウイルスのワクチンで耳にすることが多かった企業であり、世界的に広く事業を展開している。
コロナワクチン特需が落ち着いたことで株価は下落基調にあるものの、高い配当利回りによって株価は下支えされている。
配当利回りは6.53%と高水準となっており、配当目的の投資家におすすめの銘柄だ。
製薬メーカーなどのヘルスケア関連銘柄は景気に左右されにくく、安定した配当を期待できる。
一方で医療関連の規制によって株価が下落するリスク等もあるため、しっかりと分析しておくことが大切だ。
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)は、医薬品や医療機器、その他のヘルスケア関連製品を取り扱っている企業だ。
日本でも家庭用のバンドエイドや綿棒、ベビーオイル、デンタルフロスなどの製品が人気を集めており、グローバルに事業を展開している。
大きな成長性がある企業ではないが業績の安定性が高く、60年以上にわたって連続増配となっている。
3.32%という配当利回りになっており、今後さらに配当が増えていく可能性がある銘柄だ。
家庭用製品から医薬品、医療機器など幅広い事業を展開しているため、今後も安定した収益が期待できる。
安定して配当金を受け取っていきたい方は、ジョンソン&ジョンソンへの投資を検討してみよう。
※【調査概要】
調査名:株式投資に関する調査
・調査期間:2025年3月25日〜2025年4月8日
・調査方法:インターネットによる調査
・調査対象:20代〜70代の投資家
・有効回答数:190
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
米国株でおすすめのEFT


ここまで米国株の個別銘柄を紹介してきたが、ETF(上場投資信託)もおすすめだ。次に、以下の4つのジャンルに分けておすすめのETFを紹介していく。
- S&P500に連動するETF
- NASDAQ100に連動するETF
- 全米株式に連動するETF
- 米国高配当銘柄に連動するETF
それぞれ解説していくので、ぜひ自分に合ったETFを探してみてほしい。
S&P500に連動するETF
米国の株価指数「S&P500」に連動するETFとして以下の3つの銘柄がおすすめだ。
- バンガード・S&P500 ETF(VOO)
- SPDR S&P500 ETF(SPY)
- iシェアーズ S&P500 ETF(IVV)
S&P500は米国の大型株で構成される株価指数であり、世界経済をリードする米国の大企業が集まっている。米国の成長性に期待している方は上記のETFに投資を行うと良いだろう。
NASDAQ100に連動するETF
米国の株価指数「NASDAQ100」に連動するETFとして以下の2つの銘柄がおすすめだ。
- インベスコQQQトラストシリーズ1ETF(QQQ)
- インベスコNASDAQ100ETF(QQQM)
NASDAQ100はナスダック市場の時価総額上位100社(金融除く)で構成される株価指数であり、世界的なテクノロジー企業が名を連ねている。
革新的なサービスを提供するビッグテック企業に投資を行えることが魅力だ。
なお、上記の「QQQ」と「QQQM」はどちらも同じインベスコ社が提供しており、NASDAQ100に連動する点も共通している。
QQQMの方がわずかに手数料が低い一方、純資産総額や出来高はQQQの方が多い。
流動性が高い銘柄を取引したい方はQQQ、コストをなるべく抑えたい方はQQQMへの投資がおすすめだ。
全米株式に連動するETF
全米株式に連動するETFとして「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」をおすすめする。
米国株式市場のほぼ100%を網羅している「CRSP US トータル・マーケット・インデックス」との連動を目指して運用が行われているETFだ。
VTIは世界最大規模の運用会社バンガード社が提供しており、投資家からも大きな人気を集めている。
経費率も0.03%と極めて低い水準となっており、低コストで運用をしたい方にもおすすめだ。
S&P500ではカバーできない中小型株の成長性に期待している方は、VTIへの投資を検討してみると良いだろう。
米国高配当銘柄に連動するETF
米国の高配当銘柄で構成されたETFに投資するのであれば、以下の3つの銘柄がおすすめだ。
- SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)
- バンガード・ハイディビデンドイールドETF(VYM)
- iシェアーズ・コア高配当株ETF(HDV)
SPYDはS&P500指数のうち配当利回りが高い80銘柄で構成、VYMは米国株式市場の400銘柄以上の高配当株で構成、HDVは米国高配当株のなかで財務健全性が高いと認められた75銘柄で構成されている。
いずれもさまざまな高配当株に分散されており、安定した分配金を期待できるETFだ。
上記3銘柄の特徴を理解し、自分に合った高配当ETFに投資しよう。
【目的別】おすすめの米国株投資


次に、米国株投資を行う際にチェックしておきたい要素を解説していく。「値上がり狙い」と「配当狙い」の目的別で紹介するので、自分の投資方針に合わせて確認しておこう。
値上がり狙い
株価の値上がりを狙う投資スタイルの場合、以下の要素をチェックしておこう。
- 業績の成長性
- 財務の健全性
- 株価の割安度
株価は基本的に業績が反映されるため、今後業績が伸びていくと期待できる銘柄は株価も伸びやすい。
「提供しているサービス・事業は今後需要が高まりそうか」「他社との競争で優位に立てそうか」といった点を分析し、業績の成長性や将来性を見極めよう。
また、財務状況が健全であるかどうかも株価に大きく影響する。自己資本比率をチェックしたり、キャッシュフロー表を分析したりしながら、財務状況がどうなっているかを確認しておこう。
そして、本来の企業価値に対して現在の株価がどうなっているかという点に注目した投資スタイルもおすすめだ。
本来よりも割安な株価水準の場合、適正な株価まで上昇したときに値上がり益を得られる。PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などをチェックし、株価の割安感を見極めよう。
米国株は日本株に比べると情報を入手する難易度が高く、銘柄の分析に手間や時間がかかってしまう。
しかし高い成長性を期待できる企業が多く、大きく値上がりする銘柄も数多く存在するため、上記の要素をチェックして値上がりを期待できそうな銘柄を見極めよう。
配当狙い
配当を狙う投資スタイルの場合、以下の要素をチェックしておこう。
- 配当利回り
- 過去の配当実績
- 配当性向
まず、株価に対して年間でどの程度の配当金を得られるかを示す「配当利回り」をチェックしておこう。
配当利回りが高いほど投じた資金に対して回収できる割合が大きいことになり、効率的にリターンを得られる。
ただし株価が下落して配当利回りが高くなっているだけのパターンもあるため注意が必要だ。
また、過去の配当実績もチェックしておきたい要素のひとつである。一時的に業績が良くて配当を支払っている企業もあれば、長期にわたって株主に還元し続けてきた企業もある。
過去の配当実績を確認し、株主に還元する姿勢を続けている企業を選ぶことが大切だ。
そして、純利益の中から配当金をどの程度支払っているかを示す「配当性向」も確認しておきたい。
配当性向が低い企業は株主への還元が少ないと言える一方、極端に配当性向が高い企業はギリギリの状態で配当を支払っている可能性が高い。
直近数年間の配当性向の推移を業績等と照らし合わせ、適切な水準を維持している企業を選択しよう。
米国株は連続増配を続けている銘柄も多く、中長期的に配当収入を増やしていける可能性が高い。上記3つの要素をしっかりと押さえ、安定的な配当を期待できる銘柄を見極めよう。
【年代別】おすすめの米国株投資


次に、米国株投資のおすすめの戦略を年代別に紹介していく。ぜひ参考にして自分に合った投資戦略を構築し、効果的な資産運用を実践しよう。
20代〜30代におすすめの戦略
20代〜30代の若い世代の方は、米国の成長企業を中心に運用を行うと良い。
リスクをある程度許容できるのであれば、積極的にリターンを追求する方法も考えられる。
若い世代の方は運用期間を長く設定できるため、一時的に株価が下落して損失が発生しても取り返す時間的な余裕がある。
まだまだ現役で働いていく世代であるため、本業の収入で損失をカバーすることも可能だ。比較的リスクが大きい成長企業に投資を行い、大きなリターンを狙いに行くと良いだろう。
半導体や生成AI、IoTなどは今後の成長性が期待されている分野であり、中長期的に高いリターンを得られる可能性がある。
20代〜30代の若い世代の方は、次世代テクノロジーを牽引すると期待される成長企業を中心に投資していくことをおすすめする。
個別の成長企業を選ぶ手間を省きたい方は、NASDAQ100に連動するETFを選んでも良いだろう。
テクノロジー企業を中心に構成されるNASDAQ市場の上位銘柄に投資でき、手軽に成長企業に投資を行えるためおすすめだ。
40代〜50代におすすめの戦略
年齢を重ねて40代〜50代になってくると、それまでよりもリスクを取った運用が難しくなってしまう。
成長性を見込んで投資する方針だけでなく、安定性と成長性を兼ね備えたバランスの良い銘柄への投資も有力な選択肢となる。
40代〜50代の方は、住宅ローンの返済や子どもの教育資金、親の介護費用など、まとまった出費が必要となるケースが多い。
多少の損失は本業の収入でカバーできるかもしれないが、大きく資産が減少してしまうとライフイベントに支障をきたしてしまう恐れがある。
過剰にリスクを取るのではなく、安定的なリターンが期待できる銘柄に資金を投じると良いだろう。
例えば、業界をリードしながら安定的な成長を続けている銘柄がおすすめだ。
アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドットコムなどは多少値動きが大きいものの、ある程度安定した収益が期待できる。
もし値動きが不安であれば、AT&Tやコカ・コーラ、ジョンソン&ジョンソンなどの安定性が高い銘柄も組み合わせて運用すると良い。
また、個別銘柄を組み合わせてバランスを取ることが面倒に感じる方はETFの活用を検討してみよう。
S&P500や全米株式に連動するETFであれば、ある程度落ち着いた値動きで安定したリターンを享受できる。
40代〜50代の方は安定性と成長性のバランスが良い個別銘柄・ETFを選んで運用しよう。
60代以降におすすめの戦略
60代以降の方が米国株投資を行う場合は、リスクを抑えた運用が将来の資産を守るうえで有効な手段となる。
値動きが激しい銘柄は避け、安定性や定期収入を目的として銘柄を選定する投資スタイルで運用を行うと良い。
60代以降の方は退職しているケースも多く、投資で損失を抱えたときにカバーすることが難しい。
なるべく安定性が高い銘柄で投資を行い、極力損失を抱えないように運用していく必要がある。
また、公的年金の不足分をカバーするために定期収入を得られる銘柄に投資を行うのもひとつの手だ。
前述したAT&Tやコカ・コーラ、ジョンソン&ジョンソンなど、景気変動の影響を受けにくい銘柄を活用すると良い。
いずれも配当利回りが高く、安定した定期収入を得られる点も大きな魅力だ。業績の安定性や過去の配当実績、配当性向などを踏まえ、配当を安定して受け取れるかどうかを分析しておこう。
また、SPYDやVYM、HDVなどの米国高配当ETFの活用も検討しておくと良いだろう。複数の高配当株に分散投資を行えるため、リスクを分散しながら安定的に定期収入を獲得できる。
高配当株や高配当ETFなど、定期的にキャッシュフローを獲得できる銘柄を中心に投資を行おう。
初心者必見!米国株投資の情報収集におすすめの方法とは?


米国株は日本株に比べて情報収集が難しく、自分に合った銘柄を選ぶことは容易ではない。米国株投資の情報収集はどのように行うべきなのだろうか。
ここでは、米国株投資の情報収集の方法やアドバイザーを探せるサービス「資産運用ナビ」について解説していく。
おすすめの情報収集方法
米国株の情報収集の方法として以下の4つが挙げられる。
- インターネット検索
- YouTube等のSNS
- 投資関連の書籍
- 専門家への相談
まず、インターネットで投資関連の情報にアクセスするという方法が挙げられる。個人・法人がWebサイトでさまざまな投資情報を発信しており、気軽にチェックできることが特徴だ。
ただし、虚偽の情報や投資詐欺などのリスクがある点に注意しておきたい。
また、YouTubeやXなどのSNSを活用して投資情報を得るという方法もある。
有名なインフルエンサーなどが素早く相場や企業の決算を解説してくれるため、スピーディーに投資情報を入手したい場合に向いている。
ただし、SNSも虚偽の情報などの可能性があるため注意が必要だ。
そして、書店に行って投資関連の書籍を購入し、情報を得るという方法もある。米国株投資に精通した専門家の書籍であれば情報の信頼性が高く、安心して知識を身に付けられるだろう。
しかし、記載されている情報はどんどん古くなってしまうため、最新の情報を得たい方には向かない。
もっともおすすめの情報収集方法は専門家への相談だ。専門家に相談し、米国市場の解説や個別株銘柄の分析などをしてもらうと良いだろう。
情報の信頼性が高いことはもちろん、あなたのニーズに合わせてカスタマイズされた最新情報を提供してもらえることが特徴だ。
自分に合った専門家を選び、最適な投資情報を提供してもらいながら米国株投資を始めよう。
「資産運用ナビ」を活用しよう
自分に合った相談先の専門家をお探しの方は「資産運用ナビ」を活用しよう。「資産運用ナビ」とは、あなたにぴったりの専門家を無料で紹介するサービスだ。
「資産運用ナビ」では、金融機関から独立した立場で顧客の資産運用をサポートする「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」を紹介している。
金融機関に所属せずに中立な立場を保っており、偏りのない投資情報を提供できることが強みだ。
「資産運用ナビ」の利用方法は非常に簡単で、専用のフォームにあなたの希望条件を入力するだけで良い。
希望条件に沿ったアドバイザーがランキング形式で紹介され、気になるアドバイザーがいればそのまま面談を申し込むことが可能だ。
登録されているIFAの詳細なプロフィールが公開されているため、アドバイザーの経歴や得意分野、保有資格などをチェックした上で面談に進める。
もちろん全国47都道府県どこでも紹介可能となっており、オンラインでの面談も可能だ。
IFAの紹介料・相談費用は原則無料となっており、何回でも相談可能となっている。
ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、信頼できる相談先のアドバイザーを探し出してみよう。
おすすめの米国株で資産を運用していこう


本記事では、米国株でおすすめの普通株・高配当株・ETFを紹介してきた。自分の投資目的や資産状況、年齢などに合わせて適切な銘柄を選ぶことが重要だ。
本記事で紹介した年代別の米国株投資戦略を参考に、自分に合った銘柄で資産を運用していこう。
投資経験が少ない初心者の方は、米国株に関する情報を入手すること自体が容易ではない。
インターネット検索やSNS、投資関連の書籍を活用したり、専門家に相談したりしながら投資情報を収集していこう。
特に、専門家に相談することであなたに合わせた最適な投資情報を提供してもらえる。信頼性が高い最新情報を入手できるため、自分の投資戦略にも活かしやすいだろう。
「資産運用ナビ」では、あなたにぴったりの資産運用アドバイザーを無料で紹介するサービスを提供している。
ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用し、自分に合った最適なアドバイザーに米国株投資の相談をしてみてはいかがだろうか。