ハミルトンの2024年秋冬から、人気のコレクション「カーキ フィールド」の最新作を紹介する。機械式の限定モデルと小ぶりなクォーツモデル、スタイルは違えど、シリーズに通底するスピリッツと「ハミルトンらしさ」を感じてほしい。

  • カーキ フィールドシリーズの最新モデルが勢ぞろい

世界限定1,999本!「カーキ フィールド チタニウム エンジニアド ガーメンツ リミテッドエディション」

ハミルトンを代表するコレクション「カーキ フィールド」――。ニューヨークを起点とするファッションデザインハウス「エンジニアド ガーメンツ」(Engineered Garments)――。この2つのブランドのコラボレーションモデル「カーキ フィールド チタニウム エンジニアド ガーメンツ リミテッドエディション」が登場。

  • 実用的ながら強く美しいデザイン「カーキ フィールド チタニウム エンジニアド ガーメンツ リミテッドエディション」

テーマは「実用性」。高精度な鉄道時計でアメリカ鉄道網の時間精度に革命をもたらしたハミルトンと、ジーンズ、パーカー、スポーツのユニフォーム、ミリタリーウェアなどヘビーデューティーなウェアデザインを得意とするガーメンツ。この両者が「実用性」において互いに共感する哲学と感性を持っていたとしても、誰もが納得できるだろう。

カーキフィールドのルーツである1940年代のミリタリーウォッチを彷彿とさせる36mm系のチタン製ケースとブレスレットを採用、厚みも10.85mmに抑え、ユニセックスな魅力と汎用性を両立した。クラシックなフィールドウォッチの外見ながら、堅牢で着け心地も軽やかだ。

視認性を優先し、無駄な要素をそぎ落としたミニマルなダイヤル。そして針には、スーパールミノバを塗布したニッケル針が使われている。

  • 「視認性を優先し、ムダな要素をそぎ落としたミニマルなダイヤル

ムーブメントは自動巻き、ハミルトンの定番ともいえる「H-10」だ。パワーリザーブは80時間(最大巻き上げ時)。耐磁性、温度変化、耐衝撃性に優れたNivachron製ヒゲゼンマイを採用している。

風防は反射防止加工のサファイアクリスタル、防水性能は10気圧。まさに内外ともに「実用性」のコンセプトを貫いている。

価格は16万9,400円。「エンジニアド ガーメンツ」の設立年(1999年)にちなんで、世界限定1,999本で発売中。

アドベンチャーウォッチ「カーキ フィールド クォーツ」、2つのサイズと4種類のバリエーション

1960年代に英国政府の非軍人向けに製造された「ハミルトンG.S.」("General Service")にインスパイアされたという「カーキ フィールド クォーツ」――。その2024年モデルとして、33mmケース、38mmケースの新作が発売中だ。

  • 33mmケース(左)と38mmケース(右)のサイズ感の違い

  • ダイヤルの構成要素は同じながら、雰囲気は大きく異なっているところが面白い

33mm・38mmの両モデルともに、ケース素材はステンレス。コントラストを最適化してダイヤルの視認性を高めたほか、ダイヤルや鉄道線路を模した分目盛りなど、オリジナルモデルのデザイン要素を盛り込んだ。

針、インデックス、数字のスーパールミノバは通常のホワイトに加え、1970年代まで使用されていたラジウムに似たグリーンの2色から選べる。風防はサファイアクリスタル、防水性能は5気圧。価格は33mm径、38mm径とも6万4,900円で発売中。

  • 33mmケースモデルを着けた女性の腕。さすがに似合う

  • 手首が細い人だと、NATOストラップが余りそうだ。ストラップの長さはケース径に関係なく同じ

  • 38mmケースのブラックダイヤルモデルを装着した男性の腕。クラシカルで堅実なイメージ

  • 33mmケースの厚さは、わずか7.5mm

  • 33mmケースのホワイトダイヤルモデルを着けた男性の腕。ダイヤルに存在感があり、華やかだ

  • オールブルー(左)、ブラックダイヤル×オリーブグリーンのNATOストラップ(右)

  • オールブラック(左)、ホワイトダイヤル×オリーブグリーンのNATOストラップ(右)