弁護士ドットコムは12月26日、ハイブリットワーク時代の社内会議を実態調査した「社内会議白書2023 by MeetingBase」の第2弾を公開したことを発表した。同調査は、クラウドサインの利用企業を対象に、社内会議の基礎情報から、社内会議の課題についての調査を実施し、利用企業で回答が得られた694人を対象とした。今回は、役職別(経営層・役員クラス、管理職クラス、一般社員クラス)に調査結果をまとめている。

経営層と比較して管理職の会議が多く実施されている

何気なく参加している会議の割合を聞いたところ、「ほとんどない」の結果が経営層・役員クラスでの会議は全体の76.6%を占めるのに対し、管理職クラスでは46.3.%、一般社員クラスでは47.9%と回答が乖離する結果となった。この結果から、その差は最大で30.3%となり、経営層とその他のクラスとの間で、会議参加に対する意識に差異があることが明確になった。

  • 何気なく参加している会議の割合 引用:社内会議白書2023 by MeetingBase

    何気なく参加している会議の割合 引用:社内会議白書2023 by MeetingBase

また1日に実施している社内会議で1時間超の社内会議は何割程度あるか聞いた調査では、「ほぼすべて」「7-9割程度」の結果に注目して比較してみると、経営層・役員クラスでの会議は全体の8.6%を占めるのに対し、管理職クラスでは21.3%、一般社員クラスでは19.5%となった。この結果から、その差は最大で12.7%となり、経営層と比較して管理職の会議が多く実施されていることが判明した。

役職ごとに課題に感じるポイントが異なる結果に

課題を感じている人に、具体的に課題と感じる点はどこにあるか聞いたところ、経営層・役員クラスでは、1位「話が違う方向にずれる(31.9%)」、2位「出席者の日程調整が難しい(29.8%)」、3位「出席者の日程調整が難しい(23.4%)」という回答が得られた。

その一方で管理職クラスでは、1位「いつも同じ人が発言している(42.2%)」、2位「話が違う方向にずれる(42.0%)」、3位「出席者の日程調整が難しい(36.5%)」。一般社員クラスでは、1位「いつも同じ人が発言している(31.8%)」、2位「出席者の日程調整が難しい(31.8%)」、3位「準備ができていない(26.1%)」という結果となっている。

  • 役職ごとの課題と感じる点 引用:社内会議白書2023 by MeetingBase

    役職ごとの課題と感じる点 引用:社内会議白書2023 by MeetingBase