Mozillaが5月14日(アメリカ現地時間)に公開したWebブラウザの最新バージョン「Firefox 126」において、NVIDIA製グラフィックスカード搭載システムで利用可能な「NVIDIA RTX Video」に対応した。

  • Firefoxで「NVIDIA RTX Video」が使えるように - AI機能でWeb動画をアップスケーリング

NVIDIA RTX Video(RTX Video Super Resolution、RTX VSRとも)は、NVIDIA RTXシリーズのグラフィックスカードが統合するTensorコアを活用してWeb動画をアップスケーリングする機能のこと。ブラウザで視聴する映像にGPUパワーを投入することでネイティブ解像度より引き延ばすことができるというもので、1080pから4Kという大幅なアップスケーリングも行える。

すでにChromium系の「Google Chrome」や「Microsoft Edge」では利用できていたが、今回Firefoxでも対応したという内容。解像度のアップスケーリングだけでなくNVIDIA RTX Video HDRにも対応しており、NVIDIA製GPUの活用領域が広げられている。