東京・中野にあるAV機器専門店のフジヤエービックが、「冬のヘッドフォン祭 mini 2024」を、JR東京駅 日本橋口/八重洲北口直結「ステーションコンファレンス東京」の6階で2月10日に開催する。開催時間は11時~18時30分(最終入場18時)。無料で入退場自由、事前登録も不要。

  • 「冬のヘッドフォン祭 mini 2024」2月10日開催、直前情報まとめ

世界中のイヤホンやヘッドホン、オーディオプレーヤーといった製品が一堂に会し、さらに新製品なども披露される見込みだ。今回出展を予定している企業数は60社で、「夏のヘッドフォン祭 mini 2023」(56社)から4社増。うち2社は初出展となる。

ここでは各社の出展予告の中から、注目情報をピックアップして紹介する。ブース配置図や出展ブランドリストはフジヤエービックの特設サイトで公開されているので、あわせて参照して欲しい。なお、会場での物販は実施しないが、同社ECサイトでの特価セールを開催予定で、来場者には「LINE 1,000円OFFクーポン」をプレゼントする。

  • 会場の「ステーションコンファレンス東京」が入居するビル「サピアタワー」

フォステクス

フォステクス創立50周年を記念したオープン型のプレミアムヘッドホン「TH808」(2月10日発売/直販18万7,000円)。

最上位機種「TH909」直系のオープンデザインをベースに、高級木材黒胡桃無垢材ハウジングでオリジナルチューニングした国内生産モデルとなる。TH900シリーズの磁束密度1.5テスラを実現した自社製ドライバーユニットを搭載しながら、TH808向けの音響調整を施しており、「繊細で高解像度な音質を広帯域で実現する」とのこと。

  • フォステクス「TH808」

final

finalが展開する、Dシリーズの新型ヘッドホン「D7000」(2月29日発売/直販39万8,000円)。現行の「D8000」や「D8000 Pro Edition」に並ぶ新しいフラッグシップモデルと位置づける。

新設計の「ピナ アライン ディフューザー」や、D7000専用に開発した高効率な「エアフィルムダンピングシステム」(AFDS)採用のドライバーを搭載。サウンドの傾向としては、量感と開放感のある低音と、繊細な高音を両立しつつ、「特に声や弦の帯域の解像度が高く、さらに耳元にやや近く非常に滑らかに聴こえるのが特長」と説明している。

  • final「D7000」

finalブースではほかにも、agブランドのワイヤレスイヤホン「COTSUBU」をスイーツのブラウニーに見立てた「COTSUBU BROWNIE」などが当たる「ハズレなし! イヤホンが当たる『finalバレンタインガチャ』」を開催。1回5,000円で何回でも挑戦できるという。

  • ag「COTSUBU BROWNIE」

HIFIMAN

HIFIMAN JAPANが出展するのは、完全ワイヤレスイヤホン「Svanar Wireless Jr」(2月9日発売/直販21,560円)。

振動板(ダイヤフラム)の表面に特殊なメッキ処理を施した“トポロジーダイヤフラム”を採用することで、「一般的な完全ワイヤレスイヤホンよりも自然できめ細かいサウンド」を追求したという。独立AB級バランスヘッドホンアンプモジュールを内蔵するなど、音質にこだわった設計が特徴。最大-35dBに達するというアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も備える。

  • HIFIMAN「Svanar Wireless Jr」

AVIOT

オーディオ機器に造詣が深いピエール中野氏と、AVIOTブランドがコラボした完全ワイヤレスイヤホンの新機種「TE-ZX1-PNK」(1月18日予約受付開始/49,500円)。

ピエール中野氏がデザインやサウンドチューニングを監修した“ピヤホン”シリーズの7機目。平面磁気駆動型ドライバー1基、バランスドアーマチュアドライバー3基、ダイナミックドライバー1基を採用し、3種5基からなる“トライブリッド5ドライバー”システムにより「圧倒的な情報量」と「かつてない高音質」を追求している。

  • AVIOT「TE-ZX1-PNK」

FiiO

FiiOからは、ポータブルオーディオプレーヤー「M11Plusシリーズ」の後継にあたる、「M23」を世界初公開。ほかにも、バッテリーなしで使える小型ドングルDAC/アンプ「KAシリーズ」の最新機種や、「CES 2024」で注目を集めたポータブルカセットプレーヤー「CP13」などを参考出展する。

アユート

Astell&KernやMaestraudio、ULTRASONE、EmpireEarsといった各ブランドの製品を出展。qdcからは有線イヤホン「EMPEROR」を参考出展するが、試聴できる機材が1台となるため、試聴整理券を配布することを予告している。聴ける時間を1回20分間とし、時間指定は先着順、1枚につき1人のみ有効とのこと。

  • qdc「EMPEROR」(参考出展)

ミックスウェーブ

Campfire AudioやUnique Melodyなど多彩なオーディオブランドを展開するミックスウェーブ。Hiby Musicからは、サブブランド・HiBy Digitalの小型ポータブルオーディオプレーヤー「M300」(2月22日発売/約29,800円前後)などを出展予定。

  • HiBy Digital「M300」

MUSIN

iBasso Audioの、デュアルOS・CS43198×8基搭載オーディオプレーヤー「DX260」(2月20日発売/15万6,420円)や、業界最大クラスとなる15.4mm振動板採用の有線イヤホン「3T-154」(2月20日発売/24,750円)の2製品が登場予定

  • iBasso Audio「3T-154」(左)、「DX260」(右)