Appleは「iPadOS 17」を9月19日に提供開始した。

  • iPadOS 17公開 - ロック画面刷新しヘルスケアも追加、PDF自動入力は'23年後半

iPadのロック画面がカスタマイズ可能になり、日付や時刻の外観をさまざまなフォントと色を使って変更したりできるように。また、インタラクティブに機能するウィジェットをロック画面またはホーム画面に配し、直接タップするだけでタスクを完了できるようになる。

  • iPadのロック画面がカスタマイズ可能に

コミュニケーション機能も強化。メッセージの検索機能で新情報を探せるほか、新しい絵文字ステッカーを使用したステッカーエクスペリエンスや、写真から主題を抽出してライブステッカーを作成する機能などが加わる。

  • メッセージの新しいステッカー エクスペリエンス

FaceTimeでは、電話に出られなかったときに相手が音声またはビデオでメッセージを残せるように。iPadのカメラとマイクを使い、Apple TV(別売)と連携して直接ビデオ通話を開始したり、iPadで通話を開始してからApple TVに受け渡したりすることも可能になる。

iPadのPDF編集機能も強化。フォーム内のフィールドを識別して自動入力するAutoFillを2023年後半にリリース予定で、ユーザーは連絡先から名前や住所、電子メールなどの詳細をすばやく追加できるようになるという。メモアプリでPDFの整理や閲覧が行え、注釈を付けられるようになるほか、共同作業機能も強化している。

  • PDFへの情報入力を手軽にするAutoFill。2023年後半にリリース予定

ほかにも、ヘルスケアアプリを大画面に最適化したデザインでiPadに追加。iPadOS 16から加わったステージマネージャーでは、ウィンドウの位置決めがさらに柔軟になるほか、外部ディスプレイの内蔵カメラも新たにサポート。FaceTimeなどで利用できる。Safariではプロファイルを新たにサポートし、仕事や個人などブラウジング環境を分けられるように。フリーフォームには新しい描画ツールを追加。キーボードでは自動修正機能を大幅に改善し、より速く簡単に、正確にテキスト入力できるようになるという。

iPadOS 17は、iPad(第6世代以降)と、iPad mini(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、12.9インチiPad Pro(第2世代以降)、10.5インチiPad Pro、および11インチiPad Pro(第1世代以降)に対して、無料のソフトウェアアップデートとして提供する。

  • iPad向けのヘルスケアアプリ