【特集】

Tomcat 6の実力を早速試す - 移行するべき? その時期は?

1 Apache Tomcat 6.0.xにおける変更点(1)

    杉山貴章  [2007/04/03]

    Apache Tomcat 6.0.x安定版リリース

    去る3月1日(米国時間)、The Apache Tomcat Teamは「Apache Tomcat 6.0.10」をリリースした。それ以前にも6.0.xというバージョンは公開されていたが、それらは開発版という位置づけであったため、この6.0.10が6系では初の安定版ということになる。

    本稿ではApache Tomcat 6.0のインストールやNetBeans/Eclipseでの使用方法を解説する。その上で、新たに対応したServlet 2.5やJSP 2.1などを利用したいくつかのプログラムの例を紹介したい。

    Apache Tomcat 6.0.xにおける変更点

    まずは、Apache Tomcat 6.0.xにおける主な変更点や、5.x系から移行する際に注意すべき点から見ていこう。

    Servlet 2.5およびJSP 2.1のサポート

    Tomcat 6.0.x系では新たにServlet 2.5とJSP 2.1がサポートされるようになった。5.5.x系でもServlet/JSPを使用することができたが、サポートされているバージョンはそれぞれ2.4/2.0までだった。一方、昨年5月に正式リリースされたJava EE 5には2.5/2.1が含まれるため、Java EE 5対応のサーブレットコンテナとして稼動させるためには両バージョンへの対応が不可欠だ。

    詳しい内容は後述するが、Servlet 2.5ではアノテーションによる設定/コーディングの簡略化や、web.xmlファイルの構文の変更などといった改善が施されている。また、JSP 2.1では式言語として「Unified Expression Language(以下、Unified EL)」がサポートされた。JSP 2.0でも簡易な式言語に対応していたが、Unified ELはさらに汎用的な構文を備えている。加えて、JSP 2.1では、JSFとの整合性をとるための拡張もいくつか組み込まれた。

    Tomcat 6.0.xでサポートされているUnified ELのバージョンは2.1である。Unified ELに関する詳細はSun Developer Networkの記事を参照していただきたい。また、Servlet 2.5のサポートにともなって、Tomcat 6.0.xで動作する全てのWebアプリケーションはServlet 2.5のxsdを使用するように変更されている。この点には注意されたい。

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン