【連載特別企画】

ゼロから始めるネットワークカメラ

1 ネットギア製Arlo Q Plusのセットアップ

 
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この連載では、ネットワークカメラのセットアップ方法を解説すると共に、利用方法や使い勝手についてもレポートしていきます。第一回の本稿では、ネットギア製Arlo Q Plus(アーロ・キュー・プラス)のセットアップについて解説します。

1.Arlo Q Plusのネットワーク接続方法

Arlo Q Plusは、ネットギア製のネットワークカメラです。

Arlo Q Plusは、ネットワークに接続する事でカメラの映像をパソコンやスマートフォンから見る事ができます。設定は簡単で、IT関連に精通していなくても簡単に扱えます。以下に、第三回以降で解説を予定しているPanasonic製BB-ST162A とAXIS製P1364も含めて、スペックを示します。

本連載の予定
1回目・・・Arlo Q Plusでの設定作業解説
2回目・・・Arlo Q Plusでの利用、レビュー
3回目・・・BB-ST162Aの設定作業解説
4回目・・・BB-ST162Aの利用、レビュー
5回目・・・P1364の設定作業解説
6回目・・・P1364の利用、レビュー
※4回目、6回目の連載では、Arlo Q Plusと比べてどのような使い分けができるか、という目的に応じた製品を選ぶポイントについても解説します。

Arlo Q Plusのネットワークへの接続方法は、以下の3通りです。

Arlo Q PlusはPoE(Power over Ethernet)をサポートしています。PoEとは、LANスイッチからツイストペアケーブル経由で電力を供給する仕組みです。PoEを利用すると、電源コンセントがない場所でもArlo Q Plusを設置する事ができます。

Arlo Q Plusはインターネットが利用できる環境が必須です。このため、LANスイッチの先がインターネットに接続されている必要があります。また、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を利用してIPアドレスを自動取得できる必要があります。IPアドレスは192.168.0.10等で表され、通信するために必須です。多くの環境ではDHCPが利用できます。例えば、パソコンを接続して何も設定せずにインターネットが利用できれば、DHCPが利用できる環境です。

2.PoE対応LANスイッチ

今回は、Arlo Q Plusをネットギア製LANスイッチGSS108EPP、またはGS408EPPに接続して動作検証しています。GSS108EPPとGS408EPPは、PoEに対応したLANスイッチです。 GSS108EPPやGS408EPPを利用すれば、複数台のArlo Q Plusをツイストペアケーブルで接続してネットワークを使えるようにすると共に、電力を供給する事ができます。ツイストペアケーブルの制限長は100mのため、離れた場所でも接続できます。

LANスイッチの接続口はポートと呼ばれます。GSS108EPPは赤枠部分がPoEに対応しているため、Arlo Q Plusは1~4番目のポートに接続します。GS408EPPは、全てのポートがPoEに対応しているため、どのポートにも接続できます。GSS108EPPやGS408EPP側の設定は不要です。ツイストペアケーブルで接続するとArlo Q Plusが起動し、本体のLEDが点滅します。

3.パソコンを利用したセットアップ

Arlo Q Plusは、パソコンのブラウザでセットアップできます。パソコンがArlo Q Plusと通信可能で、インターネットを利用できる必要があります。パソコンでブラウザを起動し、アドレス欄に「arlo.netgear.com」と入力すると、以下の画面が表示されます。

「初めてArloを使いますか?」を選択

「初めてArloを使いますか?」を選択すると、以下の画面が表示されます。

「Arlo Q Plus」を選択

 「Arlo Q Plus」を選択すると、以下の画面が表示されます。

「PoEで接続」を選択

 「PoEで接続」を選択すると、以下の画面が表示されます。

LANスイッチとの接続方法が説明されていますが、セットアップを始める前に接続しておいて問題ありません。「続ける」を選択すると、Arlo Q Plusが自動検出されます。その後は、Arlo Q Plusに名前を付けたり、メールアドレスを登録したりします。登録したメールアドレスには確認メールが送付されてくるため、指定されたURLにアクセスして登録を完了させます。また、Arlo Q Plusはカメラの映像をクラウドに送信します。クラウドとは、データをインターネット上に保存するサービスです。無料で使えるプランや、有料でより多くの容量を使えるプランがあり、プランは後で変更可能です。設定が終わると、以下の画面が表示されます。

「Live」をクリックすると、現在カメラから見える映像が表示されます。この映像は、クラウドに送信された映像を表示しています。一度設定した後は、ブラウザから「arlo.netgear.com」にアクセスし、「メールアドレス」と「パスワード」を入力してログインすると、すぐに上記画面が表示されます。

4.スマートフォンを利用したセットアップ

 Arlo Q Plusは、スマートフォンのアプリからもセットアップできます。スマートフォンが無線LAN経由でArlo Q Plusと通信可能で、インターネットを利用できる必要があります。アプリは、iPhoneではApp Store、AndroidではGoogle Playで「Arlo」と検索して入手できます。今回はiPhoneのセットアップ例を示しますが、Androidでもセットアップ方法は同じです。

「入手」をタップしてインストール後にアプリを起動すると、以下の画面が表示されます。

「初めてArloを使いますか?」をタップすると、以下の画面が表示されます。

「Arlo Q Plus」をタップすると、以下の画面が表示されます。

「PoEで接続」をタップすると、以下の画面が表示されます。

「続ける」をタップすると、「Touch ID」を有効にするか選択するポップアップが表示されます。「Touch ID」を有効にすると、iPhoneの指紋認証を使ってログインできます。「いいえ、スキップします」を選択して、後で有効にする事もできます。この後は、Arlo Q Plusが自動検出され、Arlo Q Plusに名前を付けたり、メールアドレスを登録する等、ブラウザと同様の設定を行う事でArlo Q Plusの映像が見えるようになります。また、一度設定しておけば、アプリを起動するだけですぐに使えます。

5.おわりに

今回、GSS108EPPとGS408EPPのPoE機能を使って、Arlo Q Plusの映像を問題なく見る事ができました。Arlo Q Plus は、PoE対応LANスイッチを利用すると、電源コンセントがない場所でも簡単に設置が可能になります。また、難しい設定はなく、表示される画面に従って進めていけば10分程度で完了します。
次回は、Arlo Q Plusの利用方法について解説します。

のびきよ

2004 年に「ネットワーク入門サイト」を立ち上げ、初心者にも分かりやすいようネットワーク全般の技術解説を掲載中。著書に『短期集中! CCNA Routing and Switching/CCENT教本』、『ネットワーク運用管理の教科書』(マイナビ出版)がある。

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インデックス

連載目次
第1回 ネットギア製Arlo Q Plusのセットアップ


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