ユーザー限定で記事を公開できる仕組み

Facebook上の人間関係は、実社会での付き合いを前提にしているだけに、非常にデリケートだ。同僚や上司、趣味の仲間、同窓生など、交友範囲が異なれば、共通の話題も違ってくるだろう。

この点を考慮して、Facebookには「友達」を「友達リスト」に登録する機能が用意されている。記事を投稿する際に「共有範囲」として各リストを指定すれば、そのリストに登録されたユーザー限定で記事を公開できる仕組みだ。「親しい友達」や「知り合い」も、友達リストの1つで、前者に登録した「友達」の投稿はほとんどがニュースフィードに配信され、新しい投稿があると通知が表示されるのに対し、「知り合い」に設定した「友達」の投稿は配信される頻度が下がる。

なお、「友達リスト」の中には「出身校」や「居住地」を基にFacebookが自動的に作成してくれる「スマートリスト」もある。

ナビゲーションメニューの「親しい友達」をクリックすると、そこに登録した「友達」の投稿だけに絞り込んで閲覧できる。画面右上のボックスから「友達」を追加することも可能だ

「親しい友達」「知り合い」は「友達」のタイムラインでも設定できる。もちろん、その「友達」をどのリストに登録したかが相手に通知されるようなことはない

「親しい友達」「知り合い」も実はスマートリストの1つ。リストは勤務先や出身校、居住地などの情報からも自動で作成される