普段は使わないPCで「Dropbox」を使うには?s

同期型オンラインストレージの『Dropbox』は、クライアントソフトをインストールすることで、簡単にファイルを同期・共有できる。しかし、場合によってはクライアントソフトをインストールできない状況もあるだろう。例えば、外出先で自分のPCを持ち合わせておらず、友人のPCを借りる時などである。

専用フォルダの「My Dropbox」に入れているファイルを使いたいからと言って、勝手にソフトをインストールするわけにもいかないし、GuestアカウントでPCにログインしていればソフトのインストールは不可能だ。そんな時には、WebブラウザでDropboxのサイトにアクセスすれば、そこからファイルをダウンロードできる(図1)。もちろん、ファイルのアップロードも可能だ。

図1 「Dropbox」のWebページ。今回はブラウザからDropboxを使ってみよう

ブラウザでファイルをダウンロード

まずは、DropboxのWebサイトにアクセスして、WebブラウザからDropboxを使っていこう。⇒手順は図2~図7

図2 登録したメールアドレスとパスワードを入力して<Log in>ボタンをクリック

図3 「My Dropbox」のページが開き、アップロードしているフォルダやファイルが表示される

図4 フォルダのマークをクリックしてみよう

図5 フォルダが展開し、中にあるファイルが表示される

図6 ファイルをダウンロードする場合は、更新日時の右側にある<▼>をクリックし、メニューの<Download file>を選択する

図7 同様のメニューからフォルダのダウンロードを選択すると、ZIP形式でダウンロードが行われる

このように、クライアントソフトをインストールしていなくても、Webブラウザでアクセスして必要なファイルをダウンロードできる。なお、テキストファイルや画像ファイルであれば、ブラウザで直接開いて内容を確認することも可能だ。

ブラウザでファイルをアップロード

次に、ファイルのアップロードを行ってみよう。オンラインの「My Dropbox」にファイルをアップロードしておけば、DropboxのクライアントソフトをインストールしているPCを起動した際に、専用フォルダからすぐにファイルを開くことができる。⇒手順は図8~図12

図8 アップロード先のフォルダを開いておく

図9 <Upload>ボタンをクリックしよう

図10 <Choose files>ボタンをクリックして、アップロードするファイルを選択する。複数ファイルを一度に選択することが可能

図11 <Start upload>ボタンをクリックして、アップロードを開始する

図12 「Upload Completed」と表示されればアップロード完了である

ブラウザで可能な他の操作

DropboxのWebページでは、ファイルのダウンロードやアップロード以外にも、様々な操作を行うことが可能である。それらの操作を見ていこう。⇒手順は図13~図17

図13 ファイル名の変更やファイルの移動、コピー、削除などを操作できる

図14 フォルダを新規作成する場合は<Create folder>ボタンをクリック

図15 フォルダもファイルと同様に、移動やコピー、削除、名前の変更が可能だ。(なお、<Share this folder>を選択した際の「フォルダの共有」については次回解説する)

図16 ページ左側の検索ボックスでは、ファイル名やフォルダ名で「My Dropbox」内の検索を行う

図17 <Recent Events>タブでは、ファイル操作の履歴を確認できる

クライアントソフトをインストールした時と比べれば、使い勝手は多少劣るものの、インターネットに接続していれば、どのPCからもファイルのダウンロードやアップロードができるというのは心強い。万が一、PCがクラッシュした場合でも、重要なファイルをDropboxに入れていれば、すぐに他のPCのブラウザからアクセスできるので安心だ。