育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は同居する義祖母の変化に関するお話です。

心の底では認知症と信じたくなかったのだと

大家族の主人の家に同居して3年がたった頃、おばあちゃん(主人の祖母)の物忘れが目立つようになりました。ただ家族は、年相応の物忘れ程度に思っているところもあり、特に気にしている様子はありませんでした。

当時の私は、介護の仕事をしており毎日忙しく、おばあちゃんや叔母さんとの関わりも少なかったため、「おそらく認知症なのでは……」と思いながらも、それを家族に言う機会はありませんでした。口に出すと、認知症と認めてしまうような気がしたからです。

もしかしたら私は、「おばあちゃんは認知症ではない」と信じたかったのかもしれません。

筆者プロフィール: pinky

現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。